ドラマで学ぶ英会話|『BONES -骨は語る-』S1E2に学ぶ「look over one’s shoulder」の意味と使い方

look over one's shoulder

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

本日は、職場やプライベートで「誰かに監視されているようで落ち着かない」という状況をスマートに表現するフレーズをご紹介します。

『BONES -骨は語る-』シーズン1・第2話「車の中の遺体(The Man in the S.U.V.)」から、look over one’s shoulder です 

テロの疑いがある爆発事件の捜査中、国土安全保障省のギブソン捜査官が監視役としてラボに送り込まれます 。自分の聖域であるラボを「監視」されることに納得がいかないブレナン。

相棒のブースに対し、プロフェッショナルとしての不満をぶつけるシーンに注目してみましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

BRENNAN: This is my lab. I’m a scientist. A doctor. (ここは私のラボよ。私は科学者であり、博士なの。)
BOOTH: Yeah, so I’ve heard. (ああ、そうらしいな。)
BRENNAN: Look, would you be able to do your job if someone is looking over your shoulder all the time. (ねえ、もし誰かが四六時中あなたの肩越しに覗き込んで(監視して)いたら、自分の仕事ができる?)

BONES, Season 1 Episode 2 (The Man in the S.U.V.)

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自分たちの仕事の進め方を一挙手一投足チェックされる不快感を、ブレナンは look over one’s shoulder という言葉で表現しています 

「肩越しに覗き見る」という直訳から転じて、常に誰かの目を気にしてびくびくしたり、過度な干渉を受けたりする状況を指す、非常に視覚的なフレーズです。

フレーズの意味とニュアンス

look over one’s shoulder

意味:

  • 「肩越しに覗き見る」
  • 「(誰かの監視を)気にする」
  • 「(過剰に)監視・干渉する」

文字通り後ろを振り返って見る動作も指しますが、比喩的に「誰かに見張られているようで落ち着かない」「常に誰かの干渉を受けている」という心理的な状態を表す際によく使われます。

ニュアンス: look over one’s shoulder は、単なる「見る」ではなく、以下のようなニュアンスを含みます。

  1. 過干渉への不快感:上司や同僚が細かくチェックしすぎて、仕事がしづらい状況。
  2. 警戒心・不安:誰かに追われている、あるいは誰かに隙を狙われているような緊張感。
  3. マイクロマネジメント:相手の自律性を奪うような、過剰な管理体制。

『BONES』のこの場面では、ブレナンが「自分の専門性を尊重せず、横から口を出してくる存在」に対するプロとしての拒絶反応をこの言葉に込めています 

実際に使ってみよう!

I can’t focus on my coding with the boss looking over my shoulder. 
(ボスが肩越しに覗き込んで(監視して)くるから、コーディングに集中できないよ。)
仕事中、すぐ後ろに立って作業をチェックされるストレスを表現する定番の言い回しです。

You don’t have to look over your shoulder; no one is trying to take your job. 
びくびくし(周りを気にし)なくていいよ。誰も君の座を奪おうなんてしてないから。)
ライバルを過剰に意識したり、誰かの目を恐れたりしている人をなだめる時に使います。

Small business owners are always looking over their shoulders at the competition. 
(個人事業主は、常に競合他社の動きを警戒して(気にして)いるものだ。)
ライバル企業の動向を常に伺い、一歩も引けない緊張感のあるビジネス状況を表します。

BONES流・覚え方のコツ

今回のシーンでは、監視役のギブソン捜査官が文字通りラボのメンバーの作業を近くで眺めています 

ブレナンにとっては、それは自分の能力を疑われているのと同じこと。

「自分の肩(自分自身の領域)のすぐ後ろに、他人の視線が張り付いている」というプライバシーや専門性が侵されている感覚をイメージして覚えてみてください。

「見守る(watch over)」という温かいニュアンスとは対極にある、「監視(look over)」のピリピリとした空気感と一緒に記憶に定着させましょう。

似た表現・関連表現

  • Micromanage 「マイクロマネジメントする」。細かいところまでいちいち口を出して管理することを指す、ビジネスでよく使われる単語です。
  • Keep an eye on 「〜に目を光らせる」。look over one’s shoulder よりも少しフラットに、注意深く見守る・監視するという意味で使われます。
  • Breathe down someone’s neck 「(首筋に息がかかるほど)つきまとって監視する」。look over one’s shoulder よりもさらに距離が近く、圧迫感や不快感が強い表現です。

深掘り知識:ブレナンの「Compromise(妥協)」への拒絶

ブレナンはこの会話の最後で、「妥協(compromise)の利点が理解できない」と述べています 

科学の世界では真実は一つであり、政治的な配慮や監視によってその精度を落としたり、プロセスを変えたりすることは彼女にとって「悪」なのです 

対するブースは、「これはテロ攻撃であり、個人よりも大きな問題なんだ」と、時には組織のルール(監視)を受け入れる柔軟性も必要だと説きます 

look over one’s shoulder という不満から始まったこの会話は、実は二人の「プロ意識のあり方」の違いを浮き彫りにする、非常に深いやり取りなんですね。

まとめ|「Look over one’s shoulder」で境界線を示す

  • look over one’s shoulder は「肩越しに覗き見る」「過剰に監視する」という意味
  • 誰かの目を気にして集中できない、あるいは干渉されている状況を指す
  • 警戒心や、マイクロマネジメントへの不満を伝える際に便利

『BONES』では、このフレーズがブレナンの妥協を許さないプロフェッショナリズムと、彼女をなだめつつも守ろうとするブースの関係性を描き出しています。

皆さんも、もし職場で「ちょっと干渉されすぎて困るな」と感じたとき、このフレーズを使って状況を客観的に伝えてみてはいかがでしょうか?

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