海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES -骨は語る-』シーズン1第20話では、FBI副長官カレンの娘が受けた移植骨に異常が見つかります。ブレナンたちは移植骨の提供元を追い、組織バンク、病院、葬儀業者をつなぐ流通経路を調べます。同じ提供者の骨が他の患者にも使われている可能性があり、家族を支える対応と医療制度への疑念が同時に進みます。
あらすじ(ネタバレなし)
追加検査から始まった調査は、提供元の組織バンクと供給網の確認へ広がります。死亡記録、施設の処置、金銭事情を照合し、複数の患者へ同じ提供者の骨が使われた可能性を探ります。科学的な検査を急ぐ必要がある一方、捜査の管轄と患者への説明も重要になります。
このエピソードで学べる英語フレーズ
1. out of there
「そこから出て」という意味です。目的を終えたら、その場所を離れることを表します。
Booth: We go in, do the show and tell relating to the case and then we’re out of there.
(中に入って、事件についての説明を済ませたら、すぐそこを出る。)
ブースが、案件の説明を終えたらすぐに現場を出る段取りを話します。out of there が離脱の地点を示します。
2. buy it
「話を信じる」という意味です。相手の説明や主張を本当だと受け入れることを表します。
Brennan: Well, I don’t buy it.
(そんな話、信じられないわ。)
ブレナンが、説明を信じていないと短く伝えます。買い物ではなく、話を受け入れるという口語表現です。→ 詳しく読む
3. take A up on ~
「Aの申し出を受け入れる」という意味です。相手が提示した提案や機会を実際に利用します。
Booth: Did you take him up on it?
(彼の申し出を受けたのか?)
ブースが、相手の申し出を受けたのか尋ねます。take someone up on something の形で、提案を受け入れる対象を示します。→ 詳しく読む
4. right away
「すぐに」という意味です。遅らせず、直ちに行動することを表します。
Booth: We’ll notify CDC right away.
(すぐにCDCへ通知する。)
ブースが、CDCへすぐに通知すると約束します。緊急対応の速さを伝える定番表現です。
5. go belly-up
「倒産する」という意味です。会社や事業が経営に失敗して閉鎖することを表します。
Booth: Building manager says BioTech went belly-up two years ago.
(ビル管理人によれば、バイオテック社は二年前に倒産したそうだ。)
ブースが、バイオテック社が倒産した経緯を説明します。腹を上にして動けない状態から、事業が立ち行かなくなる意味になっています。→ 詳しく読む
6. in cahoots
「共謀して」という意味です。二者が秘密裏に協力し、不正を行っている状態を表します。
Booth: OK, let’s just…let’s just say that Ogden and this, uh, fake tissue lab are in cahoots.
(いいか、仮にオグデンとこの偽の組織ラボが共謀しているとしよう。)
ブースが、オグデンと偽の組織ラボが共謀している可能性を示します。単なる協力ではなく、隠れた不正の関係を含みます。→ 詳しく読む
7. check out
「確認する」という意味です。取引先や情報の信頼性を調べます。
Ogden: We’re not required to check out suppliers each and every time we take an order.
(注文を受けるたびに供給業者を確認する義務はない。)
オグデンが、注文のたびに供給業者を確認する義務はないと説明します。each and every time が頻度を強調しています。
8. goes without saying
「言うまでもない」という意味です。明白で説明する必要がないことを表します。
Angela: Well, that totally goes without saying.
(それは言うまでもないことね。)
アンジェラが、当然のことだと同意します。that に直前の内容を置き、説明不要の明白さを示します。→ 詳しく読む
9. set up
「設置・準備する」という意味です。施設、仕組み、予定などを利用可能な状態に整えます。
Brennan: I’ve already contacted Washington General to set up a biopsy testing facility.
(生検検査施設を準備するため、もうワシントン総合病院に連絡したわ。)
ブレナンが、生検検査施設を準備するため病院へ連絡したと話します。物を置くだけでなく、体制を整える意味にも使えます。
10. come back with
「〜を持って戻る」という意味です。必要な物や許可を得て再び来ることを表します。
Booth: Well, we’ll just come back with a warrant, that’s all.
(なら、令状を持ってまた来るだけだ。)
ブースが、令状を持って戻ると伝えます。with の後ろに、戻るときに持参するものを置きます。
このエピソードの英語学習ポイント
buy it は説明への評価、in cahoots は不正な関係、go belly-up は組織の経営状態を表します。医療や捜査の会話では、主張を信じるか、関係者が共謀しているか、事業が存続しているかを別々に確認します。施設が倒産しているからといって過去の関係が消えるとは限らず、いつの時点の情報かを合わせて聞く必要があります。
対応の流れは right away、set up、come back with で整理できます。すぐ通知し、検査の体制を準備し、必要な令状を持って戻るという、行動の順序が表現に現れます。科学的な所見だけでなく、捜査を成立させる実務の英語も、この回の学習対象です。
take him up on it は相手の提案を利用すること、out of there は目的を終えてその場を離れることです。病院や捜査に関わる会話では、提示された話にどんな結果が伴うかまで考える必要があり、利用する動きと撤退する動きを区別するだけでは足りません。
学習ポイントを補足すると、Thanks. I appreciate it. は協力への感謝、I don’t know. It’s terrible, but that’s what we’re trying to figure out. は不明点を認めつつ目的を説明する形です。Mind if I come in? は入室の許可を簡潔に求めます。
in cahoots は隠れた共謀、goes without saying は明白な同意を表します。前者は関係を疑う表現、後者は話し手同士の認識がそろっている表現です。人物間の信頼があるのか、秘密の協力を疑っているのかを、語の温度で聞き分けられます。goes without saying の同意があっても、検査の手順や説明を省いてよいわけではありません。
check out は人や組織の信頼性を確かめる動作になり、単なる見学とは異なる責任を含みます。ブレナンが病変を見て追加検査を求め、ブースが供給業者や施設の関係を調べる姿と重なります。オグデンが We’re not required to check out suppliers each and every time we take an order. と述べる場面は、確認を省く側の言い分としても読めます。
この回は、科学的な疑念をFBIが扱える事件へ変える過程を描きます。ブレナンが供給経路を分析し、ブースが令状や通知を考え、ホッジンスが技術的な成果を比喩で評価します。三人の発話を聞くと、医学、捜査、ラボの専門性が一つの目的へ集まる構造が分かります。移植骨という一つの物証が、患者の治療記録、企業の経営状況、ラボの検査結果という別々の情報を結びつける軸になっている点も、この回の構成全体を追うときの手がかりになります。
キャラクター別|英語の特徴
提供元の確認が遅れれば、患者側の不安も大きくなります。そのため、right away は単なる急ぎではなく、必要な機関へ連絡し、次の検査を準備する責任と結びつきます。
移植骨の調査では、患者を支える医療行為と、提供元を確認する捜査が切り離せません。組織バンクの記録、病院の検査、葬儀業者の処置をつなぐことで、一本の骨がどの経路を通ったのかを追います。check out は取引先を調べる動作、set up は検査や施設を準備する動作として、制度への信頼を検証する手順を表します。
病院で治療を受けるエイミーの移植骨に異常が見つかり、捜査は患者の状態から、組織バンク、病院、葬儀業者へ広がります。同じ提供者の骨が他の患者にも使われている可能性があるため、ブレナンたちは身元、流通経路、医学的結果を順序立てて確認します。家族を支えるFBIの役割と、医療制度への信頼を検証する仕事が同時に進む回です。
not buy it は説明を信じない態度、in cahoots は複数の関係者が秘密裏に協力している疑いを示します。go belly-up は組織の経営停止を表し、供給網の空白を探る手掛かりになります。right away と set up を合わせると、危険を知らせる即時対応と、検査や施設を準備する手順を区別して説明できます。
ブレナン|供給経路を順序立ててつなぐ
ブレナンは Identify the donor and we might be able to find out how BioTech got his bones. と述べ、身元確認から供給経路の解明へ進む手順を示します。might be able to によって、可能性を保ちながら調査の方向を示しています。
set up a biopsy testing facility のように、医学的な検査を体制へ落とし込む発話もあります。問題を発見するだけでなく、次の検証を準備する話し方です。
Well, I don’t buy it. という短い一言も同じ姿勢の表れです。相手の説明をそのまま受け取らず、根拠を確かめてから判断を下します。骨や検査結果という物証をまず先に置き、そこから合う説明だけを残していく考え方です。
ブース|科学的問題を実務の案件へ変える
ブースは What we do now is we find out a way to make this a legitimate FBI case. と述べ、科学的な疑念をFBIが扱える案件へ変える方法を考えます。What we do now is … で、次の行動に焦点を絞っています。
right away や come back with a warrant のように、捜査の速度と手続きを短い句で示します。危機が広がる中でも、権限を得るための現実的な手段を選びます。
let’s just say that Ogden and this, uh, fake tissue lab are in cahoots のように、確証のない段階でも仮説をいったん口に出して検討を進める話し方も見せます。断定を避けながら、捜査の方向を仲間と共有する言い回しです。
ホッジンス|技術成果を大きな比喩で称える
ホッジンスは You made a whole guy out of bone chips and lights. You can create the Louvre. と述べ、仲間の技術を美術館にたとえて称賛します。out of が、材料から成果を作ったことを示します。
科学的な会話に文化的な比喩を加えることで、ラボの緊張を和らげます。専門性を誇るだけでなく、仲間の成果を印象的なイメージに変える話し方です。
関連コラム記事
[dde_episode_columns id=”BONES_US_S01E20″]


コメント