ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S11E4に学ぶ「this is it」の意味と使い方

this is it

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

たった3語なのに、場面によって全く違う顔を見せる表現があります。
今回ご紹介する「this is it」は「これで終わりだ」「いよいよだ!」「まさにこれだ!」と、声のトーン一つで意味が変わる万能フレーズです。
『BONES』シーズン11エピソード4の、ちょっと心温まるラスト近くのシーンから学んでいきましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

事件が解決し、ブレナンが今回サポートで入ってくれた大ベテランのメイヤー博士に挨拶するシーンです。
ブレナンの少し改まった言葉に対し、メイヤー博士がユーモアたっぷりに返します。

Brennan: It has been an honor to work with you, Dr. Mayer.
(メイヤー博士、あなたと一緒に働けたことは光栄でした。)

Dr. Mayer: Thank you. But don’t make it sound like this is it. I’m not going anywhere.
(ありがとう。でも、これで最後みたいな言い方はやめて。私はどこにも行かないわよ。)

Brennan: Dr. Mayer has been working for two more years than Cam, Hodgins, Angela and myself combined.
(メイヤー博士は、カムとホッジンズとアンジェラと私の合計より2年長く働いているんですよ。)

Booth: Wow. She is some lady.
(うわあ。彼女はたいした人だね。)

Bones Season11 Episode4(The Carpals in the Coy-Wolves)

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シーン解説と心理考察

ブレナンはプロジェクトの一区切りとして、少し畏まったトーンで挨拶をしています。
しかしメイヤー博士は、カム・ホッジンズ・アンジェラ・ブレナン全員の経験年数を合計してもまだ上回るという、圧倒的なキャリアを持つ現役の人物。
「引退みたいな言い方しないで、私はまだまだここにいるわよ」と、温かくユーモラスに笑い飛ばしています。
ブレナンのような合理主義者が思わず「光栄でした」という言葉を口にするくらい、メイヤー博士との出会いが特別なものだったことも伝わってくる、エピソードの締めにふさわしいシーンです。

「this is it」の意味とニュアンス

this is it
意味:これで終わりだ、いよいよだ、まさにこれだ

シンプルな3語ですが、声のトーンと文脈によって全く違う意味に変化する万能フレーズです。
今回のシーンでは「これで最後(お別れ・終了)だ」という意味で使われています。
他にも、待ち望んでいた瞬間が訪れた時の「いよいよだ!」や、探し求めていたものを見つけた時の「まさにこれだ!」という感情を表す場面でもよく使われます。

【ここがポイント!】

このフレーズのイメージは、「これまで続いてきた長いプロセスや探求が、ついに『ここ(This)』に到達して完結する」という感覚です。
長い道のりの終着点に立った時の「終わってしまった」という寂しさ、あるいは「ついにたどり着いた!」という興奮のピーク、その両方を表せる点が面白いですね。
「これで終わり(↘)」と「まさにこれだ(↗)」は同じ文字でも全く違う言葉なので、声のトーンを意識して使い分けることが大切です。

実際に使ってみよう!

Well, I guess this is it. It’s been an absolute pleasure working with all of you.
(さて、これでお別れですね。皆さんと一緒に働けて本当に最高でした。)
退職や異動、長期プロジェクトの解散など、同僚との別れの場面で使われる定番の表現です。少ししんみりとした、感謝を込めたニュアンスが自然に出ます。

We launch the new product tomorrow. This is it, team!
(明日、新製品をローンチします。チームの皆、いよいよ正念場ですよ!)
大きなプロジェクトの直前など、期待と緊張が最高潮に達した「いよいよだ」という空気感を演出する使い方です。

I’ve interviewed dozens of candidates, and when I met her, I knew — this is it.
(何十人もの候補者を面接しましたが、彼女に会った瞬間に確信しました。まさにこの人だ、と。)
理想の人材や完璧な物件など、ずっと探し求めていた正解に巡り会えた時の「これだ!」という感覚を表現できます。

『BONES』流・覚え方のコツ

「this is it」を覚えるなら、自分自身の「終着点に立った瞬間」と結びつけるのがおすすめです。
卒業式の日、長いプロジェクトが完了した瞬間、大切なものを見つけた時。
そんな「ここで何かが完結した」という実感と、「this(今ここ)+ it(すべて)」という2語のぶつかりをリンクさせておくと、どの意味でもすっと口から出てくるようになります。

似た表現・関連表現

that’s it
(それだけだ、そこまでだ)
「this is it」が「今ここ」の状況に焦点を当てているのに対し、「that」を使うことで少し距離を置いた「もう終わり(これ以上はない)」というニュアンスになります。怒っている時の「いい加減にして!」という意味でも使われます。

here we go
(さあ行くぞ、いよいよだ)
「this is it(いよいよだ)」と同じように興奮を伝えるフレーズですが、「これから行動を開始する」という、より前向きでアクティブな場面で好まれます。

now or never
(今しかない、やるなら今だ)
「this is it」の持つ「ここが最大の山場だ」というニュアンスを、「この機会を逃したら後はない」という緊迫感のある表現に昇華させたフレーズです。

豆知識:声のトーンで意味が変わる

「This is it.」は、全く同じ文章でも、イントネーションを変えるだけで意味が180度変わる面白さが詰まっています。

別れを惜しむ「これで終わりだね」という時は、語尾を少し下げて、静かにゆっくりと「This is it…(↘)」と発音します。
一方で、ずっと探していたものを見つけて「これだ!」と興奮している時は、「This is IT!(↗)」と、最後の「it」に強くアクセントを置き、声のトーンもパッと明るく跳ね上がります。

文字では同じ「This is it」でも、ネイティブの頭の中では全く違う音として処理されています。
ドラマを観る時は、キャラクターがどんな感情を乗せて、どこにアクセントを置いているかに注目してみましょう。
言葉を「音」として捉えることで、話す力が一段と伸びていきます。

まとめ|短い言葉に感情を込めて

今回は『BONES』のセリフから「this is it」の意味と使い方をご紹介しました。
別れの場面では語尾を落として静かに、興奮の場面では「IT!」に力を込めて明るく。
使い分けるポイントを体で覚えておけば、「これで終わり」にも「いよいよだ!」にも「まさにこれ!」にも、自在に使えるフレーズになります。
3語だからこそ感情が乗りやすい、この表現をぜひ日常のあちこちで試してみてください。

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