海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は、現代のアメリカ家族のリアルな日常をコミカルに描いた『モダン・ファミリー』シーズン1・第1話から、相手の言動に対して「それはちょっとやりすぎじゃない?」とツッコミを入れたい時に便利な「That’s a bit much」をご紹介します。
家族や友人同士の遠慮のないやり取りで、あきれたり驚いたりした時にさらっと使えるこの表現。ドラマのシーンと一緒に、絶妙なニュアンスを掴んでいきましょう!
実際にそのシーンを見てみよう!
Claire: That’s a bit much, don’t you think? (それはちょっとやりすぎじゃないかしら?)
Modern Family Season1 Episode1 (Pilot)
家の中で大騒ぎしたり、極端な行動に走ったりする子どもたち(あるいは夫のフィル)に対して、ママのクレアが呆れ顔で放つ一言です。深刻に怒っているわけではないけれど、「いくらなんでも、それはちょっと度を超えているわよ」とたしなめる、クレアらしい現実的な視点を感じる場面です。
フレーズの意味とニュアンス
That’s a bit much
意味:
「それはちょっとやりすぎ」
「いくらなんでも度が過ぎている」
「少し重い・多すぎる」
直訳すると「それは少し多すぎる」ですが、
実際の会話では 量・態度・行動・感情表現 などが行き過ぎていると感じたときに使われます。
ポイントは a bit。
「Too much(やりすぎだ!)」よりもトーンが柔らかく、
皮肉やユーモアを含んだ“大人のツッコミ”として使えるのが特徴です。
なぜクレアはこのフレーズを選んだのか?
『モダン・ファミリー』に登場するダンフィー家では、パパのフィルが「クールで面白いパパ」を目指して空回りしがち。一方のクレアは、そんな家族をまとめるしっかり者です。
彼女がこのフレーズを使うとき、そこには「私はあなたのことが大好きだけど、今のその行動(または状況)は、客観的に見てちょっとバランスを欠いているわよ」という、冷静なツッコミのニュアンスが込められています。
ストレートに批判するのではなく、「ちょっと多い(=トゥーマッチ)」と表現することで、日常の些細な「あきれ」をうまく表現しているんですね。
実際に使ってみよう!
日常生活での「ちょっとそれは……」というシチュエーションで使ってみましょう。
I think three cakes for one person is a bit much.
(一人でケーキ3個は、ちょっとやりすぎ(食べ過ぎ)じゃないかな。)
$100 for a t-shirt? That’s a bit much, isn’t it?
(Tシャツ1枚に100ドル?それはいくらなんでも高すぎだと思わない?)
I know you’re excited, but calling him ten times a day is a bit much.
(楽しみなのはわかるけど、1日に10回も彼に電話するのはちょっと重すぎるよ。)
モダン・ファミリー流・覚え方のコツ
『モダン・ファミリー』のクレアのように、片方の眉を少し上げて、首を傾げながら「んー、それはどうかな?」という表情で言ってみるのがコツです!
「a bit much」という言葉自体が、少し落ち着いた大人のツッコミという感じ。何かに対して「Too much!」と叫びたくなった時、あえて一呼吸置いて 「That’s a bit much.」 と言うことで、余裕のある知的なニュアンス(と、少しの皮肉)を出すことができますよ。
似た表現・言い換えとの違い
「やりすぎ」を表す他の表現との使い分けをチェックしておきましょう。
- That’s a bit much:度が過ぎている、不適切、または「重い」。少し引いている感じ。
- Too much:単に「多すぎる」「過剰だ」。状況によっては非常に強く聞こえる。
- Over the top:大げさすぎる、やりすぎ。特に演技や装飾、演出などが派手な時に使う。
相手の「言動」に対して、少し上品に(あるいは嫌味っぽく)あきれて見せたい時は、a bit much が一番しっくりきます。
まとめ|「That’s a bit much」で上手にツッコミを
今回は『モダン・ファミリー』から、日常のあふれる「やりすぎ」を指摘するフレーズ「That’s a bit much」をご紹介しました。
家族や友人と過ごしていると、つい「それはちょっと……」と言いたくなる瞬間ってありますよね。そんな時は、クレアのようにこのフレーズをさらっと使って、ユーモアを交えながら自分の感覚を伝えてみてください。


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