ドラマで学ぶ英会話|『メンタリスト』S1E1に学ぶ「right now」の意味と使い方

right now

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

「今すぐ」「今この瞬間」——シンプルな言葉なのに、場面によって全く違う重さを持つフレーズが、「right now」です。
『ザ・メンタリスト』シーズン1第1話には、このフレーズが印象的な形で登場するシーンがあります。
あなたも日常の中で「今は…」「今すぐ…」と言いたい場面、きっとありますよね?

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

エピソード終盤、ジェーンに正体を見抜かれたワグナー医師が、自ら犯行の動機を語り始める場面です。
自分が横領で逮捕されればアフリカの支援活動が止まり、子供たちが死ぬ——だからタネンを殺したのは合理的な決断だった、とワグナーは主張します。
その説明の冒頭に置かれた「Right now」が、彼の歪んだ正義感にリアルな重みを与えています。

Jane:Really?
(ジェーン:本当に?)

Wagner:Right now, in Africa, there’s 3000 beautiful children alive today who should be dead, but they aren’t, because of me.
(ワグナー:今この瞬間も、アフリカでは、本来なら死んでいるはずの3000人の子供たちが、私のおかげで生きているんだ。)

Wagner:Tannen was going to ruin me and destroy all that work. Over nothing. Money. Theft, he called it. Embezzlement. The self-righteous idiot. It’s simple math. If I go to jail, thousands of kids will die, so I made a rational moral decision to kill Tannen for the greater good.
(タネンは私を破滅させ、その活動をすべて台無しにしようとしていた。くだらない理由でね。金だ。窃盗だと彼は言った。横領だと。独善的な馬鹿め。簡単な計算だよ。私が刑務所に入れば、何千人もの子供たちが死ぬ。だから私は、より大きな善のためにタネンを殺すという、合理的で道徳的な決断を下したんだ。)

The Mentalist Season1 Episode1(Pilot)

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シーン解説と心理考察

ワグナーはこの告白の冒頭で「Right now」を使うことで、「過去の話でも将来の話でもない、まさに今この瞬間も」という強調をしています。
「今この瞬間も子供たちが生きている」という現実を最初に置くことで、続く殺人の正当化に説得力を持たせようとしているわけです。
しかしジェーンはすぐに「And Alison? What did she do wrong?」と切り返し、その論理を崩していく。
こうした強く印象に残る場面で耳にした表現は、フレーズごと記憶に刻まれやすいものです。

「right now」の意味とニュアンス

right now
意味:今すぐ/今この瞬間/今のところ

「now(今)」を「right(まさに、ちょうど)」で強調した表現で、日常会話で非常によく使われます。
使い方は大きく2つに分かれます。

①「今すぐ」——緊急性・即時性を伝える
「今すぐ来て」「今すぐやって」のように、相手に即座の行動を求めたり、自分がすぐ動くことを伝えたりする使い方です。

②「今のところ・現在は」——状況を説明する
「今は少し忙しい」「今はわからない」のように、現在の状況をそのまま伝える使い方です。
同じ「right now」でも、文脈やトーンによって全く違う場面で使えるのがこのフレーズの便利なところです。

【ここがポイント!】

「right now」の「right」には「正しい・右」以外に、「まさに・ちょうど」という強調の意味があります。
「right here(まさにここに)」「right there(ちょうどそこに)」「right away(すぐに)」のように、場所や時間を表す言葉の前に置くことで「ピンポイントのその一点」を強調するのが「right」の働きです。
「now」だけでも「今」という意味は伝わりますが、「right now」にすることで「他でもない、今この瞬間」という切迫感や限定感が加わります。
ワグナーが冒頭に置いた「Right now」も、まさにこの強調の働きを使っています。

実際に使ってみよう!

I’m a little busy right now, can I call you back later?
(今ちょっと手が離せないので、後でかけ直してもいいですか?)
電話やメッセージへの返答として、そのまま使える自然な一文です。「今のところ」の用法です。

Right now, our main priority is customer satisfaction.
(現在のところ、私たちの最優先事項は顧客満足度です。)
状況説明や方針を伝えるビジネスシーンで使いやすい形です。こちらも「今のところ」の用法です。

I’ll be there right now.
(今すぐ行きます。)
「今すぐ」の用法の典型で、待ち合わせや呼ばれたときにすぐ使える一言です。

『ザ・メンタリスト』流・覚え方のコツ

時計の針が「現在」を指しているところに、赤いマーカーで「ピシッ」と線を引いて強調するイメージを思い浮かべてみてください。
過去でも未来でもなく、「今というこの一点」に強く焦点が合っている感覚がこのフレーズの核心です。
ワグナーが「Right now, in Africa…」と語り始めたあの場面を思い出すと、「まさに今この瞬間も」という強調のニュアンスがそのまま記憶に結びついてきます。

似た表現・関連表現

at the moment
(今のところ、現在は)
「right now」よりも少し落ち着いたトーンで、状況を説明するときに使います。「I’m working on it at the moment.」のように、進行中であることを穏やかに伝えたい場面に向いています。

currently
(現在、目下)
ビジネス文書やニュースなどでよく見かける、やや客観的な表現です。話し言葉でも使いますが、「right now」より改まった響きがあります。

right away / immediately
(すぐに、直ちに)
「今すぐ行動する」という緊急性を伝える点では「right now」の①の用法と近いですが、「その場ですぐに動く」という動作の即時性にフォーカスした表現です。「I’ll do it right away.」のように使います。

深掘り知識:「right」が持つ「まさに・ちょうど」という強調の力

「right」という単語は「正しい」「右」という意味でよく知られていますが、場所や時間を表す言葉の前に置くと「まさに・ちょうど・ぴったり」という強調の意味になります。

「right here(まさにここ)」「right there(ちょうどあそこ)」「right now(まさに今)」「right away(すぐさま)」「right after(直後に)」——

どれも「余計なズレがない、ピンポイントのそこ・その瞬間」という感覚を出しています。
このコアイメージを押さえておくと、「right」が強調として使われている場面に出会ったときに、意味がスッと入ってくるようになります。
「right now」もその一例で、「now」という一点をさらに鋭く絞り込むための「right」なのです。

まとめ|シンプルなのに、使う場面で表情が変わる

「right now」は「今すぐ」と「今のところ」という2つの顔を持つフレーズです。
緊急の一言にも、やんわりした断りにも、同じ表現がそのまま使えるのがこの言葉の便利なところです。
ワグナーが殺人の正当化に使ったあの「Right now, in Africa…」——重い場面だったからこそ、このフレーズが持つ「今この瞬間を強調する力」が鮮明に伝わってきます。
日常のふとした場面で「right now」を意識して口に出してみると、英語のリズムに自然と慣れていきます。

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