ドラマで学ぶ英会話|『メンタリスト』S1E1に学ぶ「keep A out of B」の意味と使い方

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

「あの件には関わらないで」「私を巻き込まないで」——そんな場面で使える便利な表現が、「keep A out of B」です。
『ザ・メンタリスト』シーズン1第1話に登場するこのフレーズ、日常のあらゆる場面で自然と口をついて出てくるようになると、英会話の幅がぐっと広がります。
あなたも「関わらせない」「締め出す」という場面、日々の中で意外と多くありませんか?

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

自身の行動が原因で人を死なせてしまい、停職処分中のジェーン。
そこにレッド・ジョン関連の事件が入り、チョウから連絡を受けたジェーンが捜査現場に乗り込んできます。
リズボンは規則どおり彼を追い返そうとしますが、ジェーンはまったく動じません。
チョウが連絡したことをあっさり認め、ジェーンはリズボンに向かってこう言い放ちます。

Lisbon:Which one of you jackasses told him? It was you, wasn’t it Cho.
(どのバカが教えたの?チョウ、あなたでしょ。)

Cho:Yes, it was.(はい、そうです。)

Jane:Of course he called me. It’s Red John. You can’t keep me out of this.
Why would you want to?
(当然彼から電話があったよ。レッド・ジョンの事件だ。僕をこの件から外すことはできない。なぜそうしたいんだ?)

Lisbon:You got a man killed. There’s consequences.
(あなたは人を死なせたのよ。責任を取るべきでしょ。)

The Mentalist Season1 Episode1(Pilot)

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シーン解説と心理考察

停職中の身でありながら、レッド・ジョンの事件と聞けば居ても立っても居られない——そんなジェーンの執念がこのシーンに凝縮されています。
「keep me out of this」は「僕をこの件の外に置いておくことはできない」という構造で、「this(この件)」がBにあたります。
言い換えれば「この箱の中に自分は絶対入る」という強い宣言です。
リズボンも内心ではジェーンの力を認めているからこそ、強く拒絶できない。
このフレーズひとつに、ふたりの複雑な関係性がちゃんと滲み出ています。

「keep A out of B」の意味とニュアンス

keep A out of B
意味:AをBから遠ざける、AをBに関わらせない

「keep(〜の状態を保つ)」と「out of(〜の外に)」を組み合わせたフレーズです。
BはキッチンやオフィスのようなリアルなものでもOKですし、「問題」「口論」「プロジェクト」のような目に見えないものでも使えます。
「Bという空間の外にAを留めておく」というイメージで、物理的な立ち入り禁止から、人間関係の線引きまで幅広く使えます。

【ここがポイント!】

このフレーズのポイントは、「Bを一種の”箱”として捉える」感覚です。
その箱の中に入れるか入れないかを、主語が決めている——そんな構造になっています。
「keep __ out of B」のBには、this argument(この口論)、the meeting(その会議)、trouble(トラブル)など、好きな言葉を当てはめるだけで使えます。
たとえば「Keep him out of the meeting.(彼をその会議に入れないで)」のように、入れ替えるだけでさまざまな場面にそのまま使えるのがこのフレーズの便利なところです。

実際に使ってみよう!

Keep me out of your argument.
(あなたたちの口論に私を巻き込まないで。)
友人同士のもめごとに引き込まれそうになったときに、さらりと使える一言です。

I try to keep my personal life out of the office.
(私生活を職場に持ち込まないようにしている。)
オンとオフをきっちり分けたいビジネスシーンでの自然な言い回しです。

We need to keep the children out of the kitchen while cooking.
(料理中は子供たちをキッチンに入れないようにしないと。)
物理的な空間への立ち入りを制限する、日常の安全管理にもよく登場します。

『ザ・メンタリスト』流・覚え方のコツ

このシーンのジェーンの顔を思い浮かべてみてください。
停職処分中なのに、まったく悪びれた様子もなく「You can’t keep me out of this」と言い切るあの表情。
「箱の外に押し出されているのに、ドアを蹴破って入ってくる人物」というビジュアルとセットで記憶に刻むと、フレーズが体に染み込んできます。
Bの部分に「this(この件)」「the project」「trouble」など、いろんな言葉を入れ替えて練習してみると、使い慣れるのが早くなります。

似た表現・関連表現

stay out of ~
(〜に関わらない、〜から離れている)
「keep A out of B」が他者を外に留めるのに対し、こちらは「自分自身が近づかない・避ける」ときに使います。「Stay out of my business.(私のことに首を突っ込まないで)」のように、自分の意志で距離を置く感覚です。

leave A out of B
(AをBから省く、除外する)
リストや計画、会話の中から「漏らす・省く」ニュアンスが強いフレーズです。意図的に除外する場合にも、うっかり抜かしてしまった場合にも使えます。

exclude A from B
(AをBから除外する)
フォーマルな文脈でよく登場します。会議や文書の中で「〜を対象外とする」と明示したいときに自然に使われます。「keep out」よりも意図がはっきりしている印象を与えます。

深掘り知識:「out of」が作る”外の世界”というイメージ

英語の前置詞「out of」は、もともと「内側から外側へ」という空間の動きを表します。
「out of the box(箱の外)」「out of trouble(トラブルの外)」のように、Bに入る言葉はどんどん抽象的にもなれる、非常に自由度の高い前置詞です。
「keep」と組み合わせることで、「外に出ていく動き」ではなく「外に留まり続ける状態を維持する」という意味合いになります。
この「状態を保つ」というkeepのニュアンスがあるからこそ、単なる「追い出す」ではなく「入れない・関わらせない」という継続的な意図が伝わります。
日常会話でも比喩的な使い方でも、このイメージを持っておくと応用がきくようになります。

まとめ|角を立てずに”線引き”できる一言

「keep A out of B」を使えるようになると、言いにくい場面での断りや線引きが、自然な英語でスパッと伝えられるようになります。
「巻き込まないで」「関わらせないで」という気持ちは日常の中でも案外よく出てくるもので、このフレーズはそのまま使えるシーンが豊富です。
ジェーンのように強い意志を込めて使うこともできますし、「子供をキッチンに入れないようにしよう」という気軽な一言にもなる——そのふり幅の広さがこのフレーズの魅力です。
Bに入れる言葉を変えるだけで守備範囲がどんどん広がっていくので、まずは身近な場面で一度声に出してみてください。

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※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)

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