ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S11E6に学ぶ「to be perfectly frank」の意味と使い方

to be perfectly frank

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン11第6話から、言いにくいことを相手に切り出す際にとても便利な「to be perfectly frank」の意味と使い方をご紹介します。あなたなら、相手に耳の痛いことを伝えるとき、どんな前置きを使いますか?

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

現職の上院議員がバラバラ遺体で発見されるという前代未聞の事件が発生した直後のシーンです。政治的にも極めてデリケートなこの状況で、遺族への通知に同行しようとするブレナンに対し、検察官のキャロラインが言葉を選びながら説得を試みます。

Caroline:Dr. Brennan, do you have any idea how delicate this case is? And, to be perfectly frank, you lack a certain je ne sais quoi.
(ブレナン、この事件がどれだけデリケートか分かっているの?それに、率直に言うと、あなたにはある種の「言葉にできない気配り」が欠けているのよ。)

Brennan:Well, je ne sais quoi is, by definition, an ineffable quality. If you could provide a more clear criticism, I’m sure I could make the appropriate change.
(「言葉にできない魅力」というのは、定義上、表現不可能な特質よ。もっと明確な批判をしてくれれば、適切に改善できると思うけれど。)

Booth:Come on, Bones, you know what she’s talking about. Well, not always… You have a tendency to say the exact wrong thing at the worst possible moment.
(おいボーンズ、彼女の言いたいことは分かるだろ。まあ…いつもとは限らないけど。お前は最悪のタイミングで完全に間違ったことを言う傾向があるんだ。)

Bones Season11 Episode6(The Senator in the Street Sweeper)

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シーン解説と心理考察

メディアの目も光る中、遺族に死を知らせるという最も神経を使う任務において、キャロラインは「事実のみを追求するブレナンが、悪気なく遺族を傷つけてしまうこと」を何としても避けたいと考えています。しかし、プライドの高いブレナンを頭ごなしに否定することはできないため、「to be perfectly frank」という前置きを使い、プロフェッショナルとして厳しい事実を突きつけています。

ブレナンが指摘の意図を汲み取れず、フランス語の表現に対して理屈で返すところも、彼女のキャラクターらしさがよく表れていますね。そして、フォローを入れつつも結局は本音をぶつけてしまうブースの不器用さもまた、このトリオの絶妙な空気感を生んでいます。

「to be perfectly frank」の意味とニュアンス

to be perfectly frank
意味:率直に言うと、ありのままに言うと、包み隠さず言えば

「frank(率直な、包み隠さない)」という形容詞に、「perfectly(完全に、申し分なく)」という副詞を加えて強調したイディオムです。「to be frank (with you)」だけでも同じ意味になりますが、「perfectly」を添えることで、「一切の遠慮や建前を抜きにして、完全に本音で語ります」という強い意志と真摯な態度を示すことができます。

語源をたどると、「frank」は古代ゲルマン人の一派であるフランク族(Franks)に由来します。彼らは奴隷制の時代において「自由な身分」であったため、そこから「束縛されない、隠し立てしない、率直な」という意味へと変化していきました。

【ここがポイント!】

この表現の核心は、「相手にとって少し耳の痛いことや、ネガティブな事実を切り出す前のクッション言葉」であるという点です。

いきなり厳しい指摘をすると角が立ってしまいますが、文頭にこのフレーズを置くことで、「あなたを不快にさせる意図はありませんが、状況を改善するためにあえて事実を伝えます」という大人の配慮を示すことができます。ビジネスミーティングでの反論や、友人への真剣なアドバイスなど、人間関係を円滑に保ちながらも意見をしっかり伝えたい場面で非常に役立ちます。

実際に使ってみよう!

To be perfectly frank, I don’t think this marketing strategy will work.
(率直に申し上げますと、このマーケティング戦略はうまくいかないと思います。)
会議などで他者の提案に対して反対意見を述べる際の前置きとして便利な使い方です。角を立てずに、客観的でプロフェッショナルな響きを持たせることができます。

I like him as a friend, but to be perfectly frank, he’s not very reliable.
(友人としては彼のことが好きですが、ありのままに言うと、彼はあまり頼りになりません。)
人に対するネガティブな評価を伝える際に、「本当は言いたくないけれど、事実だから言うね」というニュアンスを込めることができます。

To be perfectly frank with you, we just don’t have the budget for this project right now.
(あなたにざっくばらんにお話ししますと、現在このプロジェクトに割く予算が全くないのです。)
「with you」を付けることで、目の前の相手に対して「あなただからこそ特別に本音を明かす」という親密さや誠実さをアピールすることができます。

『BONES』流・覚え方のコツ

キャロラインがブレナンに対して、「あなたには空気を読む力が欠けている」というキツい一言を放つシーンを思い浮かべてください。「厳しい真実の剣」を振るう前に、「to be perfectly frank」という「クッション」を相手に差し出しているイメージです。

言いにくい本音をぶつける直前には、いつもこのキャロラインの表情とフレーズがセットになっていると連想することで、実践で使うタイミングがしっかりと身につきます。

似た表現・関連表現

to be honest
(正直に言うと)
「frank」が客観的な事実や意見を堂々と述べるニュアンスを持つのに対し、「honest」は「嘘をつかない」という個人の良心や感情にフォーカスした表現です。よりカジュアルで日常的に使われます。

frankly speaking
(率直に言えば)
意味は「to be perfectly frank」とほぼ同じですが、文頭に独立して置かれることが多く、より客観的でフラットな視点から意見を述べる際に好まれる表現です。

with all due respect
(お言葉を返すようですが、失礼ながら)
目上の人や顧客に対して真っ向から反対意見を述べる際に使われる、ビジネスにおいて非常に強力なクッション言葉です。

深掘り知識:キャロラインが使った「je ne sais quoi」の正体

今回のシーンでキャロラインがブレナンに欠けていると指摘した「je ne sais quoi(ジュ・ヌ・セ・コワ)」。これはフランス語で「私はそれが何か分からない(I don’t know what)」という意味の直訳ですが、英語圏では「言葉では言い表せない魅力」や「得体の知れない何か」を表す名詞として日常的に使われています。

面白いのは、通常この言葉は「あの人には言葉にできない魅力がある」とポジティブに使われることが多いのに対し、キャロラインは「あなたにはそれが欠けている(lack)」とネガティブにひねっている点です。空気を読む力や人間的な温かみといった「目に見えないもの」を理解できないブレナンに対し、あえて曖昧なフランス語の概念をぶつけるキャロラインの知的な嫌味。そして、それを「定義上、表現不可能な特質だ」と理屈で打ち返すブレナン。

ただの言い争いではなく、こうした巧みな言葉遊びが散りばめられているのが『BONES』の脚本の面白いところですね。

まとめ|クッション言葉をマスターして会話をスムーズに

今回は、言いにくい本音を伝える前にワンクッション置く表現「to be perfectly frank」をご紹介しました。相手を尊重しつつも自分の意見をしっかり主張するコミュニケーションは、英語圏の文化において非常に大切にされています。

いきなり相手を否定するのではなく、このフレーズを一つ添えるだけで、あなたの言葉はより誠実で説得力のあるものへと変わります。日々の英語学習や実際の会話で積極的に使って、表現の幅を広げていきましょう!

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