ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S11E5に学ぶ「close call」の意味と使い方

close call

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン11第5話から、危機一髪の体験を表す「close call」をご紹介します。取調室で静かに明かされる、切ない告白のシーンに注目してみましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

被害者・サラの友人で医学生の男性を尋問している取調室のシーンです。ブースたちが「もう起訴できる証拠はある」と追い詰めた直後、友人が観念したように真実を語り始めます。

Friend:Sarah and I became friends because we both had close calls with death.
(サラと僕が友人になったのは、二人とも死の淵をさまようような体験があったからなんだ。)

Friend:I was really sick as a kid, and Sarah had a sister that died young.
(僕は子どもの頃に重い病気で、サラは幼い妹を亡くしている。)

Friend:She was desperate to find out what happens after.
(彼女は死の後に何があるのか、どうしても知りたがっていたんだよ。)

Booth:As in, after life?
(つまり、死後の世界ということか?)

BONES Season11 Episode5(The Resurrection in the Remains)

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シーン解説と心理考察

友人は幼少期の重病で、サラは幼い妹の死を通して、それぞれが若くして「死」という抗えない壁に直面していました。
二人はその共通の体験から友情を育て、やがて「死後の世界を科学で確かめる」という危険な実験へと向かっていきます。

追い詰めた後に出てきた言葉だからこそ、台詞に重みがあります。
命を救う立場を目指しながら、死の先にあるものへの恐れと好奇心を抱えていた二人の姿が、論理的な捜査の中で人間の根源的な脆さを浮かび上がらせる、深いシーンです。

「close call」の意味とニュアンス

close call
意味:危機一髪、すんでのところ、あわやという事態、間一髪で助かること

直訳すると「きわどい判定」となります。
日常会話では、交通事故に遭いそうになった時や、大失敗をギリギリで免れた時など、「危うくひどい目に遭うところだった」という状況を振り返って語る際によく使われます。
ドラマのセリフのように “have a close call” で「危機一髪の体験をする」という使い方をします。

【ここがポイント!】

このフレーズの核は、「ネガティブな結果をすれすれで回避した安堵感と恐怖」です。

すでに起きてしまった悲劇には使いません。「ぶつかりそうになったけど当たらなかった」「落ちそうになったけど踏みとどまった」というように、最悪の事態が紙一重のところで避けられた状況にのみ使われます。

冷や汗をかいて胸をなでおろすような、あのヒヤッとする感情がこの言葉の裏に込められています。

実際に使ってみよう!

I almost dropped my phone in the toilet. That was a close call!
(スマホをトイレに落としそうになっちゃった。あぶないところだったよ!)
「危なかった!」「間一髪だった!」と、ギリギリで助かった時の感嘆詞として使えるカジュアルなパターンです。

I caught the glass right before it hit the floor. Close call!
(グラスが床に落ちる直前でキャッチしたわ。危機一髪!)
物理的な被害を間一髪で回避した出来事を説明する際に使われます。ヒヤリとした臨場感が伝わりますね。

I almost spilled coffee on my laptop. It was a really close call.
(パソコンにコーヒーをこぼしそうになりました。本当に危ないところでした。)
ビジネスシーンでも、大惨事になりかねなかったミスをギリギリで防いだ状況を表現できます。

『BONES』流・覚え方のコツ

野球の審判が、ホームベース上で交錯する選手を見て「セーフ!」と両手を広げている姿をイメージしてみてください。
アウトかセーフか、ギリギリのタイミングでの「際どい判定(close call)」に、選手や観客がホッと胸をなでおろす瞬間です。

「際どい判定によって、間一髪で最悪の事態を免れた」というビジュアルと安堵感を結びつけると、ニュアンスまでしっかり記憶に定着しますよ。

似た表現・関連表現

Narrow escape
(「かろうじての脱出」という意味で、close call とほぼ同じ「危機一髪」を表します。事故や災害など、より物理的で深刻な危険からギリギリで逃れた際によく使われます。)

Near miss
(「ニアミス、異常接近」という意味です。「当たらなかった(miss)」ものの「極めて近かった(near)」という状態を表し、航空機同士の接近や、あと一歩で失敗しそうだった出来事に使われます。)

By the skin of one’s teeth
(直訳すると「歯の皮一枚で」となり、「かろうじて、間一髪で」という意味のイディオムです。旧約聖書に由来する表現で、極めてわずかな差で困難を乗り切った時に使われます。)

深掘り知識:野球から生まれた「際どい判定」

「close call」はもともと19世紀後半のアメリカ野球の判定から生まれた表現だと言われています。
「close」には「近い」という意味のほかに「(勝敗や判定が)際どい、接戦の」という意味があり、「call」は審判の「判定、宣告」を指します。

野球でアウトかセーフか「際どい判定(close call)」があった時のように、危険と自分が紙一重で隣り合わせになった状態を「close call」と表現するようになりました。
スポーツの判定用語がそのまま日常語として定着した、面白い例です。

ちなみに似た表現の「near miss」はもともと航空業界の用語で、「衝突しそうになったが回避した」という状況を指します。
「close call」はより日常的な場面全般に使えますが、「near miss」は特に物理的な接触や衝突に近い状況で使われることが多いです。

まとめ|日常のピンチを英語で表現してみよう

今回は「close call」という、ヒヤリとした瞬間に役立つ表現をご紹介しました。

スマホを落としそうになった瞬間、コーヒーをこぼしかけた瞬間、電車のドアにギリギリ間に合った瞬間——そんな「あぶなかった!」という体験は誰にでもあります。
そんな時こそ、心の中で「That was a close call!」と呟いてみましょう。
日常のピンチが、自然に英語を引き出すきっかけになっていきます。

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