海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回取り上げるのは、オタク男子4人組の絶妙な掛け合いがクセになる『ビッグバン★セオリー』シーズン1・第2話から、相手の度胸を試す(あるいは、とんでもないことが起きるのを期待する)強気なフレーズ「I dare you」をご紹介します。
短くてシンプルなのに、挑発やジョーク、ちょっとしたケンカなど、感情のニュアンスが一気に伝わるこの表現。レナードたちがシェルドンの「面倒くさいこだわり」を面白がっているシーンと一緒に見ていきましょう!
実際にそのシーンを見てみよう!
Sheldon: Thailand has had the fork since the latter half of the nineteenth century… (タイは19世紀後半からフォークを導入しているんだ……)
Leonard: Ask him for a napkin, I dare you. (彼にナプキンのことを聞いてみなよ。やれるもんならね。)
The Big Bang Theory Season1 Episode2 (The Big Bran Hypothesis)
第2話、みんなでタイ料理を食べているシーンです。
ラージが箸を求めたのをきっかけに、シェルドンの「タイ料理の歴史とうんちく」のスイッチが入ってしまいます。
止まらないシェルドンの解説に、レナードは半分あきれつつ、ラージを挑発します。「ナプキンのことでも聞いてみなよ。さらに長いうんちくが始まって、もっと大変なことになるぞ」という、挑発的なレナードの顔が印象的な場面です。
フレーズの意味とニュアンス
I dare you は、日本語で言うと「できるもんならやってみろ」「やれるもんならやってみな」という意味になります。
dare には「あえて〜する」「思い切って〜する」というニュアンスがあり、相手に対して「怖くないならやってみろよ」「その度胸があるかな?」とけしかける際に使われます。
ポイントは、単に行動を促すだけでなく、相手を少し挑発したり、「どうなるか分かってるのに、あえてやらせようとする」という意地悪な遊び心が含まれる点です。
なぜレナードはこのフレーズを選んだのか?
レナードは、シェルドンに何か一つ質問をすると、それが巨大な知識の濁流となって返ってくることを熟知しています。ナプキンのことを聞けば、おそらくナプキンの歴史や繊維の構造について語り出すでしょう。
ラージに対して「I dare you」と言うことで、レナードは「シェルドンの長話をさらに引き出す勇気がお前にあるか?」と、冗談めかして度胸を試しているんです。親友同士だからこそできる、相手をハメようとする時の愉快な挑発ですね。
実際に使ってみよう!
深刻な挑発にもなれば、友人同士の「やれるもんならやってみてよ!」というふざけ合いにもなります。
A: I’m going to tell the boss his toupee is crooked. B: I dare you.
(A: ボスにカツラがズレてるって言ってやる。 B: おお、やれるもんならやってみなよ。)
Eat this spicy chili in one bite. I dare you!
(この激辛唐辛子を一口で食べてみて。ほら、やってみなよ!)
You think you can jump across that stream? I dare you.
(あの小川を飛び越えられるって?やれるもんならやってみて。)
ビッグバンセオリー流・覚え方のコツ
『ビッグバンセオリー』のレナードが、隣で熱弁を振るうシェルドンを横目に、ニヤニヤしながらラージの顔を覗き込んでいる姿をイメージしてください!
相手が何か無茶なことや、後の展開が恐ろしいことをしようとした時に、「さあ、やってごらん。どうなっても知らないよ(笑)」というワクワクした気持ちで口に出すのがコツです。この一言で、その場に「挑戦」と「ユーモア」の空気を一瞬で作ることができます。
似た表現・関連表現
相手をけしかける表現との使い分けをチェックしておきましょう。
- I dare you:相手の度胸や本気度を試す。「やれるもんならやってみろ」という挑発。
- Go for it:前向きに「やってみなよ!」「頑張れ!」と背中を押す応援。
- Try it:単に「試してみて」と勧める。
- Bet you can’t:よりカジュアルに「どうせできないでしょ」と賭けのようなニュアンスでからかう。
レナードのように、相手が困るのを分かった上で「やらせようとする」楽しさを込めるなら、I dare you が一番しっくりきます。
まとめ|「I dare you」で本気度を試してみよう
今回は『ビッグバン★セオリー』から、友人同士のいたずら心あふれるフレーズ「I dare you」をご紹介しました。
シェルドンの止まらないうんちくを逆手に取って、ラージをハメようとするレナード。現実の人間関係でも、誰かが語り出した時に「もっと別のことも聞いてみなよ(笑)」なんて発破をかけるシーン、ありますよね。
ドラマの中で、この「言葉の火花」がどんな風にコミカルに散っているのか、ぜひ注目して見てみてください!


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