海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は、天才オタクたちのシュールな会話がクセになる『ビッグバンセオリー』シーズン1・第5話から、ちょっと知的な響きのする表現「train of thought」をご紹介します。
直訳すると「思考の電車」?とはてなマークが浮かんでしまいそうですが、実はこれ、ネイティブが日常で「あ、何を話そうとしたか忘れちゃった!」なんて時にもよく使う、とっても便利なフレーズなんですよ。
実際にそのシーンを見てみよう!
Sheldon: You’re a lucky man, Leonard.(君は幸運な男だよ、レナード)
Leonard: How so?(どういう風に?)
Sheldon: You’re talking to one of the three men in the Western hemisphere capable of following that train of thought.
(君は西半球でその一連の思考についていけることが可能な3人のうちの1にんと話しているんだ。)
Leonard: Well, what do you think.(で、君はどう思う?)
Sheldon: I said I could follow it, I didn’t say I cared. (ついていけるとは言ったけど、気にしているとは言っていないよ)review
The Big Bang Theory season1episode5(The Hamburger Postulate)
ペニーが自分に気があるのかどうか、延々と悩み相談を続けるレナード。そんなレナードの複雑(?)な思考回路に対して、シェルドンが「君の思考のプロセスを理解できるのは僕くらいなものだよ」と豪語するシーンです。最終的には「理解はできるけど、興味はない」とバッサリ切り捨てるシェルドンらしさが全開ですね(笑)。
フレーズの意味とニュアンス
train of thought は、日本語で「一連の考え」「思考の脈絡(つながり)」という意味になります。
なぜ「電車(train)」なのかというと、電車の車両がいくつも連結して長く連なっている様子をイメージしてみてください。一つの考えが次の考えを引き出し、それが鎖のように繋がって一つの結論に向かっていく様子を、連結された電車に例えているんです。
シェルドンのように「思考のプロセス」という意味で使うこともありますが、最も多いのは “lose my train of thought”(思考の糸が切れる=何を話そうとしていたか忘れる) という形です。話している途中で横やりが入ったりして、何を言いたかったか分からなくなった時にぴったりな表現ですよ。
実際に使ってみよう!
日常で「あれ、何の話だっけ?」となった時に、ぜひ使ってみてくださいね。
I’m sorry, what was I saying? I lost my train of thought because of the loud noise. (ごめん、何話してたっけ?大きな音のせいで、何を考えてたか忘れちゃった。)
It’s hard to follow your train of thought when you jump from one topic to another. (あちこちトピックが飛ぶから、あなたの話の筋道を追うのは大変だよ。)
I had a great idea this morning, but I’ve completely lost the train of thought now. (今朝すごくいいアイデアがあったんだけど、今はもう思考の糸が切れちゃった(思い出せない)。)
ビッグバンセオリー流・覚え方のコツ
『ビッグバンセオリー』のシェルドンのように、このフレーズを覚えるときは「思考の車両がガタンゴトンと繋がって走っているイメージ」を持つのがコツ!
もし誰かに話を遮られて、言いたいことが飛んでしまったら「Oh, I lost my train of thought.(あ、思考の電車が行っちゃった=何を言おうとしたか忘れちゃった)」と冗談めかして言ってみましょう。ただ「I forgot」と言うよりも、少しネイティブっぽくてこなれた印象になりますよ。
まとめ|「train of thought」で思考のつながりを意識しよう
今回は『ビッグバンセオリー』から、知的な会話に欠かせない「train of thought」をご紹介しました。
自分の考えを一本の電車のように捉えるこの表現、とってもユニークですよね。話の腰を折られてしまった時や、複雑な説明をしたい時に、ぜひこの「思考の電車」というイメージを思い出して使ってみてください。


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