海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、BONES シーズン2 第21話「Stargazer in a Puddle」に登場する、ザックらしい理屈っぽい言い回しです。研究所での分析結果を巡るやりとりや、ホッジンスに結婚式の付き添い役を頼まれる場面で、ザックは独特の論理を英語に乗せて返します。
「間違っていない」と「正しい」がどう違うのか、その線引きから見ていきます。
「not wrong」と「right」は同じじゃない
ジェファソニアン研究所の実験室で、分析結果を巡ってアンジェラとザックの見解にわずかな食い違いが生じた場面です。アンジェラが自分の読みが当たっていたと言うと、ザックはこう切り返します。
Angela: Meaning Angela was right.
(つまり、アンジェラが正しかったってことね。)Zack: Meaning you are not wrong, which is not the same as being right.
(つまり、君は間違っていないということです。ですがそれは、正しいということとイコールではありません。)BONES Season2 Episode21 (Stargazer in a Puddle)
not the same as は「〜と同じではない」という意味の表現で、似ているようで違う二つのことを分けて考えたいときに使えます。ザックは「not wrong(間違っていない)」と「right(正しい)」という、一見同じに聞こえる状態を、この一言できっぱりと切り分けています。「否定していないこと」と「肯定していること」を混同しそうな場面で、そのまま応用できる考え方です。
「either or, sometimes both」と「rationally speaking」――揺れない理屈
検死室でホッジンスに付き添い役を頼まれた直後も、まだ骨の分析から目を離せずにいたザックは、こうつぶやきます。
Zack: Things aren’t always either or, sometimes they’re both.
(物事は必ずしも「どちらか」とは限りません。時には、その両方だったりします。)BONES Season2 Episode21 (Stargazer in a Puddle)
either A or B は「AかBか」という二択を表す基本の型ですが、ザックはそこに sometimes both(時には両方)を付け加え、二択で割り切れない現実があることを言葉にしています。
後日、改めてホッジンスから付き添い役の返事を迫られた場面でも、ザックは自分なりの理屈で答えます。
Zack: Rationally speaking I’m not good at social ritual, you should ask Booth.
(合理的に考えれば、僕は社会的な儀礼が得意ではありません。ブースに頼んだ方がいいと思います。)BONES Season2 Episode21 (Stargazer in a Puddle)
rationally speaking は「合理的に考えると」という意味の前置きで、これから述べる意見が感情ではなく論理に基づいていることを示す言い方です。感情的な話題を持ち出されたときほど、ザックはこの言葉で会話の土台を理屈に引き戻そうとします。
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| not the same as | 〜と同じではない(似ているようで違う、を分ける言い方) |
| either A or B, sometimes both | AかBかではなく、時には両方(二択で割り切らない考え方) |
| rationally speaking | 合理的に考えると(論を切り出す前置き) |
まとめ|理屈っぽさも、ひとつの言葉の選び方
not the same as、either or/both、rationally speaking。ザックが繰り返し使うこれらの表現には、感情よりも論理を優先する姿勢が一貫して表れています。話の筋道をはっきりさせたいときに使える、便利な言い回しばかりです。
次回も『BONES』のキャラクターたちと一緒に、言葉の選び方を追いかけていきましょう。
このエピソードで交わされる会話は、フレーズ記事やエピソードまとめでもあわせて紹介しています。
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