海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン1 第3話「The Fuzzy Boots Corollary」に登場する、レナードの不器用な誘い方です。研究室で同僚のレズリー・ウィンクルに持ちかける回りくどい誘い文句と、隣人のペニーに気軽な調子で夕食に誘う場面、対照的な二つのシーンから言い回しを見ていきます。
遠回しな誘い方から率直な誘い方まで、レナードの試行錯誤を追いながら、誘うときに使える英語表現の幅を広げていきます。
「propose an experiment」から始まる回りくどい誘い
研究室でゴーグルを着け、レーザー実験の準備をするレズリーに、レナードはこう切り出します。
Leonard: Lesley I would like to propose an experiment.
(レズリー、実験を一つ提案したいんだけど。)TBBT Season1 Episode3 (The Fuzzy Boots Corollary)
propose an experiment は「実験を提案する」という直訳どおりの表現ですが、レナードはこれを恋愛の誘い文句として使っています。デートという言葉を避け、学術的な言い回しに置き換えることで、誘いのハードルを下げようとする回りくどさが伝わってきます。レズリーはこの遠回しな誘いに、率直な確認で応じます。
Lesley: Wait, are you asking me out?
(ちょっと待って、これって誘ってるの?)TBBT Season1 Episode3 (The Fuzzy Boots Corollary)
are you asking me out? は「私を誘っているの?」と、遠回しな言い方の真意をそのまま聞き返す表現です。ask someone out で「デートに誘う」という意味になり、婉曲な誘いを率直に言い換えたいときに使える定番の言い方です。
「I was wondering if you had plans for dinner.」気軽な誘い方
一方、アパートの廊下でペニーに声をかける場面では、レナードの言い方はぐっとやわらかくなります。
Leonard: Good afternoon Penny, so hi, hey. Uh… I was wondering if you had plans for dinner.
(こんにちは、ペニー、いや、やあ。えっと…夕食の予定があるかなと思って。)Penny: Uh, do you mean dinner tonight?
(え、それって今夜のディナーってこと?)TBBT Season1 Episode3 (The Fuzzy Boots Corollary)
I was wondering if you had plans for dinner は、直接「デートしよう」と言わずに相手の予定を尋ねる、やわらかい誘い文句です。I was wondering if という形は、押しつけがましさを抑えて相手の都合を尋ねたいときに広く使える構文です。時間の確認にペニーが大丈夫だと答えると、レナードはさらにこう続けます。
Penny: It’s fine.
(大丈夫よ。)Leonard: Cos it’s not carved in stone.
(だって、まだ石に刻まれたわけじゃないんだから。)TBBT Season1 Episode3 (The Fuzzy Boots Corollary)
not carved in stone は「石に刻まれてはいない」、つまり「まだ変更できる」という意味の言い回しです。決めた予定でも相手の都合次第で調整できることを伝えたいときに使えます。
まとめ|遠回しでも率直でも、誘い方はひとつじゃない
propose an experiment、are you asking me out、I was wondering if you had plans for dinner、not carved in stone。相手との距離感によって、選ばれる誘い方の言葉は変わってきます。
次回も『ビッグバン★セオリー』のキャラクターたちと一緒に、英語表現を追いかけていきましょう。
このエピソードで交わされる会話は、フレーズ記事やエピソードまとめでもあわせて紹介しています。
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