海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン1 第4話に登場する、シェルドンの母メアリーが見せる、テキパキとした言い回しです。テキサスから息子のもとへ駆けつけたメアリーは、食卓でも朝の身支度でも、迷いのない言葉で場を動かしていきます。
てきぱきした指示や励ましが、英語ではどんな言葉で表されるのか、メアリーの発言から見ていきます。
「grab a plate」——食卓で使われる気さくな指示
夕食の場で、メアリーは料理を並べながら、みんなにこう声をかけます。
Mrs Cooper: Oh, not so wise, he was trying to fight a bobcat for some licorice. So, everybody grab a plate, and a pretty place mat that Shelly wove.
(あら、そんなに賢くはなかったわね、ボブキャットとリコリス菓子を取り合って喧嘩しようとしていたんだから。さあ、みんなお皿を取ってちょうだい、それからシェリーが織ったすてきなランチョンマットもね。)TBBT Season1 Episode4 (The Luminous Fish Effect)
grab a plate は「お皿を取って」という意味の、食事の場で使われるくだけた指示表現です。please take a plate のような丁寧な言い方と比べると、grab には「さっと手に取る」という気軽なニュアンスがあり、身内や親しい間柄での声かけによく合います。
父の言い伝えと「I’m done fishing」——待つのをやめる合図
翌朝、なかなか仕事に戻ろうとしないシェルドンに向かって、メアリーは亡き夫の言葉を持ち出します。
Mrs Cooper: You know how your daddy used to say that you can only fish for so long before you got to throw a stick of dynamite in the water?
(あなたのパパがよく言ってたでしょう、魚釣りをするのもほどほどにして、いずれはダイナマイトを水に放り込まなきゃいけない時が来るって。)Sheldon: Yeah.
(うん。)Mrs Cooper: Well, I’m done fishing. You put those on.
(さて、私はもう釣りをするのはやめたわ。これを着なさい。)TBBT Season1 Episode4 (The Luminous Fish Effect)
throw a stick of dynamite in the water(水にダイナマイトを放り込む)は、じっと待つのをやめて思い切った行動に出ることを表す言い回しです。それを受けたメアリーの I’m done fishing.(もう釣りはやめた)は、「待つのはもう終わり」という意思をごく短く言い切った一言で、直前の言い回しをそのまま受け止めた切り返しになっています。
「let’s get cracking」と「Sleep tight」——テキパキした声かけ
急かす理由を説明したあと、メアリーは支度を促す一言を続けます。
Mrs Cooper: Now let’s get cracking. Shower, shirt, shoes, and let’s shove off.
(さあ、テキパキ動くわよ。シャワー、シャツ、靴、それで出発しましょう。)TBBT Season1 Episode4 (The Luminous Fish Effect)
let’s get cracking は「早速取りかかろう」という意味の、行動を促す定番表現です。let’s shove off(さあ出発しよう)も合わせて使われていて、いずれも間延びさせずにテンポよく物事を進めたいときにぴったりの言い方です。物語の最後、就寝の場面でメアリーが息子にかける一言にも、同じ簡潔さが表れています。
Mrs Cooper: Sleep tight.
(ぐっすりおやすみ。)TBBT Season1 Episode4 (The Luminous Fish Effect)
Sleep tight. は「ぐっすりおやすみ」を表す、おやすみの挨拶の定番フレーズです。長々とした言葉を並べなくても、短い一言に気遣いを込められることが分かります。
まとめ|テキパキした物言いに宿る愛情
grab a plate、I’m done fishing、let’s get cracking、Sleep tight。母メアリーの言葉は総じて短く、迷いがありません。飾らない言い回しの中に、息子への気遣いがまっすぐ表れている様子が伝わってきます。
次回も『ビッグバン★セオリー』の会話から、英語表現の幅を広げていきましょう。
このエピソードで交わされる会話は、フレーズ記事やエピソードまとめでもあわせて紹介しています。
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