「You tell him you want to meet on neutral ground.」に見る、会う場所と主導権を言葉で決める言い方|『ホワイトカラー』S04E06で学ぶ英会話

『White Collar』コラム: 「You tell him you want to meet on neutral ground.」に見る、会う場所と主導権を言葉で決める言い方|『ホワイトカラー』S04E06で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ホワイトカラー』シーズン4 第6話の冒頭から、まだ素性の分からない相手とどう会うかを、ニールとピーターが相談する場面を取り上げます。「中立の場所で」と「相手の条件で」という二つの表現の違いが、そのまま会合の主導権の違いになっていて、短い往復の中に交渉の基本がそろっています。

人と会う約束を英語で組み立てるときに役立つ言い回しを、会話の順に見ていきます。

目次

「You think it’s Sam.」から始まる、会う相手をめぐる相談

本話の冒頭、ニールはピーターに一つの手がかりを示します。エレンの部屋で連邦保安官が見つけた、ほかの何ともつながっていないメールアカウントです。モジーの追跡プログラムにかけると、今も誰かがワシントンD.C.周辺のインターネットカフェから定期的に確認していると分かります。その説明を受けて、二人の会話は次のように進みます。

Peter: You think it’s Sam.
(サムだと思ってるんだな。)
Neal: Ellen told me to trust him, that he’s my best chance for answers. But if it is Sam… What do I say?
(エレンに言われたんだ。彼を信じろ、答えを得るための一番の望みだって。でも、もしサムだったら……何て言えばいい?)

White Collar Season4 Episode6 (Identity Crisis)

ピーターの You think it’s Sam. は、疑問文の語順を使わずに、相手の考えを平叙文のまま言い当てています。台本では文末がピリオドで、問いかけというより「そう考えているわけだな」と受け止めて確かめる響きになります。

ニールの返しには、人から言われた内容を伝える形が二つ並んでいます。tell 人 to 〜 は「人に〜するよう言う」で、指示や助言をそのまま伝える形です。続く that he’s my best chance for answers は、エレンが口にしたもう一つの中身を that 節で添えたもので、best chance for 〜 は「〜を得るための一番の見込み」を指します。

そのうえで But if it is Sam… と仮定を置き、What do I say? と相談を切り出します。現在形の What do I say? は「何て言えばいい?」と、これから取るべき行動を相手に尋ねるときの定番です。What do I do?(どうすればいい?)と同じ型で、日常会話でもよく使われます。

「on neutral ground」と「on your terms」で分かれる主導権

ニールの相談に、ピーターは会う場所についての助言を返します。ニールが別の言い回しを口にすると、ピーターはすぐにそれを退けます。

Peter: You tell him you want to meet on neutral ground.
(中立の場所で会いたいと伝えろ。)
Neal: “We’ll meet on your terms.”
(「そっちの条件で会おう」。)
Peter: No, you can’t let Sam control the meet.
(だめだ、会う段取りをサムに握らせるな。)

White Collar Season4 Episode6 (Identity Crisis)

You tell him 〜 は、命令文の頭に主語の You を置いたものです。「ほかでもない君が伝えるんだ」と、動く人をはっきり指し示す響きが加わります。on neutral ground は「どちらの側にも属さない場所で」という意味で、交渉や面会の場所を決める場面でよく使われます。

対するニールの案は、引用符つきの文面です。on your terms は「そちらの条件で」で、terms は取り決めの条件を指します。相手に合わせる姿勢を見せる一言ですが、ピーターは let 人 + 動詞の原形(人に〜させる)を使い、you can’t let Sam control the meet と退けます。ここでの meet は名詞で、「会合・顔合わせ」を指す口語的な使い方です。

会う場所を相手に指定する言い方は、本話の中盤にも短い形で出てきます。ニールとモジーが部屋の穴の謎を解いている最中、ニールの「Hey, Peter.」に続くピーターの言葉です。

Peter: Can you and Mozzie meet me at my house? I’ve got an update on the case.
(モジーと一緒に、俺の家で落ち合えるか? 事件について新しい情報がある。)

White Collar Season4 Episode6 (Identity Crisis)

meet me at 〜 は「〜で落ち合おう」と場所を指定する基本の形で、Can you 〜? を添えると依頼の響きになります。I’ve got an update は「新しい知らせがある」と、会う理由を短く添える決まった形です。

まとめ|会う場所を決める言葉と主導権

on neutral ground と on your terms の対比、let 人 + 動詞の原形で主導権を渡さない言い方、meet me at 〜 の場所指定を見てきました。場所の決め方一つで、どちらが段取りを握るかが変わることが分かります。

次回も『ホワイトカラー』の駆け引きとともに英語を学んでいきましょう。

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