「I want your absolute honest opinion」憧れの作家にファンだと伝え、自分も書いて感想を求める英語|『フレンズ』S01E11で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 「I want your absolute honest opinion」憧れの作家にファンだと伝え、自分も書いて感想を求める英語|『フレンズ』S01E11で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン1第11話では、チャンドラーの母で作家のノーラが仲間たちの前に現れます。ノーラの本を愛読してきたレイチェルは、本人に会ったあと、自分でも小説を書き始めます。

憧れの人に「ファンです」と伝える、試しにやってみる、仕上がりに正直な感想を頼む。挑戦の入り口から感想をもらう場面までの英語を、レイチェルの言葉で順に追っていきます。

目次

「I have to tell you」で、憧れの人にファンだと伝える

モニカとレイチェルの部屋では、テレビに出るノーラをみんなで見ようとしています。見なくていいと言うチャンドラーに、レイチェルはこう話します。

Rachel: Chandler, I’ve got to tell you. I love your mom’s books. I love the books. I cannot get on a plane without one.
(チャンドラー、言わせて。あなたのお母さんの本、大好きなの。本当に大好き。あれがないと飛行機に乗れないくらい。)
Rachel: I mean, this is so cool.
(ほんと、これってすごいことなのよ。)
Friends Season1 Episode11(The One with Mrs. Bing)

I’ve got to tell you は「言わせてほしい」「ぜひ伝えたい」と、本心や好意を切り出すときの前置きです。I cannot get on a plane without one. は「それなしでは飛行機に乗れない」と、好きな気持ちを誇張して伝える言い方で、旅のお供にするほど好きだという意味合いになります。好きな作家について I can’t go on a trip without one of her books.(彼女の本なしでは旅行に行けない)のように言い換えることもできます。

その後、仲間がノーラと食事をする店で、レイチェルは本人に直接こう伝えます。

Rachel: Mrs. Bing, I have to tell you I have read everything you’ve ever written. I mean it.
(ビングさん、言わせてください。これまでに書かれたもの、全部読んでるんです。本気です。)
Rachel: I mean, when I read “Euphoria At Midnight” all I wanted to do was become a writer.
(だって、『Euphoria At Midnight』を読んだとき、作家になりたいとしか思わなかったんです。)
Mrs. Bing: Oh, please, honey! Listen, if I can do it, anybody can.
(あら、よしてよ!いい?私にできるなら、誰にだってできるわ。)
Friends Season1 Episode11(The One with Mrs. Bing)

ここでは同じ前置きを I have to tell you の形にして、本人に向けて使います。I mean it. は「本気で言っている」と、お世辞ではないことを念押しする一言です。all I wanted to do was ~ は「〜することしか考えられなかった」と、強いあこがれを表す形で、was のあとに動詞の原形を置きます。ノーラの if I can do it, anybody can は「私にできるなら誰にでもできる」と、謙遜しながら相手の背中を押すときに使われることの多い形です。

「Thought I’d give it a shot.」で、試しに書いてみる

別の日、カフェでレイチェルが何かを書いていると、モニカがそれを目にします。レイチェルはこう答えます。

Rachel: Yeah. Thought I’d give it a shot. I’m still on the first chapter.
(うん。試しにやってみようと思って。まだ第1章なんだけどね。)
Friends Season1 Episode11(The One with Mrs. Bing)

Thought I’d ~ は I thought I’d ~ の I を省いた口語で、「〜してみようと思って」と、ちょっとした思いつきで始めたことを伝えるときに使われます。give it a shot は「試しにやってみる」という意味で、ここでの shot は「ためし」「挑戦」の意味です。大げさな決意表明ではなく、軽く始めた感じが出るのがこの組み合わせの特徴です。

続く I’m still on the first chapter. は「まだ第1章のところだ」という言い方で、be on ~ で「今〜に取りかかっている」という進み具合を表します。I’m still on page 10.(まだ10ページ目だよ)のように、読書や作業の途中経過を伝えるときにも使えます。

食事の場で「作家になりたかった」と話していたレイチェルが、ここでは「試しに書いてみた」と言っています。作家を目指すと宣言するのではなく、まず小さく始めてみる、という順序が台詞の言葉選びに表れています。

「I want your absolute honest opinion」で、正直な感想を頼む

エピソードの最後の場面では、レイチェルが書き上げた第1章を仲間に配ります。

Rachel: Now, this is just the first chapter..
(さて、これはまだ第1章だけなんだけど……)
Rachel: And I want your absolute honest opinion, okay?
(それで、みんなの本当に正直な感想が聞きたいの。いい?)
Friends Season1 Episode11(The One with Mrs. Bing)

this is just the first chapter は「まだ第1章だけ」と、完成品ではないことを先に伝える前置きです。そのうえで I want your absolute honest opinion と頼んでいます。honest opinion は「正直な意見」、absolute は「完全な」「まったくの」という強めの形容詞で、「遠慮はいらない」という気持ちを強める働きをします。

似た頼み方には Be honest with me.(正直に言って)や What do you really think?(本当はどう思う?)などがあります。末尾の okay? は、念を押して相手の同意を求める軽い一言です。

原稿の誤字がいくつか話題になると、レイチェルはこう返します。

Rachel: Alright, alright, alright. So I’m not a great typist.
(わかった、わかった、わかったわよ。そうよ、私はタイプが上手じゃないの。)
Friends Season1 Episode11(The One with Mrs. Bing)

So I’m not a great ~. は「そうよ、私は〜が得意じゃない」と、指摘された弱点を自分から認めて受け流す言い方です。この So は「だから何?」に近い開き直りの響きを持ち、深刻になりすぎずに場を収める働きをしています。

まとめ|憧れから挑戦、そして感想まで

I have to tell you で憧れを伝え、Thought I’d give it a shot. で試しに始め、I want your absolute honest opinion で感想を頼む。挑戦にまつわる一連の英語が、レイチェルの台詞の中で一続きに登場します。

新しいことを始める人たちの会話を『フレンズ』で観ながら、その一言一言を追ってみるのも楽しみ方のひとつです。

この回のほかのコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、仲間たちの会話の英語がより立体的に見えてきます。

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