「But you should know that you’re my home, Chuck. You always have been.」に見る、homeを場所ではなく人物を指す言葉として使う告白の言い方|『CHUCK』S04E02で学ぶ英会話

『CHUCK』コラム: 「But you should know that you're my home, Chuck. You always have been.」に見る、homeを場所ではなく人物を指す言葉として使う告白の言い方|『CHUCK』S04E02で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、『CHUCK』シーズン4 第2話に登場する、homeという単語を場所ではなく人物を指す言葉として使う告白の言い方です。自宅で、サラが荷解きを決意したことをチャックに伝え、スーツケースにいつも入れている大切な物を見せながら、自分の気持ちを言葉にする場面が描かれています。

homeを「建物」ではなく気持ちの状態として語る言い方から、現在完了形で気持ちの積み重ねを伝える告白まで、順番に見ていきます。

目次

「建物」ではなく「そう感じられる状態」としてhomeを語る言い方

その夜、チャックが自宅でスパークリングワインを開けようとしていると、荷解きに取りかかったサラが一つの決意を切り出します。何があったのかと尋ねるチャックに、サラはその理由から話し始めます。

Sarah: I wanted to. I’ve never had a real home and I wanted this to feel like one.
(そうしたかったの。本当のhomeを持ったことがなかったから、ここをそう感じられる場所にしたかったの。)

CHUCK Season4 Episode2 (Chuck Versus the Suitcase)

I wanted to は、聞かれてもいないのに自分から動機を先に言葉にする切り出し方です。続く I’ve never had a real home で経験の欠如を打ち明けてから、I wanted this to feel like one と結ぶ構成になっており、home を建物としてではなく、feel like という動詞とともに「そう感じられる状態」として語っているところが見どころです。

a real home という言い方には冠詞の a が添えられており、住んできた住居の数ではなく、それらしいと呼べる場所そのものを経験してこなかった、という含みがあるとも読めます。荷解きという行動の理由が、単なる整理整頓ではなく、この場所への気持ちの表明だったことが伝わってきます。「home」と「house」を区別して使う場面としても読める一節です。

複数の地名を並べて変わらない気持ちを伝え、現在完了形で告白する言い方

チャックに促されたサラは、スーツケースにいつも入れているという大切な物を見せながら、言葉を続けます。

Sarah: Uh, that’s just something that I like to keep in my suitcase… at all times. Whether I’m in Portugal… or Russia… or Burbank. This, uh, makes me feel comfortable.
(ええと、それはただ、スーツケースにいつも入れておきたい物なの…ポルトガルにいようと…ロシアにいようと…バーバンクにいようと。それがあると、なんというか、安心できるの。)

Sarah: Look, I know that it’s probably taken me longer than a normal girl. But you should know that you’re my home, Chuck. You always have been.
(ねえ、普通の女の子より時間がかかったと思う。でも知っておいてほしいの、あなたが私のhomeなの、チャック。ずっとそうだった。)

CHUCK Season4 Episode2 (Chuck Versus the Suitcase)

Whether I’m in Portugal… or Russia… or Burbank は、複数の地名を並べることで、場所が変わっても自分にとって変わらないものがあると伝える言い方です。… で区切りながら地名を重ねる構成が、その物への思い入れの強さを感じさせます。

it’s probably taken me longer than a normal girl で自分のペースが人より遅れていることを率直に認めたあと、you should know that という切り出しで大切な事実を伝える型を使い、you’re my home, Chuck と、home を場所ではなく人物を指す言葉として使い切ります。

さらに You always have been と現在完了形を続けることで、今この瞬間だけの気持ちではなく、ずっとそうだったという積み重ねを言い添えているところが、この告白の核心と言えます。名前を呼びかけながら伝える Chuck の一言も、告白の相手が誰であるかをあらためて言葉にする効果を持っています。

まとめ|homeを人物として語る告白の言い方

homeを「そう感じられる状態」として語る言い方から、複数の地名を並べて変わらない気持ちを示す言い方、そしてhomeを人物として使い切る告白まで見てきました。現在完了形の一言が、気持ちの積み重ねを静かに伝えている場面と言えます。

次回も『CHUCK』の会話とともに、英語表現の型を見ていきましょう。

このエピソードで登場した英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでもあわせて紹介しています。

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