「引かれるかも」と前置きして、こだわりを打ち明けられたら英語で何と返す?|『フレンズ』S02E23で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 「引かれるかも」と前置きして、こだわりを打ち明けられたら英語で何と返す?|『フレンズ』S02E23で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン2第23話では、モニカが恋人のリチャードに、ベッドの整え方や時計へのこだわりを少しずつ打ち明けていきます。リチャードの側も、自分の「こだわり」を探して話し始めます。

自分の変わった習慣を話すときの前置きや、それを受け止める返し方、相手にも話してもらう聞き方には、短くて使いやすい英語が並びます。三つの場面に分けて見ていきます。

目次

「If I tell you, you’ll think I’m crazy.」と前置きされたら

モニカの寝室で、リチャードが整えたベッドを、モニカが彼のいない間に整え直し始めます。戻ってきたリチャードに理由を聞かれて、モニカが切り出すのがこの場面です。

Richard: Then you’re redoing it because..
(じゃあ、やり直してるのは……)
Monica: If I tell you, you’ll think I’m crazy.
(言ったら、頭がおかしいって思うわよ。)
Richard: You’re pretty much running that risk either way.
(どっちみち、そう思われる危険はかなりあるけどね。)
Monica: Okay, you see..
(わかった、あのね……)
Monica: …the duvet tag shouldn’t be at the top left corner it should be at the bottom right corner.
(……掛け布団のタグは左上の角じゃなくて、右下の角にあるべきなの。)
Richard: Oh. Well, that’s not so crazy.
(ああ。まあ、それならそこまで変じゃないな。)
Monica: I’m just easing you in.
(まだ少しずつ慣らしてるだけよ。)
Friends Season2 Episode23(The One With the Chicken Pox)

If I tell you, you’ll think I’m crazy. は「言ったら変だと思われそう」と、話す前に予防線を張る前置きです。これに対してリチャードは、You’re pretty much running that risk either way. と返します。run the risk は「〜の危険を冒す」という意味で、「言っても言わなくても、もうその危険はある」と冗談で先を促す返しです。

タグの位置を聞いたリチャードの That’s not so crazy. は、「それならそこまで変じゃない」と受け止める一言です。モニカの I’m just easing you in. の ease someone in は「少しずつ慣れさせる」という意味で、「これはまだ序の口」という含みを残しています。just を入れることで、今のは入り口にすぎないという響きが強まります。実際にモニカは、このあと花柄の向きの理由まで話し、リチャードは I love you more と答えます。

「Tell me one of yours.」と相手のこだわりを聞く

別の場面で、モニカは I love that I can be totally neurotic around you now. と、リチャードの前では細かい自分でいられると話します。そして、彼には同じような癖がないと言い出します。

Monica: No, you don’t have any of these cute little obsessive things.
(ううん、あなたにはこういうかわいいこだわりが一つもないじゃない。)
Richard: No, that is not true. That is not true.
(いや、そんなことはない。そんなことはないよ。)
Monica: Oh, yeah?
(へえ、そう?)
Friends Season2 Episode23(The One With the Chicken Pox)

リチャードが「うん」と答えると、モニカはこう続けます。

Monica: Alright, well, tell me one of yours.
(じゃあ、あなたのを一つ教えて。)
Richard: Okay.
(いいよ。)
Richard: One of my things is.. …I always separate my sweat socks from my dress socks.
(僕のこだわりの一つは……運動用の靴下と仕事用の靴下をいつも分けておくことだ。)
Friends Season2 Episode23(The One With the Chicken Pox)

ここでの thing は「こだわり」「ちょっとした癖」のことです。one of yours は「あなたのこだわりの一つ」、One of my things is ~ は「僕のこだわりの一つは〜」という型で、自分の習慣を紹介するときにそのまま使えます。モニカのように Tell me one of yours. と先に聞いておくと、相手も自分の話を出しやすくなります。

モニカが What if they get mixed up? と仮定で聞き返すと、リチャードは I would freak out. と答えます。freak out は「パニックになる」「取り乱す」を表す句動詞です。

Monica: You would not.
(そんなわけないでしょ。)
Monica: Oh, I can’t believe this. I hate this. You’re too normal.
(もう、信じられない。こんなの嫌。あなたって普通すぎるのよ。)
Monica: Can’t believe my boyfriend doesn’t have a thing. My boyfriend doesn’t have a thing.
(私の彼氏にこだわりが一つもないなんて信じられない。私の彼氏、こだわりがないのよ。)
Richard: See, if anyone overheard that, I didn’t come off well there.
(ほら、今のを誰かに聞かれてたら、僕はいい印象じゃなかっただろうね。)
Friends Season2 Episode23(The One With the Chicken Pox)

You would not. は相手の言葉を「そんなわけない」と軽く打ち消す返しです。嘆くモニカに、リチャードは「今のを誰かに聞かれたら、自分の印象はよくない」と冗談で応じます。come off well は「よい印象を与える」という意味です。

「Everybody has a side of the bed.」とこだわりの理由

さらに後の場面で、リチャードは寝ていたモニカを起こし、こう切り出します。

Richard: I thought of a thing.
(こだわりを一つ思いついたよ。)
Richard: I have to sleep, have to on this side of the bed.
(僕はベッドのこっち側で寝なきゃいけないんだ。どうしてもね。)
Monica: No, honey. You have to sleep on this side of the bed because I have to sleep on this side of the bed.
(違うわ、ハニー。あなたがこっち側で寝なきゃいけないのは、私がこっち側で寝なきゃいけないからよ。)
Richard: Or so I would have you believe.
(……と、君には信じてもらいたいところだね。)
Monica: Big deal. So you have a side of the bed. Everybody has a side of the bed.
(それがどうしたの。寝る側が決まってるってだけでしょ。誰だって寝る側くらいあるわよ。)
Richard: Hey, come on. You haven’t heard my reason yet.
(おいおい。まだ理由を聞いてないだろう。)
Friends Season2 Episode23(The One With the Chicken Pox)

I thought of a thing. の thing も、前の会話を受けた「こだわり」の意味です。モニカの Big deal. は「それがどうしたの」と軽くあしらう言い方で、Everybody has ~. と続けて「誰にでもあること」だと退けます。リチャードはそれに You haven’t heard my reason yet. と返し、まだ理由を話していないと食い下がります。yet が付くことで、「本題はこれから」と話の続きを予告する形です。

そのあとリチャードは、カリフォルニアで育ったので西側で寝ないと海が逆側になってしまう、という理由を話します。それを聞いたモニカの返事が Oh, my God. You’re a freak. です。freak は「変わり者」という意味ですが、待っていたこだわりがようやく出てきた場面なので、モニカの言葉は相手をけなすものではなく、からかいまじりの反応として読めます。リチャードも Yeah. とあっさり認めます。

まとめ|こだわりは前置きと型で打ち明ける

If I tell you, you’ll think I’m crazy. の前置き、That’s not so crazy. の受け止め、One of my things is ~ の型、You would not. の軽い返しを見てきました。こだわりを話すときも聞くときも、この流れを知っておくと会話がつながります。

次回も『フレンズ』と一緒に英語を学んでいきましょう。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事でも、この回の別の場面の英語を取り上げています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次