「Don’t you want him to be happy?」元恋人のデートにあわてる友達に、問いかけで本音を聞く英語|『フレンズ』S03E24で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 「Don't you want him to be happy?」元恋人のデートにあわてる友達に、問いかけで本音を聞く英語|『フレンズ』S03E24で学ぶ英会話

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『フレンズ』シーズン3第24話では、レイチェルとフィービーが通りを歩いていて、カフェのセントラルパークの店内にいるロスとボニーを見つけます。ボニーはフィービーが紹介した友達で、レイチェルはその紹介を OK していました。

あわてる相手に「落ち着いて」と言うだけでなく、問いかけを重ねて相手自身の言葉を引き出す英語があります。二人の会話の順に、見えたものを言い合う言い方、責める言葉と言い返し、否定疑問の問いかけを見ていきます。

目次

「It looks like ~」と「Look at them!」見えたものを言い合う

ロスとボニーに気づいたレイチェルに、フィービーは窓から引き離して「蟻の列を見て」と別のものを示します。レイチェルが窓に戻ると、フィービーも店の中をのぞいて、こう言います。

Phoebe: It looks like Ross is breaking up with her. Oof, I hope he lets her down easy. Let’s go.
(ロスが別れ話をしてるみたい。うわ、優しく振ってあげるといいけど。行こう。)
Rachel: Come on, Phoebe! Look at that. They’re not breaking up. Look at them!
(ちょっとフィービー! 見てよ。別れ話なんかしてない。あの二人を見て!)
Friends Season3 Episode24(The One With the Ultimate Fighting Champion)

It looks like ~ は「〜のように見える」と、目に入った様子から判断を述べる言い方です。断定せず「そう見える」と言う形なので、見たままの印象を伝えるときに使えます。break up with ~ は「〜と別れる」、let ~ down easy は「〜を傷つけないように断る」「穏やかに振る」という意味です。

ただし、フィービーのこの言葉は、すぐにレイチェルに打ち消されます。They’re not breaking up. と相手の言葉をそのまま否定し、Look at them! で「自分の目で見て」と促す流れです。同じ光景を見ながら、It looks like ~ で判断を示す側と、それを否定して見るように迫る側に分かれているのが分かります。

Come on は、ここでは「ちょっと、何言ってるの」と相手の言い分を押し返す呼びかけとして使われています。

「This is all your fault」と「You said it was okay」責める言葉と言い返し

窓から離れたレイチェルは、フィービーに向かってこう言います。

Rachel: Oh! Phoebe, this is all your fault. Now he loves her, he’s going to marry her, and this is all your fault.
(ああ! フィービー、全部あなたのせいよ。もう彼はあの子が好きで、あの子と結婚するのよ。全部あなたのせい。)
Phoebe: You said it was okay.
(いいって言ったじゃない。)
Friends Season3 Episode24(The One With the Ultimate Fighting Champion)

This is all your fault. は「全部あなたのせい」と責任を相手に向ける言い方で、レイチェルは同じ文を最後にもう一度繰り返しています。間に入る「結婚する」は、目の前の様子から話を大きく先へ進めた言い方です。

フィービーの You said it was okay. は、相手が前に言ったことを持ち出して言い返す形です。said の過去形と it was okay の組み合わせで、「あのときはOKだったでしょう」と、前の返事を根拠にしています。

このあともやりとりが続き、レイチェルは次のように訴えます。

Rachel: Phoebe, we just can’t let it happen, okay? We have to do something. We have to break them up, okay?
(フィービー、こんなことさせちゃだめよ、いい? 何とかしなきゃ。あの二人を別れさせなきゃ、いい?)
Friends Season3 Episode24(The One With the Ultimate Fighting Champion)

We have to do something. は「何とかしなければ」と、具体策より先に行動の必要を訴える一言です。その前の we just can’t let it happen の let it happen は「それが起こるのを放っておく」で、can’t と組むと「このままにはしておけない」という意味になります。文末の okay? を重ねて、相手の同意を取りにいく形になっています。

「Don’t you want him to be happy?」否定疑問で答えを確かめる

レイチェルに、フィービーは落ち着くよう言ってから、問いかけを重ねます。

Phoebe: Okay, first of all, breathe.
(いい、まずは深呼吸して。)
Phoebe: Second of all, I don’t get it. Aren’t you the one that decided you didn’t want to be with Ross?
(次に、意味がわからない。ロスと一緒にいたくないって決めたのは、あなたじゃないの?)
Rachel: Yes.
(そうよ。)
Phoebe: Well, isn’t he your friend? Don’t you want him to be happy?
(じゃあ、彼はあなたの友達じゃないの? 彼に幸せになってほしくないの?)
Rachel: Yes.
(ええ。)
Phoebe: So?
(だったら?)
Rachel: It’s just, you know, I didn’t expect him to be this happy so soon.
(ただ、ほら、彼がこんなにすぐ、こんなに幸せになるなんて思ってなかったの。)
Friends Season3 Episode24(The One With the Ultimate Fighting Champion)

first of all, breathe は「まず深呼吸して」、続く second of all で話を次の点に移します。そのうえでフィービーは Aren’t you the one that ~?、Isn’t he ~?、Don’t you want ~? と、否定の形の疑問文を三つ続けます。否定疑問は「〜じゃないの?」と、答えが Yes だと見込んで確かめるときに使われることの多い形です。

答え方にも注意が必要です。英語では、問いの形が否定でも、中身を肯定するなら Yes と答えます。レイチェルの二つの Yes も、それぞれの問いの中身を認める答えです。「〜じゃないの?」に日本語で「うん、そうだよ」と返す感覚に近く、「いいえ」と取り違えないよう向きに注意が要ります。

二つの Yes を受けたフィービーの So? は「それなら何が問題なの?」と続きを促す一語です。レイチェルの答えにある expect ~ to … は「〜が…すると予想する」で、否定の過去形にすると「思っていなかった」になります。this happy の this は「これほど」、so soon は「こんなに早く」という意味です。

まとめ|問いかけを重ねて、相手の言葉を引き出す

It looks like ~ で見えたものを伝え、You said it was okay. で前の返事を持ち出し、Aren’t you ~?、Don’t you want ~? の否定疑問で答えを確かめる流れを見てきました。否定疑問への Yes の向きを押さえておくと、問いかけの英語が聞き取りやすくなります。

レイチェルとフィービーの会話を観ていると、問いかけが相手の答えを引き出していく流れが見えてきます。

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