「What’s the game?」と聞かれたら、何と返す?|『メンタリスト』S03E18で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「What's the game?」と聞かれたら、何と返す?|『メンタリスト』S03E18で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン3第18話の前半に、検視局の医師が訪ねてきて、しばらく行動を共にすると告げられる場面があります。その少しあとに、同行の目的を探る質問と、それに答える言葉が出てきます。

誰かが加わったとき、「どういうつもりか」と聞かれる場面は少なくありません。来客を知らせる言い方、魂胆を探る聞き方、短い否定と説明の返し方を順に見ていきます。

目次

「We have a visitor.」来客を知らせて、同行を告げる

医師が訪ねてきた場面では、次のやりとりが出てきます。

— Look sharp, Lisbon. We have a visitor.
(気を引き締めて、リズボン。お客さんだ。)
— Dr. Steiner? Can I help you?
(スタイナー先生? 何かご用ですか?)
— Well, actually, I–
(ええと、実は私は――)
— Steiner’s gonna be joining us for a while.
(スタイナー先生は、しばらく私たちと一緒に動くことになった。)
— Um… okay.
(えっと……分かった。)
The Mentalist Season3 Episode18 (The Red Mile)

Look sharp は直訳すると「鋭くあれ」で、気を引き締めるよう促す呼びかけです。ここではリズボンの名前を添えた呼びかけで、続けて We have a visitor. と来客を知らせています。visitor は、訪ねてきた人を指す語です。短い呼びかけと一文の知らせで、来客に気づかせる流れになっています。

Can I help you? は、来た人に「何かご用ですか」と声をかけるときの言い方です。医師の名前を呼ぶ Dr. Steiner? と並べると、来訪者に用件を尋ねる形になります。

Well, actually, I– は言いかけたまま途切れます。actually は、これから事情や本題に入るときに添える語です。この台詞は I– のあとが続かないまま、次の台詞に移ります。

続く Steiner’s gonna be joining us for a while. で、当面の同行が告げられます。gonna は going to の話し言葉、join ~ は「〜に加わる」、for a while は「しばらくの間」です。Steiner’s の ‘s は is の短縮形で、書き言葉では Steiner is going to be joining us と同じ内容になります。最後の Um… okay. は、言いよどみを含む短い了承です。

「What’s the game with ~?」魂胆を探る聞き方と、短い否定

同行する人物をめぐって、次のやりとりが出てきます。

— Okay, what’s the game with Steiner?
(それで、スタイナー先生のことは何を企んでるんだ?)
— No game.
(企みはない。)
The Mentalist Season3 Episode18 (The Red Mile)

game は多義語で、競技や遊びを指すのが基本です。ここでは「魂胆・狙い」に近い使い方で、What’s the game with ~? は「〜はどういうつもりなのか」と意図を探る聞き方と読み取れます。with ~ は「〜に関して」にあたり、問いの対象を人物に向けています。What’s the deal with ~? のような似た形の質問と並べると、What’s ~ with …? という型が見えてきます。

答えの No game. は、名詞を一つ置いただけの短い否定です。No problem. のように、否定の no に名詞を続ける作りで、「企みはない」と切り返しています。

文頭の Okay, は、前の話を区切るための合図です。続く質問で本題に入っています。単刀直入な聞き方に対して、返事は二語で済ませています。

「That’s it.」で話を締め、関係づくりの言い回しを重ねる

少しあとの説明では、次のように続きます。

— It’s not. He asked if he could come along, and I said he could. All right? That’s it.
(違う。ついて行ってもいいかと頼まれたから、いいと答えた。いいね? それだけだ。)
The Mentalist Season3 Episode18 (The Red Mile)

冒頭の It’s not. は、直前の言葉を受けた否定です。come along は「一緒について来る」、ask if ~ は「〜かどうかを尋ねる」という意味で、頼まれたことと、それを認めたことが順に述べられています。I said he could. は、he could のあとに come along が省かれています。同じ語の繰り返しを避ける省略で、会話では自然な形です。All right? That’s it. は、相手に確認を求めてから「それだけだ」と話を打ち切る形です。

続いて、次のような言い回しが重ねられます。

— We’re building bridges, mending fences…
(橋をかけ、垣根を直し……)
The Mentalist Season3 Episode18 (The Red Mile)

このあとにも、planting seeds、laying foundations と、同じ型の言い回しが相づちを挟みながら続きます。build bridges は「橋をかける」、mend fences は「垣根を直す」という意味で、どちらも関係を良くする文脈で使われる比喩です。plant seeds は「種をまく」、lay foundations は「土台を築く」で、これから先に備える動きを表します。四つとも、形のある物を作る動作の言葉を、人間関係に当てはめたたとえです。

四つを続けて挙げる形は、理由をいくつも重ねて説明しているようにも、話をはぐらかしているようにも読めます。どちらであるかは、台詞だけでは決まりません。

まとめ|聞かれたら、短く否定してから説明を足す

Look sharp. と We have a visitor. で来客を知らせ、What’s the game with ~? で意図を聞かれ、No game. と短く返したあと、That’s it. や四つの比喩で説明をつなぐ流れを見てきました。

次回も『メンタリスト』と一緒に、ほかの場面の英語を見ていきましょう。

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