ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S5E21に学ぶ「explain away」の意味と使い方

explain away

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン5第21話の、思わずスカッとするシーンから、
不都合な事実をうまく言いくるめようとする行為を表す「explain away」をご紹介します。

言い訳の達人にも通じないような、決定的な証拠——
それをどう英語で表現するか、一緒に見ていきましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

ジェファソニアンのラボで、アンジェラが高度な音声解析プログラムを駆使し、
タフェットの脅迫テープをついにクリアな音声へと復元することに成功します。

これまで証拠をことごとく覆してきたタフェットに対し、アンジェラが自信を覗かせる場面です。

Cam:You did it, Angela. It’s Taffet.
(やったわね、アンジェラ。タフェットよ。)

Angela:Like to see her explain away that one.
(これをどうやって言い逃れするか見ものね。)

Bones Season5 Episode21(The Boy with the Answer)

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シーン解説と心理考察

アンジェラは423ものセグメントに細分化された複雑な暗号化音声の解読に成功し、ノイズの奥からタフェット本人の声を引き出すことに成功します。

タフェットはこれまで法廷で自ら弁護人を務め、チームが提示する証拠を次々と違法収集として排除させてきました。

しかし、膨大な作業の末に引き出した「自らの声」という証拠ばかりは、さすがの彼女でも言い逃れできないとアンジェラは確信します。

これまで翻弄され続けてきたチームが、ついに反撃の糸口を掴んだ——そんな達成感と高揚感が溢れる、思わずガッツポーズしたくなるシーンです。

「explain away」の意味とニュアンス

explain away
意味:うまく言いくるめる、弁明して疑いを晴らす、もっともらしい理由をつけて正当化する

「explain(説明する)」に、距離が離れていくニュアンスを持つ副詞 away が組み合わさった句動詞です。

直訳すると「説明して遠ざける」。

都合の悪い事実やミス、周囲からの疑念を、もっともらしい理由をつけて「自分の元から遠ざける(=なかったことにする)」という意味で日常会話やビジネスシーンで幅広く使われています。

【ここがポイント!】

このフレーズの核心は、「客観的な説明ではなく、責任逃れや自己弁護の意図が強く込められている」という点です。

言葉巧みに言い訳をして、問題をたいしたことではないように見せかける——少しずるく、ネガティブな響きを持った表現です。

相手がその説明で本当に納得するかどうかに関係なく、とにかく言い逃れようとする姿勢そのものを指しています。

タフェットのように、どんな不利な証拠も言葉の力でねじ伏せようとする人物を描写するのに、まさにぴったりの表現です。

実際に使ってみよう!

He tried to explain away his mistake by blaming the computer system.
(彼はコンピューターシステムのせいにして、自分のミスを言いくるめようとした。)
職場で自分のミスを認めず、機材や他人に責任を押し付けようとする場面でよく使われます。

You can’t just explain away your bad behavior with a quick apology.
(簡単な謝罪だけで、あなたのひどい態度を正当化することはできませんよ。)
相手の安易な言い訳に対して「そんな説明では納得しない」と毅然と伝える場面にぴったりです。

The company tried to explain away the declining sales as a seasonal trend.
(その企業は、売上の低迷を単なる季節的な傾向として弁明しようとした。)
ニュースやビジネスの文脈でも頻出します。企業や組織が不都合なデータをごまかそうとする状況に使えます。

『BONES』流・覚え方のコツ

法廷でタフェットが涼しい顔で証言台に立ち、次々と突きつけられる証拠をまるで手品のようにヒラリとかわしていく姿をイメージしてみてください。

言葉(explain)という武器を使って、不都合な事実を彼方へ吹き飛ばしてしまう(away)——

そのズルくも鮮やかな情景を思い浮かべると、このフレーズのちょっと厄介なニュアンスがスッと頭に入ってくるはずです。

似た表現・関連表現

  • make an excuse:「言い訳をする」という最もシンプルな表現。explain awayが「論理的に正当化しようとする」プロセスに焦点を当てるのに対し、こちらは言い訳を口にするという事実そのものを指します。
  • justify:「正当化する」というやや改まった表現。強い信念に基づいた正当な理由にも使えるため、explain awayほどズルさのニュアンスはありません。
  • talk one’s way out of ~:「言葉巧みに〜から逃れる」という意味のイディオム。絶体絶命のピンチをうまい話術でスルスルと抜け出す、弁の立つ人物の行動を表します。

深掘り知識:法廷ドラマと「合理的疑い」

法廷サスペンスを見ていると、弁護士がいかにして証拠を explain away するかという攻防が大きな見どころになります。

刑事裁判において有罪判決を下すには、「合理的な疑いを超える証明(proof beyond a reasonable doubt)」が必要です。

つまり被告人は、自分が完全に無実であると証明する必要はなく、検察の証拠に対して「そういう可能性もある」という小さな疑いの種を植え付けるだけで十分なのです。

だからこそタフェットは、どんなに苦しい言い訳であっても、あらゆる手段で事実を explain away しようとします。

アメリカの司法制度のこの基本ルールを知っておくと、法廷での言葉の応酬がさらにスリリングに感じられますよ。

まとめ|言い訳よりも素直なコミュニケーションを

『BONES』のスカッとするシーンから、不都合な事実を言いくるめようとする表現「explain away」をご紹介しました。

言葉巧みにピンチを切り抜けるスキルも時には必要かもしれませんが、日々のコミュニケーションでは、ミスを素直に認める誠実さのほうが大切ですね。

英語学習でも、つまずいた時はごまかさず、なぜ間違えたかをしっかり見つめ直すことが着実な上達につながります。

一緒に焦らず進んでいきましょう。

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