ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S6E12に学ぶ「matter of minutes」の意味と使い方

matter of minutes

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

「もうすぐ終わるから!」と誰かを説得しようとしたとき、うまく英語で伝えられなかった経験はありませんか。
「matter of minutes」 を使えば、「ほんの数分で済む」という感覚をネイティブらしくひと言で表現できます。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

気になっている産婦人科医のポールと夕食の約束をしていたカム。
ところが彼の患者が急に産気づき、カムは病院で5時間も待ち続けることに。
疲れ果てて帰ろうとするカムを、ポールが必死に引き留める場面です。

Paul:She’s 6.5 centimeters. It should be a matter of minutes.
(子宮口が6.5センチだ。ほんの数分で終わるはずだよ。)

Cam:Oh, I should go. I don’t think we’re gonna make dinner.
(ああ、もう帰るわ。夕食には間に合わないと思うし。)

Paul:She’s almost done.
(もうすぐ終わるんだ。)

Cam:Right. And I’ve been waiting for five hours.
(そうね。そして私は5時間も待っているわ。)

Bones Season6 Episode12(The Sin in the Sisterhood)

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シーン解説と心理考察

「あと数分だから!」と必死に説得するポールと、「もう5時間待っているのよ」と冷静に突き放すカム。
このシーンの面白さは、立場の違いによる体感時間の大いなるズレにあります。

医師としての責任感からポジティブに「もうすぐ」と捉えるポールに対し、すでに限界のカムにとっての「数分」は決してあっという間ではありません。
「minutes(数分)」と「five hours(5時間)」という見事な対比が、多忙なプロフェッショナル同士のすれ違いをリアルに描き出しています。

5時間待って、それでも感情をぶつけず静かに帰ろうとするカムの大人の諦め方が、このシーンをより切なくしているんですよね。

「matter of minutes」の意味とニュアンス

matter of minutes
意味:ほんの数分、あっという間、数分の問題

matter は「問題・事柄」という意味の名詞ですが、「a matter of 〜」 の形になると「〜だけの話・〜次第」というニュアンスに変わります。
そこに minutes(数分) が組み合わさることで、「数分で済む話=ほんの少しの時間」という意味になります。

この表現の最大の魅力は、「すぐ終わる」という短さを積極的に強調できる点です。
「It will take a few minutes.(数分かかります)」と言うより、「It’s a matter of minutes.」と言い換えることで、「すぐだから安心して」という前向きなメッセージが込められます。

【ここがポイント!】

ネイティブがこの表現を使うとき、時計の針を正確に気にしているわけではありません。

大切なのは「あっという間に終わる」という体感的な短さであり、相手を安心させたいポジティブな勢いです。

一方で、事態が急変する緊迫した場面でも使われます。
「もうすぐ嵐が来る」「もう少しで限界を超える」——そんな「一瞬の出来事」という勢いのあるコアイメージを押さえておくと、さまざまな場面で自然に使えるようになります。

実際に使ってみよう!

I’ll be ready in a matter of minutes. Just give me a second!
(ほんの数分で準備できるから。ちょっとだけ待って!)
出かける直前にバタバタしているときに役立つ、日常会話の定番フレーズです。「すぐに終わるから!」という焦った気持ちがそのまま伝わります。

The complex issue was resolved in a matter of minutes.
(その複雑な問題は、ほんの数分であっという間に解決した。)
予想以上にスピーディーに物事が進んだ驚きや称賛を伝えるビジネス表現としても使えます。時間がかかると思っていたことが一瞬で終わったニュアンスを強調できます。

It is a matter of minutes before the rain starts pouring down.
(どしゃ降りの雨が降り出すまで、ほんの数分だ。)
「before 〜(〜するまで)」と組み合わせることで、目前に迫った変化を緊迫感たっぷりに表現できます。天気の急変だけでなく、何かが始まる直前の場面全般に使えます。

『BONES』流・覚え方のコツ

分娩室から飛び出して、帰り支度を始めたカムを慌てて引き留めるポールの姿を思い出してみてください。
「お願い、もうすぐだから!ほんの数分だから!」という焦ったトーンと、「a matter of minutes」の響きを重ね合わせましょう。

人を待たせて申し訳ないとき、「もうすぐ終わるよ!」と伝えたいとき——そんな場面を想像しながら声に出してみると、感情のこもった生きたフレーズとして記憶に残ります。

似た表現・関連表現

in no time
(あっという間に・すぐに)
「matter of minutes」が「数分」という時間の単位をベースにしているのに対し、こちらは「時間が全くかからない」という誇張表現です。よりカジュアルな響きで、日常会話で頻繁に登場します。

a matter of time
(時間の問題)
「いつか必ずそうなる・避けられない」という状況に使います。It’s just a matter of times. の形で、確実に訪れる未来を指し示すときに便利な表現です。

in the blink of an eye
(瞬きする間に・あっという間に)
人間の瞬きの一瞬に例えた詩的なイディオムです。非常に短い時間をドラマチックに、または感傷的に表現したいときに活躍します。

深掘り知識:応用力抜群!「a matter of + 単位」の魔法

「a matter of minutes」minutes の部分は、他の単位に入れ替えることで表現の幅が一気に広がります。

時間の単位を変えてみましょう。
a matter of seconds(ほんの数秒=瞬く間に)
a matter of days(ほんの数日=たった数日のうちに)

距離やお金にも応用できます。
a matter of inches(ほんの数インチ差——日本語の「危機一髪」にあたる表現です)
a matter of cents(ほんの数セント=ごくわずかな金額の差)

「a matter of 〜」 という枠組みをひとつ覚えておくだけで、「大した量じゃない」「わずかな差にすぎない」というニュアンスをあらゆる場面で使いこなせるようになります。
応用パターンもぜひ一緒にストックしておいてください。

まとめ|時間感覚のズレを埋める便利なフレーズ

matter of minutes は、客観的な時間だけでなく「あっという間だよ・もうすぐだよ」という体感的な短さを鮮やかに伝えられる表現です。
日常会話からビジネスシーンまで幅広く使えるため、覚えておいて損はありません。

誰かを待たせてしまったとき、このフレーズがとっさに口から出てくるようになると、焦りや申し訳なさも英語でちゃんと伝えられるようになります。
ポールの必死な表情を思い出しながら、日常の中で使ってみてください。

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※配信状況は変更される場合があります(2026年2月時点)

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