「You mind digging that up for us?」に学ぶ、角の立たない頼み方|『BONES』S01E12で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「You mind digging that up for us?」に学ぶ、角の立たない頼み方|『BONES』S01E12で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン1、第12話に登場する、ボウリング場(Capital Bowl)の受付でのやり取りから、相手に何かを頼むときの角の立たない言い方を取り上げます。事件の核心とは離れた、事務的な場面ならではの言葉選びに注目します。

頼み方一つで、相手に与える印象が変わってくる場面です。

目次

Need shoes?とBy law I have to――前置きなしの実務会話

ブースとブレナンが最初にCapital Bowlを訪れたとき、受付の店員はまず用件を短く確認します。

Man behind the counter: Need shoes?
(靴、必要ですか?)

BONES Season1 Episode12 (The Superhero in the Alley)

Need shoes?はDo you need shoes?を切り詰めた言い方で、レジや受付など、用件がお互いに明らかな場面でよく使われる聞き方です。丁寧さよりもスピードが優先される、実務的な会話のリズムが伝わってきます。

後日、ブースが給与明細の保管について尋ねる場面では、店の管理者テッドがこう答えます。

TED: By law I have to, yeah.
(法律で決まってるからね、ああ。)

BONES Season1 Episode12 (The Superhero in the Alley)

By law I have to (do something)は、「法律上そうする義務がある」という理由を短く添える言い方です。have toの後の動詞句が省略されていても、直前の質問内容で意味が通じるのが会話らしいところです。Need shoes?のような単刀直入な確認と、By law I have toのような義務を理由に添える返し方は、どちらも用件を手短に済ませる場面での言葉選びとして共通しています。

You mind digging that up for us?――角の立たない頼み方

給与明細を保管しているとわかったところで、ブースはテッドに、その記録を探し出してほしいと頼みます。

BOOTH: You mind digging that up for us? I apologize for the inconvenience.
(それ、探し出してもらってもいいですか? ご面倒をおかけしてすみません。)

TED: I guess. It’s probably in the file somewhere.
(いいよ。ファイルのどこかにあると思うけど。)

BONES Season1 Episode12 (The Superhero in the Alley)

You mind + V-ing?は、直訳すると「〜することを気にしますか?」という形ですが、実際には「〜してもらってもいいですか?」という遠回しな依頼として機能します。命令形やCan you 〜?よりも一歩控えめな響きがあり、相手の手間になる頼みごとをするときに角が立ちにくい言い方です。続けて添えられたI apologize for the inconvenienceも、ご迷惑をおかけしますという定型句で、業務上の頼みごとにセットで使われることの多い一言です。

テッドが給与明細の小切手を持って戻ってきた場面では、ブースが借りた物を返す約束をこう伝えます。

BOOTH: Thanks. I- I’ll get this back to you.
(ありがとう。これ、ちゃんと返しますから。)

BONES Season1 Episode12 (The Superhero in the Alley)

I’ll get this back to youは、借りた物や預かった物を後で返すという約束を表す言い方です。You mind 〜?で始まった頼みごとが、この一言できちんと締めくくられる流れになっています。

依頼(You mind digging that up for us?)、詫び(I apologize for the inconvenience)、承諾(I guess)、返却の約束(I’ll get this back to you)と、ひとつのやり取りが一連の流れとして成立しているのが見どころです。角が立たない頼み方は、最初の一言だけでなく、その後のやり取り全体で作られていくものだと分かります。

まとめ|頼みごとの前後に添えられる、ちょっとした気配り

Need shoes?、By law I have to、You mind digging that up for us?、I apologize for the inconvenience、I’ll get this back to youという、受付や事務対応で交わされる言葉をたどってきました。頼みごとの前後に一言添えるだけで、やり取りの印象が変わってくるのが読み取れます。

同じエピソードのまとめ記事もあわせて読むと、事件捜査の合間にあるこうした事務的な場面がより立体的に見えてきます。

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