海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、BONES シーズン2 第10話「The Headless Witch in the Woods」で交わされる、懐疑を伝える英語表現です。森の魔女という劇中の伝説をめぐって、ラボのメンバーが超常現象を話題にする場面が何度も登場しますが、あくまで劇中のキャラクターたちの会話であり、この記事自体が実在する超常現象の真偽を判断するものではありません。
理性の側に立つ人が、周囲の空気に流されずどう切り返すか。その言い方に注目してみます。
「there are no such things as ~」と「jump to conclusions」――根拠のない話に線を引く言い方
遺体の検分中、ザックが幽霊の可能性を口にしたことをきっかけに、ブレナンとカムのやり取りが始まります。
Brennan: Because there are no such things as ghosts.
(幽霊なんてものは存在しないもの。)Cam: I thought you never jump to conclusions.
(あなたは早合点しない人だと思ってたけど。)Brennan: Well, it’s safe to dismiss fantasy and deluded perceptions.
(空想や思い込みは切り捨てて構わないわ。)BONES Season2 Episode10 (The Headless Witch in the Woods)
there are no such things as ~ は「〜なんてものは存在しない」と、何かの存在自体をきっぱり否定する定番の言い方です。there is/are no such thing as の形で覚えておくと、日常会話でも「そんな都合のいい話はない」というニュアンスで幅広く使えます。
jump to conclusions は「早合点する」「結論に飛びつく」という意味の慣用句で、根拠が固まる前に判断してしまうことを指します。カムはこの言葉を使って、いつも慎重なブレナンが今回に限って即座に否定したことを軽くつつき返しています。
続くブレナンの一言、it’s safe to dismiss ~ は「〜は切り捨てて(無視して)問題ない」という意味の表現です。safe を使うことで、「そう判断しても危険はない」という自信のニュアンスが加わります。
「I may be alone in this, but ~」と「there’s no way to know」――ひとりだけの意見や、判断を保留する言い方
ラボの空気が幽霊話に傾く中、ブレナンは自分の立場をあらためて言葉にします。
Brennan: I may be alone in this, but I think one of us should remain a rational human being during this investigation.
(わたしだけの意見かもしれないけど、この捜査中くらいは誰か一人、理性的な人間でいるべきだと思うの。)BONES Season2 Episode10 (The Headless Witch in the Woods)
I may be alone in this, but ~ は「わたしだけの意見かもしれないけれど」と前置きしてから自分の考えを述べる言い方です。周囲と違う意見を伝える時に、いきなり主張をぶつけるのではなく、少し引いた姿勢を見せてから話す点が特徴的です。
ザックの部屋でも、カムの体験談をめぐってザックとカムが言葉を交わす場面があり、ザックは「ブレナン博士はあり得ないと言うけれど、可能だったらすてきだと思う」と答えています。理性側のブレナンと、判断を保留するザックとの距離感が対照的です。
一方、ホッジンスは頭蓋骨が伝説の魔女本人のものかという話題に対して、慎重に距離を置く言い方をしています。
Hodgins: Of course not. I mean, there’s no way to know, right? I’m just saying. It’s interesting.
(もちろん違うよ。というか、確かめようがないだろ?ただ、興味深いなと思っただけだよ。)BONES Season2 Episode10 (The Headless Witch in the Woods)
there’s no way to know は「知る(確かめる)方法がない」、つまり「判断のしようがない」と言いたい時の表現です。断定を避けつつも、話題そのものへの興味は否定しない、ホッジンスらしい距離の取り方が表れています。
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| there are no such things as ~ | 〜なんてものは存在しないと言い切る |
| jump to conclusions | 早合点する、結論に飛びつく |
| it’s safe to dismiss ~ | 〜は切り捨てて問題ない |
| I may be alone in this, but ~ | わたしだけの意見かもしれないけれど |
| there’s no way to know | 確かめる方法がない、判断のしようがない |
まとめ|懐疑を言葉にする時の距離の取り方
there are no such things as ~ や jump to conclusions のような言い切り型の表現から、I may be alone in this, but ~ や there’s no way to know のような、少し距離を置いた言い方まで。同じ「懐疑」を伝える場面でも、立場によって選ばれる言葉のトーンが変わってくることが読み取れます。
このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。
[dde_episode_columns id=”BONES_US_S02E10″]


コメント