ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S7E11に学ぶ「out in the sticks」の意味と使い方

out in the sticks

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン7エピソード11から、「out in the sticks」というフレーズをご紹介します。
都会から遠く離れた「ド田舎」を表するこの表現、ユーモラスな響きがクセになります。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

保育の話し合いをブースに打ち切られたブレナンたちが、捜査のためウェストバージニア州の森深くへとやってきた場面です。
見渡す限り木々しかない大自然の中、突然聞こえてきた奇妙な鳴き声にブースが驚きます。

Booth: Okay, come on. We are really out in the sticks, aren’t we?
(おい、ちょっと待てよ。俺たち、本当にド田舎に来ちまったよな?)

(豚の鳴き声)

Booth: Whoa, what was that?
(うわっ、今の何だ?)

Brennan: Oh, the man who found the remains was out here with a truffle hog.
(ああ、遺体を発見した男性は、トリュフ探しの豚と一緒にここに来ていたのよ。)

BONES Season7 Episode11(The Family in the Feud)

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シーン解説と心理考察

ワシントンD.C.の都会的な環境に慣れているブースにとって、木々が鬱蒼と茂る森の奥深くはまさに未知の領域です。
「out in the sticks」とぼやく言葉には、都会から遠く離れた不便な場所での捜査への戸惑いと、「なぜこんな場所に…」というやや呆れた感情が込められています。
一方のブレナンは豚の鳴き声にもまったく動じることなく、「トリュフ探しの豚ですよ」と淡々と事実だけを説明します。
さらに直後にはホジンズが「There’s truffles out here?(ここにトリュフが?!)」と目を輝かせる場面もあり、同じ「ド田舎」に対してブース・ブレナン・ホジンズがまったく異なる反応を示す、三者三様のおかしさが楽しいシーンです。

「out in the sticks」の意味とニュアンス

out in the sticks
意味:田舎に、辺鄙なところに、人里離れた場所に

「stick」は「木の枝」や「棒」を意味しますが、複数形の「sticks」になると、木が生い茂る森や林、転じて「田舎」や「辺鄙な場所」を指す俗語になります。
「out in」が加わることで、都会の中心部から遠く外れた、何もない不便な場所にいるという空間的なニュアンスが強調されます。
日常会話などの口語でよく使われる表現です。

【ここがポイント!】

この表現のコアは、都会の人が田舎に対して抱く「木くらいしかない不便な場所」という、少し大げさで面白がるような視点にあります。
静かな田園風景を褒め称えるのではなく、ブースのように「とんでもないド田舎に来てしまった」という驚きや戸惑いを込めて使われることが多いのが特徴です。
都会の喧騒から離れた場所へ行ったときの素直な感想として、ネイティブがよく口にするフレーズです。

実際に使ってみよう!

My grandparents live way out in the sticks, so there is no cell phone signal.
(祖父母はずっと辺鄙な田舎に住んでいるので、携帯電話の電波が届きません。)
インフラが整っていないような不便な場所であることを説明するときによく使われる例文です。

I got lost driving out in the sticks and ran out of gas.
(ド田舎をドライブしていて道に迷い、ガス欠になってしまった。)
周囲にガソリンスタンドや目印になる建物が何もない、人里離れた状況を表現するのに適しています。

He bought a large house out in the sticks to get away from the busy city life.
(彼は忙しい都会の生活から離れるため、人里離れた田舎に大きな家を買った。)
都会の喧騒から逃れるための選択として、あえて何もない環境を選ぶというポジティブな文脈でも使えます。

『BONES』流・覚え方のコツ

ブースが周囲を見渡し、豚の鳴き声にびっくりしながら「sticks(木)」しかない森の奥で戸惑う様子をイメージしてみてください。
コンクリートの建物に囲まれた都会から一転、見渡す限り木と泥しかない環境に放り込まれたギャップを感じ取るのがポイントです。
「stick=木の枝」→「木だらけの場所=ド田舎」という視覚的な連想と、ブースの少し呆れた表情をセットにすると、このフレーズの土臭いニュアンスが記憶に定着します。

似た表現・関連表現

in the middle of nowhere
(何もない大自然の真ん中で、人里離れた場所で)
「out in the sticks」が木々や森を連想させる田舎を指すのに対し、こちらは砂漠や荒野など、周囲に本当に「何もない」孤立した状況をより強調する表現です。

off the beaten path
(人があまり行かない場所、人里離れた)
直訳すると「踏み均されていない道から外れた」となります。観光地化されていない隠れ家的なスポットや、知る人ぞ知る名所など、ポジティブなニュアンスで使われることが多い表現です。

in the boondocks
(ド田舎、僻地)
フィリピンの言葉で山を意味する「bundok」に由来する表現です。「out in the sticks」と同様に都会から離れた不便な場所を指す俗語として、アメリカ英語でよく使われます。

深掘り知識:アメリカの開拓時代と「木(sticks)」の関係

なぜ「木の枝(sticks)」が田舎を意味するようになったのでしょうか。
ここにはアメリカの開拓時代の歴史が深く関わっています。
かつて人々が未開の土地を切り開いて都市を作っていく過程で、都市の中心部から離れれば離れるほど、そこには手つかずの森や木々だけが広がっていました。
都会に住む人々にとって、都市の境界線の外側に広がる未知の森は単なる「木々の集まり(sticks)」であり、そこから「田舎」「辺鄙な場所」という意味が生まれたと考えられています。
ひとつのイディオムの中に、アメリカという国が自然と向き合いながら発展してきた歴史の景色が見えてくるのは、言葉を学ぶ面白さのひとつですね。

まとめ|大自然の中で思わず口にしたいイディオム

「out in the sticks」は、木々のイメージから生まれた、辺鄙な場所を表す親しみやすい表現です。
どこかユーモラスで可愛らしい響きを持っており、大げさに嘆くような場面でも、ポジティブに自然を楽しむ場面でも幅広く使えます。
「in the middle of nowhere」などの似た表現と少しずつニュアンスを使い分けながら、自分のいる環境を伝えるレパートリーに加えてみてください。
ドラマでこのフレーズを耳にしたとき、「そのキャラクターは都会育ちだな」と想像してみると、登場人物の背景がより立体的に見えてきて一層楽しめます。

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