ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S01E19に学ぶ「put a crimp in」の意味と使い方

put a crimp in

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

順調に進んでいた計画や、楽しみにしていた予定に水を差されたことはありませんか?

今回はブースの皮肉めいたジョークから、物事の進行を妨げる小粋な表現をご紹介します。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

ニューオーリンズのブードゥー教専門店で、ブースとブレナンが聞き込みをしている場面です。
店主のリチャードが、自らの信仰に対する世間の偏見について真面目に語り始めます。

EVA BENOIT: Secte Rouge voodoo is much more powerful than ours.
(セクト・ルージュのブードゥーの方が、私たちのものよりずっと強力なの。)
RICHARD BENOIT: No, Eva. Not more powerful. Destruction is easier than harmony but not more powerful. There are a lot of misunderstandings about voodoo.
(いや、エヴァ。強力なわけじゃない。破壊は調和よりも容易だが、強力なわけではないんだ。ブードゥーについては多くの誤解があってね。)
BOOTH: Yeah. That whole zombie stuff puts a crimp in your public relations I bet.
(ええ。あのゾンビとかいう話が、あんたたちの広報活動に水を差してるんでしょうな。)
BONES Season1 Episode19 (The Man in the Morgue)

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店主のリチャードは、自分の信仰するブードゥー教が破壊的で恐ろしいものだという偏見を持たれていることに頭を悩ませており、真面目に誤解を解こうとしています。

しかし、カトリック教徒であるブースにとっては、ゾンビや呪いの話はどうしても胡散臭く感じてしまうのが本音です。

そこであえて「ゾンビの噂のせいでイメージ戦略が台無しですね」と、少し茶化すような皮肉を交えて切り返している、ブースらしい軽妙なやり取りですね。

フレーズの意味とニュアンス

put a crimp in
意味:〜に水を差す、〜の妨げとなる、計画などを狂わせる

crimpには、髪の毛のウェーブや、布の折り目、パイの縁のギザギザといった「縮れ・ヒダ」という意味があります。

そこから転じて、ピンと張ってスムーズだったものに「シワを寄せる」状態、つまりスムーズな進行を妨げるという意味合いで使われるようになりました。

【ここがポイント!】

計画や気分が「完全に破壊される」というよりは、順調だったものに「シワが寄って見栄えが悪くなる」「邪魔が入ってスムーズに進まなくなる」というもどかしいニュアンスが核心です。

日常会話のちょっとした足止めから、ビジネスでの予定変更まで、幅広く使える小粋なイディオムですよ。

実際に使ってみよう!

The sudden overtime put a crimp in my dinner plans.
(急な残業のせいで、夕食の予定に水が差されてしまった。)
楽しみにしていた予定が、避けられない要因によってスムーズにいかなくなってしまった時によく使われる、大人の日常あるある表現です。

A lack of funding could put a crimp in our new project.
(資金不足は、私たちの新プロジェクトの進行を妨げる可能性がある。)
ビジネスシーンで、資金や人員の不足が計画の「足かせ(シワ)」になることを指摘する際にも活躍する知的なフレーズです。

I don’t want to put a crimp in your weekend, but we have a problem.
(週末の気分を台無しにしたくはないんだけど、ちょっと問題が起きたの。)
相手の楽しい気分や順調な状況に、あえて悪い知らせを伝えなければならない時の前置き(クッション言葉)として非常に有効です。

BONES流・覚え方のコツ

「ブースの容赦ないツッコミ」で覚えましょう!

真面目にブードゥー教の素晴らしさを語る(ピンと張った布のような)店主の空気を、ブースが「でもゾンビでしょ?」と容赦なくクシャッとシワを寄せて(crimp)台無しにする様子を思い浮かべてみてください。

順調な空気を読まずに妨げるイメージが、スッと記憶に定着しますよ。

似た表現・関連表現

throw cold water on
(冷や水を浴びせる、水を差す)
熱を帯びて盛り上がっているアイデアや計画に対して、誰かが否定的な意見を言って文字通り「冷や水を浴びせる(水を差す)」状況で使われます。今回のフレーズよりも、人為的な意地悪さや批判的なニュアンスが強くなります。

spoil
(台無しにする)
映画の「ネタバレ(spoiler)」でもお馴染みの単語です。crimpが進行の「一時的な妨げ」であるのに対し、こちらは楽しみや価値そのものを「完全に損なってしまう、ダメにする」という強いダメージのニュアンスがあります。

get in the way of
(〜の邪魔になる)
物理的な障害物として「道(way)に入り込む」というイメージの通り、目標や進行の進路を塞いで邪魔をしている状況をシンプルに伝える表現です。crimpのような「シワが寄る」という比喩的な洒落っ気はありません。

深掘り知識:パイ生地と計画の意外な共通点

crimpという単語の日常的な使い道として面白いのが、料理の場面です。

パイ生地の縁を指でつまんで波打つようなギザギザの模様をつけることを「crimping」と呼びます。

お菓子作りにおいては生地を美しく仕上げるための素晴らしい技術ですが、これが予定や計画に対して使われると「余計なシワを寄せる=邪魔をする」というネガティブな意味に変わってしまうのが、英語という言語の面白さですね。

まとめ|予定外のシワも楽しんで

計画通りに進まないことや、思わぬ邪魔が入ることは日常茶飯事ですよね。

そんな時はただイライラするのではなく、「It put a crimp in my plan!(計画にシワが寄っちゃったよ!)」と、少しユーモアを交えて伝えてみてくださいね。

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