ドラマで学ぶ英会話|『BONES -骨は語る-』S1E2に学ぶ「ride it out」の意味と使い方

ride it out

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

本日は、避けられないトラブルや嵐のような状況に直面したとき、あえて「じっと耐えてやり過ごす」ことを伝える、非常に力強いフレーズをご紹介します。

『BONES -骨は語る-』シーズン1・第2話「車の中の遺体(The Man in the S.U.V.)」から、ride it out です。

テロ容疑がかかった遺体の鑑定を急ぐブレナン。そこへ、強引に主導権を握ろうとする国土安全保障省のギブソン捜査官が立ちはだかります。「私が管轄だ」と主張する彼に対し、ブレナンは「なら、私の分析なしで特定してみれば?」と一歩も引かない構え。

一触即発のラボの空気。親友のアンジェラが、現場を凍りつかせるブレナンに対し、処世術としての知恵を授けるシーンに注目してみましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

GIBSON: Dr. Brennan, I have jurisdiction… (ブレナン博士、私には管轄権が……)
BRENNAN: Then why don’t I destroy my notes and let you guarantee the identity of the remains. (だったら、私のメモを破棄しましょうか。遺体の身元特定はあなたが保証すればいいわ。)
ANGELA: It’s best to just ride it out, like an earthquake. (今はただ、地震みたいにやり過ごすのが一番よ。)

 BONES, Season 1 Episode 2 (The Man in the S.U.V.)

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権力を振りかざす相手に対し、真っ向から戦いを挑んでしまうブレナン。

そんな彼女に対し、アンジェラは「地震と同じで、ジタバタしても始まらない。嵐が過ぎ去るまでじっと耐えるのが賢明よ」と、ride it out という言葉を使ってなだめます。

自分の正義を貫きたいブレナンと、現実的な処世術を知っているアンジェラ。二人の対照的な性格が見える面白いやり取りです。

フレーズの意味とニュアンス

ride it out

意味:

  • 「(嵐などを)乗り切る」
  • 「(困難な状況が過ぎるのを)じっと耐えて待つ」
  • 「最後までやり過ごす」

もともとは、船が嵐の中で錨を下ろし、荒波を「乗りこなして(ride)」やり過ごすという航海用語から来ています。

転じて、自分ではコントロールできない悪い状況において、ジタバタせず、終わるまで耐え抜くことを指します。

ニュアンス: ride it out は、以下のような状況で使われます。

  1. 不可抗力のトラブル:不況や天災など、自分の努力だけではどうにもならない時。
  2. 一時的な感情の爆発:上司やパートナーの機嫌が悪い時、逆らわずに収まるのを待つ。
  3. プロジェクトの難局:今は辛いけれど、投げ出さずに最後まで踏みとどまる。

『BONES』のこの場面では、アンジェラが「今はギブソン捜査官の干渉(嵐)を正面から受け止めず、適当に聞き流してやり過ごしなさい」とアドバイスしています。

実際に使ってみよう!

The stock market is crashing, but we should just ride it out. 
(株価が暴落しているけれど、今はただ耐えてやり過ごすべきだ。)
パニックになって売るのではなく、状況が回復するまでじっと待つ姿勢を表します。

My boss is in a terrible mood today, so I’m just going to ride it out. 
(今日のボスは最悪の機嫌だから、私はただ波風立てずにやり過ごすつもりよ。)
相手の怒りが収まるのを待つ、日常的な賢い立ち回りです。

It’s going to be a tough few months for the company, but if we work together, we can ride it out. 
(会社にとって厳しい数ヶ月になるだろうが、協力すれば乗り切れるはずだ。)
困難な時期を最後まで耐え抜こうと、チームを鼓舞する際のフレーズです。

BONES流・覚え方のコツ

今回のシーン、アンジェラは「地震(earthquake)」に例えています。

地震が起きている最中に部屋の中を走り回っても危険なだけですよね。机の下に隠れて、揺れが収まるのを待つしかない……。

自分の力では変えられない大きな揺れの中にいるとき、その波に身を任せて、嵐が通り過ぎるのを待つ」というイメージで覚えてみてください。

ブレナンのように正面衝突するのではなく、柳のようにしなって受け流す、そんな「大人の余裕」を感じさせるフレーズです。

似た表現・関連表現

  • Hang in there 「持ちこたえる」「頑張る」
    ride it out と似ていますが、より「諦めないで!」と相手を励ますニュアンスが強い表現です。
  • Weather the storm 「嵐を切り抜ける」
    ride it out とほぼ同じ意味ですが、より困難な状況を克服して生き残るという力強い響きがあります。
  • Sit tight 「じっとしている」「今の場所から動かない」
    状況が変わるまで、余計な動きをせずに待機することを指します。

深掘り知識:アンジェラの「Earthquake」という比喩

アンジェラが「地震のように(like an earthquake)」と例えたのは、彼女がアーティストであり、感性豊かな人物だからこその表現です。

ブレナンのようにすべてを論理(Logic)で解決しようとする人間にとって、「ただ待つ」というのは非常に苦痛なこと。

しかし、人間関係や政治的な圧力は、時に論理では解決できない「自然災害」のようなものです。アンジェラは、ブレナンがラボの中で孤立しないよう、あえてこの表現を使って**「戦うことだけが解決策ではない」**という知恵を教えているのですね。

まとめ|「RIDE IT OUT」で嵐をやり過ごす

  • ride it out は「困難な状況をじっと耐えてやり過ごす」という意味
  • 自分の力ではどうにもならない時、収まるまで待つ賢明さを表す
  • 航海用語から来た「波に乗って耐え抜く」というイメージ

『BONES』では、このフレーズがブレナンの頑なさと、彼女を支えるチームメンバーの柔軟な人間性を鮮やかに描き出しています。

皆さんも、もし人生で「今は嵐の中にいるな」と感じる時があったら、このフレーズを思い出して、静かにその波を乗りこなしてみてくださいね。

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