ドラマで学ぶ英会話|『BONES -骨は語る-』S1E1に学ぶ「see fit」の意味と使い方

see fit

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

本日は、ビジネスシーンや少しフォーマルな場面で、自分の権限や裁量を伝えるときに役立つ知的なフレーズをご紹介します。

『BONES -骨は語る-』シーズン1・第1話(Pilot)から、see fit です。

ジェファソニアン研究所の所長、グッドマン博士。彼は研究者であると同時に、研究所を維持するための政治的な手腕も求められる立場にあります。

FBIへの捜査協力を渋るブレナンに対し、彼が放った「所長としての決定」を象徴する一言に注目してみましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

DR. GOODMAN: As a federally funded institution, the Jeffersonian must seize every opportunity to prove our worth to our friends in Congress which means, I loan you out as I see fit, especially to federal agencies. (連邦政府から資金援助を受けている機関として、ジェファソニアンは議会に対し我々の価値を証明するあらゆる機会を掴まねばならない。つまり、私は自分が適切だと思う通りに君を貸し出すということだ。特に連邦機関に対してはね。)
TEMP: ‘Loan out’ implies property Dr. Goodman and the FBI will never respect me as property. (「貸し出す」というのは、私が所有物だと言っているのと同じよ、グッドマン所長。FBIが所有物としての私を尊重することなんてありえないわ。) 

BONES, Season 1 Episode 1 (Pilot)

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研究所の存続のために「ブレナンをFBIへ派遣する(貸し出す)」と一方的に告げるグッドマン所長。

その際、自分の判断で自由に決定を下すという文脈で使われたのが see fit です。

これに対し、ブレナンが「私はモノ(property)じゃない」と即座に反論する姿は、出会ったばかりの二人の緊張感あふれる関係をよく表しています。

フレーズの意味とニュアンス

see fit

意味:

  • 「(〜するのが)適切だと判断する」
  • 「(自分の裁量で)〜するのが良いと考える」
  • 「〜することに決める」

ある行動をすることが正しい、あるいは適切だと自分が判断した際に使われる表現です。

単に「したい(want)」と言うよりも、客観的な判断や、決定権を持っているというニュアンスが含まれます。

ニュアンス: see fit は、主に以下のような状況で使われます。

  1. 自分の判断や裁量で何かを決定するとき
  2. 「自分が良いと思うやり方で」という強い意志を示すとき
  3. 少しフォーマル、あるいは断定的なトーンで方針を伝えるとき

『BONES』のこの場面では、グッドマン所長が「私が適切だと判断すれば、君の意向に関わらず派遣を決める権利がある」という、組織のトップとしての強い立場を強調するために使われています。

実際に使ってみよう!

You may use the budget as you see fit. 
(予算は、あなたが適切だと思う通りに使って構いません。)
相手に裁量権を与え、「あなたの判断に任せる」と伝えたいときに非常に便利な言い回しです。

The company didn’t see fit to promote him this year. 
(会社は、今年彼を昇進させるのは適切ではないと判断した。)
否定形で使うことで、「〜するのが妥当だとは考えなかった」という慎重な決定を表現できます。

Feel free to edit the document as you see fit. 
(その書類は、あなたが必要だと思う通りに自由に修正してください。)
仕事の依頼などで、相手の専門性や判断を信頼して任せる際の定番フレーズです。

BONES流・覚え方のコツ

グッドマン所長のように、背筋を伸ばし、組織のルールや大義名分を背負って話す姿をイメージしてみてください。

「自分が(see)」「状況に合っている(fit)」と判断する。

このフレーズは、感情ではなく「論理的、あるいは権限に基づいた判断」という重みがあります。

ビジネスの会議などで、「私の判断で進めます」と言いたいときに、この凛とした響きを持つ see fit を思い出してみてくださいね。

似た表現・関連表現

  • Think best 「最善だと思う」
    see fit と似ていますが、より個人的な意見というニュアンスが強くなります。
  • At one’s discretion 「〜の裁量で」
    ビジネスや法律用語でよく使われる、より硬い表現です。「I will do it at my discretion.」で、自分の判断で行うことを意味します。
  • Choose to 〜 「〜することを選ぶ」
    see fit が「適切かどうか」という判断に重きを置くのに対し、こちらは単純に「そうすることを選んだ」という結果に焦点を当てます。

深掘り知識:ブレナンが拒絶した「property」の重み

ブレナンが反論で使った property(所有物、財産)という言葉には、彼女の強い自尊心が込められています。

科学者としての誇りを持つ彼女にとって、所長の判断(see fit)だけで「貸し出される(loan out)」ことは、自分を人間ではなく「研究機材」のように扱っていると感じさせたのです。

グッドマン所長の「組織としての論理」と、ブレナンの「個人の尊厳」。

この対立が see fit という一言から浮き彫りになる脚本の妙は、後のエピソードでも繰り返し描かれる重要なテーマになっています。

まとめ|「see fit」で知的な裁量を表現する

  • see fit は「適切だと判断する」という意味
  • 自分の決定権や裁量を示す、少しフォーマルで知的な表現
  • 「as you see fit」で相手に判断を委ねる使い方も多い

『BONES』では、このフレーズが研究所内での権力構造や、プロフェッショナル同士のプライドのぶつかり合いを鮮やかに描き出しています。

皆さんも、責任ある立場で何かを決定したり、相手に判断を任せたりするとき、この see fit を使ってスマートに意思を伝えてみませんか?

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