ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S7E1に学ぶ「split time」の意味と使い方

split time

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン7第1話から、時間を分けて過ごすことを表す「split time」を解説します。
仕事と家庭、二つの拠点……あなたも「時間を分ける」生活を送っていませんか?

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

妊娠5ヶ月になったブレナンとブースは、まだ同居はせず、お互いの家を行き来する生活を送っています。
ブースの少し手狭なアパートのキッチンで朝食の準備をしている時の、二人の日常的なやり取りです。

Brennan: Oh, you know, we don’t have to go through this. My place is much roomier.
(あぁ、こんなことしなくてもいいのよ。私の家の方がずっと広いんだから。)

Booth: We both agreed to split time.
(二人で過ごす時間は半分ずつにするって同意しただろ。)

Brennan: Yes, and we are.
(ええ、そうしてるわ。)

Booth: Come on, Bones, you know what? It’s been five months. We spend almost all of our time together. What we need is one bed. One place. Our place.
(おいボーンズ、あのな、もう5ヶ月だ。俺たちはほとんどの時間を一緒に過ごしてる。必要なのは一つのベッドだ。一つの場所、俺たちの場所だ。)

BONES Season7 Episode1(The Memories in the Shallow Grave)

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シーン解説と心理考察

ブレナンの雑誌がオートミールの中に落ちてしまうという小さなトラブルが発端となり、彼女はブースの家のキッチンの狭さに少し不満を漏らします。
妊娠が発覚してからも、論理的で自立心の強いブレナンはすぐには同居に踏み切らず、「それぞれの家で過ごす時間を均等に分ける」というルールを自ら提案していました。

それに対してブースは「ルールを決めたのは君じゃないか」とたしなめつつも、本心ではもう行ったり来たりの生活に限界を感じています。
「一つのベッド、一つの場所、俺たちの場所(One place. Our place.)」という言葉には、新しい家族として共に根を下ろしたいというブースの強い願いが込められています。

手探りで新しい生活のかたちを作っていこうとする二人の姿が伝わってくる、温かくて前向きなシーンです。

「split time」の意味とニュアンス

split time
意味:時間を分ける、時間を分割して過ごす、交互に時間を割り当てる

「split(裂く、割る、分割する)」と「time(時間)」を組み合わせた表現です。
限られた時間を複数の場所・人・タスクの間で振り分ける際に使われます。

今回のシーンでは、ブースとブレナンが「それぞれの家で過ごす時間を半分ずつ分けている」状況を表しています。
仕事とプライベートで時間を分けたり、複数の拠点を行き来する生活でもよく使われる言葉です。

【ここがポイント!】

ネイティブがこの表現を使う時、頭にあるのは「1つのケーキを包丁でスパッと切り分ける」ような、物理的に時間を分割するイメージです。
単に「時間を過ごす」というよりも、意識的に・ルールとして「こっちはAのため、こっちはBのため」とメリハリをつけて振り分けているニュアンスが含まれます。

複数の場所を行き来する生活スタイルや、仕事と家庭を両立している状況を説明する時に、事実をシンプルに伝えられる便利なフレーズです。

実際に使ってみよう!

複数の場所を行き来するライフスタイルや、趣味と家族の時間のバランスをうまく説明したい時に使ってみてください。

My boyfriend and I split time between my apartment and his.
(彼氏と私は、私のアパートと彼のアパートで時間を分けて過ごしています。)
まさに今回のブースとブレナンのような、互いの家を行き来するカップルの状況を説明するのにぴったりの表現です。

She splits her time between her career and raising her children.
(彼女は仕事と子育てに時間を振り分けています。)
限られた時間を仕事と家庭の両方にバランスよく割り当てて奮闘している様子を表現できます。

I split time between my home in Tokyo and my office in Osaka.
(私は東京の自宅と大阪のオフィスの間で時間を分けて過ごしています。)
2つの拠点で生活や仕事をしている人が、自分のライフスタイルを説明する際によく使われる表現です。

『BONES』流・覚え方のコツ

ボウリングの「スプリット」を思い浮かべてみてください。
ピンが左右にパカーンと分かれて残ってしまう、あのイメージです。

ブースの家とブレナンの家という「2つの場所」に向かって、二人の時間が左右にスパッと分かれている情景を想像してみましょう。
ブースのアパートとブレナンの家を毎日行き来しながら、それでも「一つの場所が欲しい」と願っているブースの姿まで一緒に思い浮かべると、このフレーズが忘れられなくなるはずです。

似た表現・関連表現

divide time
(時間を分ける、配分する)
「split time」とほぼ同じ意味ですが、「divide」の方がより数学的で、綿密に計算して配分しているような少し硬いニュアンスを持ちます。ビジネスシーンやフォーマルな文章で好まれます。

alternate
(交互にする、交代で行う)
時間を分けるだけでなく、「Aの次はB、Bの次はA」というように順番に交代で行うことを強調する単語です。規則正しく行ったり来たりする状況にぴったりです。

juggle
(複数のことをうまく処理する、やりくりする)
大道芸のジャグリングのように、複数の予定やタスクを落とさないように両立させている状態を表します。「split」よりも忙しさや大変さが強調される表現です。

深掘り知識:色々なものをスパッと割る「split」の世界

「split」という単語は「時間を分ける」以外にも、日常会話で実にたくさんのものを割ってくれます。
この「割る・裂く」というコアイメージを持っておくと、英語表現の幅がぐっと広がります。

例えば、レストランで「割り勘にする」は「split the bill(請求書を割る)」、カップルが別れることは「split up(関係を裂く)」と表現します。
頭が割れるようにガンガン痛い状態は「splitting headache(割れるような頭痛)」、バナナを縦に割ってアイスクリームを乗せたデザートも「banana split(バナナスプリット)」ですね。

1つの基本単語が持つ視覚的なイメージを掴むことで、初めて見る表現でも直感的に意味を推測できるようになります。
「split」という単語を見るたびに、何かがスパッと分かれる場面を思い浮かべてみてください。

まとめ|限られた時間を上手に切り分ける表現

今回は『BONES』の生活感あふれるシーンから、時間を分担して過ごすことを表す「split time」をご紹介しました。
「One place. Our place.」——このセリフを言わせるほどに、ブースが行ったり来たりの生活に限界を感じていたというのが、このフレーズに込められた背景です。

仕事と家庭、二つの拠点、趣味と勉強……日々のスケジュールをやりくりする自分の生活に当てはめると、このフレーズがより身近に感じられるはずです。
ドラマのセリフから、日常で使える表現をこれからも一緒に拾い上げていきましょう。

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