ドラマで学ぶ英会話|『BONES -骨は語る-』S1E1に学ぶ「with all due respect」の意味と使い方

with all due respect

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

本日は、目上の人や上司に対して、失礼にならずに「異議」や「自分の意見」を伝えたいときに欠かせない、非常に知的なクッション言葉をご紹介します。

『BONES -骨は語る-』シーズン1・第1話(Pilot)から、with all due respect です。

ある失踪事件の捜査において、上司であるカレン副長官から「慎重に(静かに)進めろ」と釘を刺されるブース。

しかし、被害者の家族の苦しみを知るブースは、捜査を急ぐべきだと考えています。

組織の規律を守りつつも、自分の信念を曲げずに進言する、ブースの「熱い捜査官」としての一面が見えるシーンです。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

CULLEN: It’s better to keep this quiet, it’s been what, two years? What’s another few of days? (この件は穏便に進めるのが得策だ。もう2年も経ってるんだぞ? あと数日待ったところでどうなる?)
BOOTH: With all due respect sir, I’ve come to know the family pretty well, especially the Major and two years is a hell of a long time in my book. (恐縮ですが(しかるべき敬意を払いつつ申し上げますが)、私はご家族のことをよく知っています。特に少佐のことは。私に言わせれば、2年というのはとてつもなく長い時間ですよ。) 

BONES, Season 1 Episode 1 (Pilot)

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上司の「待ちなさい」という命令に対し、即座に「嫌です」と言うのは角が立ちます。

そこでブースが冒頭に添えたのが With all due respect です。

「あなたの立場は十分に尊重していますが、あえて私の意見を言わせてください」というニュアンスを挟むことで、対立ではなく「進言」の形をとっているのがポイントです。

フレーズの意味とニュアンス

with all due respect

意味:

  • 「お言葉ですが」
  • 「恐縮ながら」
  • 「しかるべき敬意を払いつつ申し上げますが」

直訳すると「払われるべきすべての敬意と共に」となります。相手の立場や意見を否定する前に、礼儀として添えられるフレーズです。

ニュアンス: with all due respect は、以下のような場面で非常に役立ちます。

  1. 上司や年上の人に、反対意見を述べなければならない時
  2. 相手の提案に対し、別の視点から反論したい時
  3. 感情的にならず、プロフェッショナルとして冷静に主張したい時

『BONES』のこの場面では、元軍人であり組織のルールを重んじるブースが、それでも被害者家族のために譲れない一線を守るために、この丁寧なクッション言葉を使っています。

実際に使ってみよう!

With all due respect, I don’t think that plan will work. 
(お言葉ですが、その計画がうまくいくとは思いません。)
会議などで、誰かの案に対して懸念を示したい時に、トーンを和らげつつもはっきりと意見を伝えることができます。

With all due respect, sir, we need more time to finish the project. 
(恐縮ですが、プロジェクトを完了させるにはもっと時間が必要です。)
無理な納期を提示された際などに、誠実さを保ちながら現状を伝える際の定番の言い回しです。

With all due respect, your assessment is slightly different from the data. 
(失礼ながら、あなたの評価はデータとは少し異なっています。)
相手の主観的な意見に対し、客観的な事実(データ)を突きつけたい時にもスマートに使えます。

BONES流・覚え方のコツ

このフレーズを使う時のブースの表情を見てみてください。

相手の目を見つめ、姿勢を正しつつも、声のトーンは決して攻撃的ではありません。

「あなたを尊敬しています(Respect)」という看板を掲げつつ、その裏で「でも私の意見はこうです」という矢を放つようなイメージです。

「相手を立てつつ、自分の芯を通す」という、大人なコミュニケーションの武器として覚えておくと、職場での信頼度がアップしますよ。

似た表現・関連表現

  • If you don’t mind me saying so 「こんなことを言っては差し障りがあるかもしれませんが」
    より個人的な意見を、遠慮がちに伝える時の表現です。
  • No offense, but… 「悪気はないんだけど……」
    with all due respect よりもずっとカジュアルで、友人同士などで少し言いづらいことを指摘する時に使われます。
  • In my humble opinion 「私の拙い意見では」
    自分を謙遜させて、控えめに自説を述べる時のフレーズです。

深掘り知識:ブースが使った「In my book」とは?

ブースがセリフの最後につけた in my book という表現も、ぜひセットで覚えてほしい便利なフレーズです。

「私の本の中では」から転じて、「私の考えでは」「私に言わせれば」という意味になります。

「世間一般ではどうか知らないが、少なくとも私にとってはこうだ」という、個人的な価値観や信念を強調したい時に使われます。

ブースにとって、家族の苦しみを2年も放置することは、自分の正義のルール(book)では許せないことだったのですね。

まとめ|「WITH ALL DUE RESPECT」で賢く主張する

  • with all due respect は「お言葉ですが」という丁寧な反論の合図
  • 相手への敬意を示しつつ、自分の意見を通すためのクッション言葉
  • フォーマルな場や、上下関係がある場面で非常に効果的

『BONES』では、このフレーズがブースの誠実さと、組織人としてのプロフェッショナリズムを際立たせています。

皆さんも、勇気を持って誰かに意見を伝えなければならない時、このフレーズを「お守り」のように使って、ドラマチックかつ知的に解決してみてくださいね。

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