ドラマで学ぶ英会話|『The Big Bang Theory』S1E5に学ぶ「pass up」の意味と使い方

pass up

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

せっかくのチャンスを見送るとき、「I don’t want to miss it」以外の言い方ができたら、もっと自然な英語になります。
「pass up」は「(チャンスや機会を)見送る・断る」というシーンで使われるフレーズです。
レナードが自分の気持ちを必死に整理しながら使うシーン、一緒に見てみましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

レズリーとの関係を続けるかどうか迷うレナードが、シェルドンに自分の気持ちを語るシーンです。
ペニーへの気持ちを自覚しながらも、目の前にあるレズリーとの関係を大切にしようとするレナードの葛藤がよく表れています。
シェルドンのリアクションも含めて、このシーンはシーズン1の中でも印象に残る場面です。

Leonard:Regardless, I have a chance at a real relationship with Lesley, I’m not going to pass that up for some hypothetical future happiness with a woman who may or may not want me to be happy with a woman who is currently making me happy.
(それはともかく、レズリーとちゃんとした関係を築けるチャンスがある。今の幸せをくれている女性がいるのに、あるかどうかもわからない仮定の未来の幸せのために、そのチャンスを見送るつもりはない。)

Sheldon:Leonard?
(レナード?)

Leonard:Yeah.
(何?)

Sheldon:I still don’t care.
(やっぱり興味ない。)

The Big Bang Theory Season1 Episode5(The Hamburger Postulate)

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シーン解説と心理考察

レナードの長台詞は、ペニーへの気持ちとレズリーとの現実の関係の間で揺れる心理をそのまま言語化したものです。
「仮定の未来の幸せ」と言いながら、実はペニーのことを指しているのは明らかで、聞いているこちらは少し切なくなります。
それに対してシェルドンが “I still don’t care.”(やっぱり興味ない)と返すのが絶妙で、シェルドンとしての一貫性がここでも発揮されています。
“pass that up” という表現がレナードの迷いと決意を同時に表しているのが、このシーンの聴きどころのひとつです。

「pass up」の意味とニュアンス

pass up
意味:(チャンス・機会・申し出などを)断る、見送る、逃す

“pass up” は「目の前にある機会をあえてスルーする」というニュアンスを持つ句動詞です。
“miss” が「うっかり逃す」という意味に近いのに対し、“pass up” は意識的に断る・見送るという意味合いが強いのが特徴です。
「もったいない」「せっかくのチャンスなのに」というニュアンスが含まれることも多く、”I can’t pass this up!”(このチャンスは見逃せない!)のように使われます。

【ここがポイント!】

「pass up」は「意識的にチャンスを見送る」ときに使うフレーズで、”miss” とはニュアンスが異なります。

“I missed the opportunity.”(機会を逃した)は偶発的なニュアンスが強く、”I passed up the opportunity.”(機会を見送った)は意図的な選択のニュアンスになります。
この違いを意識すると、より正確な英語表現ができるようになります。

実際に使ってみよう!

I can’t pass up an opportunity like this.
(こんなチャンス、見逃すわけにはいかない。)
ビジネスや日常で「絶好のチャンス」を前にしたときの定番フレーズです。

She passed up a great job offer to stay close to her family.
(彼女は家族のそばにいるために、素晴らしい仕事のオファーを断った。)
意識的な選択として機会を見送った場面に使えます。

Don’t pass up the chance to travel while you’re young.
(若いうちに旅をするチャンスを逃さないで。)
アドバイスや励ましの文脈でもよく使われる表現です。

『The Big Bang Theory』流・覚え方のコツ

レナードが “I’m not going to pass that up” と言いながら、実はペニーのことを頭の中で考えていたあのシーンを思い浮かべてください。
「目の前に差し出されたものを素通りする(pass up)」というイメージで覚えると、意識的に見送るというニュアンスがつかみやすいです。
チャンスや誘いを「断る・逃す」と言いたい場面で、”I can’t pass this up!” か “I’ll pass it up.” を使い分けてみましょう。

似た表現・関連表現

turn down
(断る、却下する)
“pass up” と似ていますが、”turn down” は申し出や提案・要求を「断る」という場面でよく使われます。”She turned down the job offer.”(彼女はその仕事のオファーを断った)のように使います。

let slip
((チャンスなどを)うっかり逃す)
“pass up” が意識的な選択なのに対し、”let slip” はうっかり見過ごしてしまったニュアンスがあります。”Don’t let this chance slip!”(このチャンスを逃すな!)のように使います。

skip
(飛ばす、省く)
カジュアルな場面で「(機会や工程を)スキップする」という意味で使われます。”I’ll skip the meeting today.”(今日の会議はパスする)のように、やや軽いニュアンスがあります。

深掘り知識:「pass up」と「pass on」の違いを知っておこう

似た表現として “pass on” があります。
“pass on an opportunity” も「機会を見送る・断る」という意味で使われますが、”pass up” と比べると少しフォーマルで、ビジネスの文脈でよく使われる印象があります。
一方 “pass up” はより口語的で、日常会話・ドラマ・映画の中で幅広く使われています。
また、”pass on” には「情報を伝える・伝達する」(pass on the message)や「亡くなる」(pass on = pass away)という全く異なる意味もあるため、文脈に注意が必要です。
“pass up” はほぼ「機会・チャンスを見送る」という意味に限定されるので、混乱が少なく使いやすい表現です。

まとめ|「pass up」でチャンスへの向き合い方を表現しよう

「pass up」の核心は、「目の前のチャンスを意識的に見送る」という選択を伝えることです。
偶然逃すのではなく、自分で判断して断るというニュアンスが含まれているため、”miss” とは異なる場面で使うことが大切です。
レナードが “I’m not going to pass that up” と決意を込めて言ったように、このフレーズには選択の重みが乗っています。
日常のさまざまな場面で「逃せない」「見送る」という気持ちを英語で表したいとき、ぜひ “pass up” を使ってみてください。

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