ドラマで学ぶ英会話|『The Big Bang Theory』S1E5に学ぶ「work up an appetite」の意味と使い方

work up an appetite

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

「お腹が空いた」と言いたいとき、”I’m hungry” 以外の言い方を知っていますか?
「work up an appetite」は、ネイティブが自然に使う、ちょっとこなれた空腹の表現です。
『ビッグバンセオリー』のあのシーンで、さっそく使い方を見てみましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

チーズケーキファクトリーで注文を取りにきたペニーに、ハワードが声をかけるシーンです。
朝からジムでトレーニングをこなしてきたとアピールしながら、何を食べるか尋ねています。
ペニーの返しがまた絶妙で、このシーンのテンポの良さはビッグバンセオリーならではです。

Howard:What do you recommend for someone who worked up a man-sized appetite from a morning of weight training and cardio-funk?
(朝のウェイトトレーニングとカーディオファンクでものすごい食欲が出た人には何がおすすめ?)

Penny:A shower.
(シャワーじゃない?)

Howard:I’ll take the heart smart platter.
(じゃあヘルシープレートをもらうよ。)

Penny:Alright, thank you, and Sheldon.
(はい、ありがとう。シェルドンは?)

The Big Bang Theory Season1 Episode5(The Hamburger Postulate)

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シーン解説と心理考察

ハワードは「ウェイトトレーニングとカーディオファンク」という言葉をわざわざ並べて、自分がいかに体を鍛えてきたかをアピールしています。
「man-sized appetite(大人の男の食欲)」という大げさな表現も、ハワードらしい自意識の強さが滲み出ていて笑えます。
ペニーの「A shower.(シャワーでしょ)」という一言は、アピールを完全に無視した最高の切り返しで、このドラマの掛け合いの魅力が凝縮されています。
運動後に本当に食欲が出ている場面なので、フレーズの意味がシーンからそのまま伝わってくるのがわかりやすいポイントです。

「work up an appetite」の意味とニュアンス

work up an appetite
意味:(運動や活動などを通じて)食欲を増進させる、お腹を空かせる

work up は「徐々に高める・引き起こす」というニュアンスを持つ句動詞です。
「食欲(appetite)をwork upする」、つまり何らかの活動によって食欲が自然と湧いてきた状態を表します。
“I’m hungry” がただの空腹の状態を伝えるのに対し、work up an appetite は「〜したおかげでお腹が空いた」という経緯込みの表現です。
日本語で言えば「お腹を空かせた」「食欲が出てきた」という感覚に近いです。

【ここがポイント!】

「work up an appetite」は、運動・散歩・外出など何らかの活動の後に使うのが自然な表現です。

ただ「お腹が空いた」と言うだけでなく、「何かをしたからお腹が空いた」という文脈があるときに使うとネイティブらしく聞こえます。
また、ハワードのように “work up a man-sized appetite” と形容詞を挟んで大げさに言うのも、ユーモアのある自然な使い方です。

実際に使ってみよう!

We walked around the city all day and really worked up an appetite.
(一日中街を歩き回って、すっかりお腹が空いた。)
観光や外出後に自然に使えるシンプルな例文です。

Playing tennis for two hours really works up an appetite.
(テニスを2時間やると、本当にお腹が空くね。)
スポーツや運動の後の会話でそのまま使えます。

I worked up quite an appetite after the meeting — let’s grab lunch.
(会議のあとすっかりお腹が空いてしまいました。ランチにしませんか。)
ビジネスの場でも使える、少しフォーマルなアレンジです。

『The Big Bang Theory』流・覚え方のコツ

ハワードが「ウェイトトレーニングとカーディオファンク」のあと得意げに “worked up a man-sized appetite” と言う場面を思い浮かべてみてください。
何かを頑張った後にお腹が空いた、という流れがそのままフレーズの意味になっています。
「work up = 積み上げる」→「食欲を積み上げた=お腹が空いた」とイメージすると覚えやすいです。
次に運動や外出の後に「お腹空いた!」と言いたくなったとき、”I worked up an appetite!” と口に出してみましょう。

似た表現・関連表現

be starving
(お腹がペコペコだ)
“I’m starving!” はカジュアルな誇張表現として日常的によく使われます。work up an appetiteより感情的・直感的なニュアンスです。

build up an appetite
(食欲を蓄える)
“work up” とほぼ同じ意味で使われる表現です。どちらを使っても自然ですが、”work up” のほうがより口語的でよく耳にします。

have a big appetite
(食欲旺盛だ)
こちらは状態を表す表現で、「もともと食欲がある人」という意味合いが強くなります。work up an appetiteとは異なり、活動によって食欲が生まれたというニュアンスはありません。

深掘り知識:「work up」の語源と広がり

work up はもともと「徐々に作り上げる・高めていく」という意味を持つ表現です。
“work up a sweat”(汗をかく)、”work up the courage”(勇気を奮い起こす)、”work up a proposal”(提案をまとめる)など、さまざまな場面で使われます。
共通しているのは「ゼロから何かを積み上げていく」イメージです。
appetite(食欲)の語源はラテン語の appetitus(欲求・渇望)で、「何かを求める気持ち」という意味がもとになっています。
この2つが組み合わさった “work up an appetite” は、「活動を通じて食欲という感覚を積み上げた」という、とても理にかなった表現なのです。

まとめ|「work up an appetite」で食事の会話がぐっとリアルになる

「work up an appetite」の核心は、「何かをしたことで食欲が生まれた」という経緯込みの表現であることです。
“I’m hungry” の一言で済ませていた場面も、このフレーズを使うことで「どんなことをして空腹になったか」という情景が自然と伝わり、会話に奥行きが生まれます。
たとえば旅先で歩き疲れた後、スポーツの後、長い会議の後など、日常のさまざまな場面で使えます。
「お腹が空いた」という当たり前の一言が、ネイティブらしい自然な英語に変わる——そんな小さな変化が、英語での会話をもっと楽しくしてくれます。
ハワードのちょっと大げさな “man-sized appetite” を思い出しながら、ぜひ日常会話に取り入れてみてください。

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