海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は、天才詐欺師とFBI捜査官がタッグを組むスタイリッシュな刑事ドラマ『ホワイトカラー』シーズン1・第1話から、相手を気遣う定番中の定番フレーズ「What’s wrong?」をご紹介します。
ふとした瞬間の表情の変化を見逃さない。そんな理想的な夫婦関係が垣間見えるシーンと一緒に、シンプルだけど奥が深いこの表現をマスターしていきましょう!
実際にそのシーンを見てみよう!
Elizabeth: What’s wrong?(どうしたの?)
Peter :Nothing.(何でもないさ)
Elizabeth: Don’t tell me it’s Neal Caffrey. I’ve been competing with him for three years.(ニール・キャフリーだって言わないで。彼と3年間も競争しているわ)
White Collar season1 episode1(Pilot episode)
宿敵だったニールから、ある驚きの提案を持ちかけられたピーター。家に戻ってもどこか考え込んでいる夫の様子に、妻のエリザベスが優しく「どうしたの?」と声をかけます。ピーターがはぐらかそうとしても、「またニールのことでしょ?」とお見通しなエリザベス。夫が仕事に熱中するあまりニールのことばかり考えているのを、少しジョーク混じりに「私と彼はライバルね」なんて言える彼女の懐の深さが素敵ですよね。
フレーズの意味とニュアンス
What’s wrong? は、直訳すると「何が間違っていますか?」ですが、日常会話では「どうしたの?」「何かあった?」「大丈夫?」といった、相手を心配するニュアンスで使われます。
wrong には「誤った」「具合が悪い」という意味があるため、相手の顔色が優れなかったり、いつもと様子が違って「何か良くないことが起きているな」と感じたときに投げかける言葉です。
似た表現に “What’s the matter?” がありますが、これはより客観的に「何が問題なの?」と聞く響きになります。それに対して “What’s wrong?” は、より親しい間柄で「何か力になれることはある?」という寄り添うような優しさがこもったフレーズなんですよ。
実際に使ってみよう!
大切な人が溜息をついたり、浮かない顔をしていたりするときに、そっと声をかけてみてください。
You look pale. What’s wrong? (顔色が悪いよ。どうしたの?大丈夫?)
What’s wrong? You’ve been quiet all evening. (どうしたの?晩ごはんの間ずっと静かだけど。)
What’s wrong with the computer? It’s so slow today. (パソコンどうしちゃったんだろう?今日はすごく遅いな。) ※人だけでなく、物の調子が悪いときにも使えます!
ホワイトカラー流・覚え方のコツ
『ホワイトカラー』のエリザベスのように、相手の目を見て、柔らかいトーンで聞くのがポイントです。
ただし、一つだけ注意したいのが “What’s wrong with you?” という言い方。最後に “with you” を付けると、途端に「あなた、一体どうしちゃったの?(頭おかしいんじゃない?)」という相手を責めるような、かなりキツいニュアンスに変わってしまいます。
相手を純粋に心配したいときは、エリザベスのようにシンプルに「What’s wrong?」だけで止めるのが、賢い大人の英会話のコツですよ!
まとめ|「What’s wrong?」で優しさを伝えよう
今回は『ホワイトカラー』から、相手を思いやる魔法の言葉「What’s wrong?」をご紹介しました。
「何でもない」と答えるピーターに対して、それ以上問い詰めずにジョークで和ませるエリザベスの気遣いは、私たちも見習いたいコミュニケーション術ですよね。皆さんも、身近な人が少し元気がなさそうなときは、ぜひこの一言で声をかけてみてくださいね。


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