ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S02E10に学ぶ「in and out of」の意味と使い方

in and out of

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は、せわしない人の動きや、不安定な状況の波をたった4つの単語で見事に表現できる、ネイティブならではのフレーズをご紹介しますね。
日常会話からビジネスまで幅広く応用できる表現を、一緒に学んでいきましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

森で発見された遺体の身元が判明し、被害者を必死に探していた兄の姿を目の当たりにしたブレナン。
幼い頃に両親を失い、頼りにしていた兄ラスにも見捨てられた過去を持つ彼女が、ふと自分の人生に思いを馳せる切ない場面です。

Brennan: The brother… he really cared about her.
(あのお兄さん…本当に妹を大切に思っていたのね。)

Booth: Yeah.
(ああ。)

Brennan: I wonder what my life would have been like if Russ had raised me.
(もしラスが私を育ててくれていたら、私の人生はどうなっていたかと思うわ。)

Booth: Well, you know, since he was a petty thief – you know, in and out of jail all the time – I’d imagine it wouldn’t have been very good.
(ええと、な、彼はコソ泥だったわけだから、刑務所をしょっちゅう出たり入ったりしていて…あまり良いものではなかっただろうと想像するよ。)
BONES Season2 Episode10 (The Headless Witch in the Woods)

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シーン解説と心理考察

「もしも兄がそばにいてくれたら」というブレナンの叶わぬ願いに対し、ブースはあえて厳しい現実を突きつけます。

冷たく聞こえるかもしれませんが、これはブレナンが美化した過去の幻影に囚われて傷つかないよう、彼女を今ここにある現実に引き戻そうとするブースなりの不器用な優しさです。
兄の不安定で荒れた生活ぶりを、この短いフレーズが的確に言い表していますね。

フレーズの意味とニュアンス

in and out of
意味:(場所などを)頻繁に出入りして、〜を繰り返して、〜へ入ったり出たり

中へ入る「in」と、外へ出る「out of」を and で繋いだ、見た目通りの分かりやすい表現です。
ある空間や状態へ入ったり出たりする動きを、まるで回転ドアのように「何度も繰り返している」というニュアンスを持ちます。

【ここがポイント!】

単に一回入って出たのではなく、「振り子のように行ったり来たりしている状態」が核心です。

一緒に使う動詞によってニュアンスが変わり、「be in and out of〜」であれば出入りを繰り返している「状態」を、「drift in and out of〜」であれば状態の間を漂う「変化」を表します。
慌ただしさや、状況が安定しない様子を表現するのにぴったりのフレーズですよ。

実際に使ってみよう!

My boss has been in and out of meetings all morning.
(上司は午前中ずっと、会議に出たり入ったりしている。)
[解説] オフィスで非常によく使う表現です。相手が会議室に入っては出てを繰り返し、せわしなく動き回っていてなかなかつかまらない状況がよく伝わります。

My grandfather has been in and out of the hospital recently.
(祖父は最近、入退院を繰り返している。)
[解説] 単に「入院した」という事実だけでなく、体調が良くなったり悪くなったりを繰り返しているという、不安定な健康状態を周囲に優しく伝えることができます。

I was so tired that I drifted in and out of sleep during the movie.
(とても疲れていたので、映画の間ずっと浅い眠りを出たり入ったり、つまりウトウトしていた。)
[解説] 「drift(漂う)」という動詞と組み合わせることで、意識がはっきりしたり遠のいたりする、あの舟を漕ぐような感覚が見事に表現されていますね。

『BONES』流・覚え方のコツ

コソ泥だったブレナンの兄が、刑務所の鉄格子の中(in)に入っては、また外(out of)に出てきて、そしてまた戻っていく…という映像を思い浮かべてみてください。

この「行ったり来たりする反復運動」のイメージを持っておくと、会議室のドアでも、病院のベッドでも、すんなりと応用して口から出てくるようになりますよ。

似た表現・関連表現

back and forth
(意味:行ったり来たり、前後に)
in and out of が「内外」の動きであるのに対し、こちらは「前後・左右」の往復運動を表します。議論が行ったり来たりして進展しない時などにも使われます。

off and on / on and off
(意味:断続的に、降ったり止んだり)
雨が降ったり止んだりする時や、痛みが出たり消えたりする時など、ある事象が「起きたり起きなかったり」を繰り返す様子を表します。

up and down
(意味:上がったり下がったり、浮き沈み)
場所の移動ではなく、感情の起伏やビジネスの調子など、状態の波やバイオリズムを表現する際によく使われる表現です。

深掘り知識:物理的な「場所」から抽象的な「状態」へ

in and out of の面白いところは、最初は「部屋」や「刑務所」といった目に見える物理的な空間の出入りを表していたものが、次第に目に見えない抽象的な「状態」へと意味を広げていく点です。

例文で紹介した「in and out of sleep(睡眠状態からの出入り)」の他にも、「in and out of consciousness(意識が戻ったり失われたり)」「in and out of trouble(トラブルを起こしてばかり)」といった使い方ができます。

空間を表す前置詞を、精神状態や状況に当てはめて使うのは英語特有の感覚です。
この空間認識の広がりを意識すると、英語の表現力がグッと豊かになりますよ。

まとめ|「行ったり来たり」をマスターしよう!

いかがでしたか?
今回は『BONES』の少し切ないシーンから、頻繁な出入りや状態の繰り返しを表すフレーズ「in and out of」をご紹介しました。

忙しいビジネスシーンでの上司の動きから、日常の体調表現まで、使い勝手の良い表現ですね。
ぜひ、振り子のように行ったり来たりするイメージを持って、ご自身の会話でも活用してみてください。

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