ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S02E15に学ぶ「make quick work of」の意味と使い方

make quick work of

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は、手ごわい相手や大量の仕事をあっという間に片付けてしまう、とても爽快で実用的な表現をご紹介しますね。
覚えておくと、日常のちょっとした達成感を英語で表現できるようになりますよ。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

ブレナンの著書を模倣した連続殺人事件の捜査が進む中、ラボに運ばれてきた遺体を調べているホッジンズとカムが、その状態について語り合うシーンです。

Hodgins: Got some phaenicia sericata stuck in the tape. Means she’s been dead less than two days.
(テープにヒロズキンバエが付着している。つまり死後2日以内ということだ。)

Cam: Rats sure made quick work of her. So all the victims in Dr. Brennan’s book go eaten?
(ネズミがあっという間に彼女を片付けてしまったのね。ブレナン博士の本では被害者は全員食べられるの?)

Hodgins: Yeah, it was part of the metaphor. The victims were all corrupt politicians who’d been feeding for years on the good will of the people so…
(ああ、あれはメタファーの一部だったんだ。被害者は皆、長年にわたって人々の善意を食い物にしてきた腐敗した政治家たちだった、だから…)

Cam: I got it. Lots of gore with a splash of social commentary. No wonder it’s a best seller. Ooh good. Lots of tissue left over here.
(なるほどね。たっぷりの流血に、社会風刺のスパイス。ベストセラーになるわけだわ。ああ、よかった。組織がまだたくさん残ってる。)
BONES Season2 Episode15 (The Bodies in the Book)

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シーン解説と心理考察

凄惨な遺体を目の前にしながらも、ラボのメンバーは極めて冷静です。

ネズミが遺体をひどく損壊した事実を「make quick work of(素早く片付ける)」と表現したカムに対し、ホッジンズはそれが「国民を食い物にする政治家が、逆に動物に食われる」というブレナンの皮肉だと解説します。

悲惨な状況を事務的かつブラックユーモアを交えて語ることで、彼らのプロフェッショナルとしての顔が際立つ興味深いシーンですね。

フレーズの意味とニュアンス

make quick work of
意味:〜を素早く片付ける、〜をあっという間に終わらせる、手際よく処理する

直訳すると「〜に対して素早い仕事をする」となります。
単にスピードが速いだけでなく、「大量のタスクや困難な作業を、効率よく手際よく完了させる」という状況で使われるフレーズです。

物理的な作業にとどまらず、食事をペロリと平らげることや、厄介な問題をあっさりと解決してしまうことなど、幅広い場面で活躍します。

【ここがポイント!】

ネイティブがこのフレーズを使う時、対象となるものを「面倒なタスクや障壁」と見なし、それを圧倒的なスピードで「一掃した・完了させた」というコアイメージがあります。

ただの「fast(速い)」とは異なり、手ごわいと思っていたものをいとも簡単に退けたという爽快感や、対象を完全に制圧したというニュアンスが込められているのが特徴です。

実際に使ってみよう!

日常やビジネスで使える例文をチェックして、実際の会話に活かしていきましょう。

The new accounting software made quick work of our tax returns.
(新しい会計ソフトのおかげで、確定申告があっという間に片付きました。)
ビジネスや日常において、面倒で時間のかかる作業(タスク)を、便利なツールや優秀な人が効率よく終わらせてくれた時にぴったりです。

We were starving, so we made quick work of the large pizza.
(私たちは腹ペコだったので、Lサイズのピザをあっという間に平らげてしまいました。)
食べ物に対して使うと、「手際よく食べる=すぐに完食して片付ける」という少しユーモアのある表現になります。

Our team made quick work of the opponents in the first half.
(私たちのチームは、前半戦で対戦相手をあっさりと打ち負かしました。)
スポーツや交渉の場で、相手との実力差を見せつけて圧倒した、という状況を描写する際にもよく使われます。

BONES流・覚え方のコツ

カムが放ったセリフから、ネズミたちがまるで熟練の解体業者のように、恐るべきスピードと効率で「厄介な仕事」を進めていく様子をイメージしてみてください。

本来なら目を背けたくなる出来事を、プロの「鮮やかな手仕事(quick work)」に例える視点を意識するのがおすすめです。
このフレーズが持つ「圧倒的な処理能力と爽快感」のニュアンスが、記憶に定着しやすくなりますよ。

似た表現・関連表現

make short work of
(〜をあっさり片付ける、すぐに終わらせる)
make quick work of とほぼ完全に同じ意味で使われる類義語です。「素早い(quick)」のかわりに「短い時間で(short)」という点が強調されていますが、使い分けを気にする必要はありません。

breeze through
(〜を楽々とこなす、すいすいと終わらせる)
作業そのものが自分にとって簡単で、全く苦労せずにすぐ終わったという「軽快さ」や「余裕」に焦点が当たっている表現です。

finish off
(〜を完全に終わらせる、最後まできれいに片付ける)
残っていた仕事や食事などを、すっかり片付けてゼロにするという「完了」に重きを置いた表現です。

深掘り知識:圧倒的な「実力差」を示すネイティブの感覚

このフレーズは、主語が目的語に対して「圧倒的に優位に立っている」状況で非常に好まれます。
例えば、熟練の職人が複雑な修理を瞬時に終わらせたり、強豪チームが弱小チームを圧倒したりする場面です。

ネイティブは「make quick work of」を使うことで、「対象がいかに手ごわく見えようとも、自分(または主語)にとっては単なる『こなすべき作業(work)』に過ぎない」という余裕や自信を暗にほのめかしています。

上級者の方は、この「余裕と実力差」のニュアンスを意識してスピーチやビジネス会話に取り入れると、グッと洗練された印象を与えられますよ。

まとめ|厄介ごとを鮮やかに片付ける表現

今回は、面倒なタスクや手ごわい相手を圧倒的なスピードで片付ける「make quick work of」について解説しました。

日常の家事から仕事の残業まで、自分が何かを効率よく終わらせた時に、心の中で「I made quick work of it!」と呟いてみてくださいね。
面倒な作業も、少しだけゲーム感覚で楽しめるかもしれません。

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