海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は『BONES』S2E17から、日常会話からビジネスまであらゆる場面で直面する「壁」を乗り越えるための必須フレーズをご紹介します。
混沌とした状況から答えを導き出す「figure out」の意味と使い方を、一緒に見ていきましょう!
実際にそのシーンを見てみよう!
教会の墓地で水道管が破裂し、古い棺が地上に飛び出してしまった現場。
身元確認の難しさを嘆くマシュー神父に対し、ブレナンが冷静に答えるシーンです。
Brennan: Are you alright?
(大丈夫ですか?)Father Matt: I’ve had some stomach problems lately… this isn’t helping. The last person was buried here over fifty years ago, I don’t know how you’re gonna figure out who’s who.
(最近胃の調子が悪くて…これでは余計にこたえますよ。最後に人が埋葬されたのは50年以上も前です。一体どうやって誰が誰なのか見分ける(答えを導き出す)おつもりですか。)Brennan: With burial records, identification should be pretty straightforward.
(埋葬記録があれば、身元確認はかなり簡単ですよ。)
BONES Season2 Episode17 (The Priest in the Churchyard)
シーン解説と心理考察
バラバラに散乱した50年前の遺体を前に、マシュー神父は「誰が誰だか答えを見つけ出す(figure out)なんて絶対に無理だ」と途方に暮れています。
しかし、法人類学者であるブレナンにとっては、骨から情報を読み取ることは単なる科学的なパズルに過ぎません。
感情に飲まれて思考停止してしまう神父と、どんな難題でも「プロセスを踏めば答えは出る」と考えるブレナン。
2人の対照的な思考回路が浮き彫りになる、興味深いやり取りですね。
フレーズの意味とニュアンス
figure out
意味:理解する、解決する、答えを見つけ出す
「figure」は名詞で「数字」や「形」、動詞で「計算する」という意味を持ちます。
そこに「完全に」や「外へ」を意味する「out」がくっつくことで、頭の中で情報を整理したり計算したりして、最終的に「答えを導き出す」というニュアンスになります。
【ここがポイント!】
このフレーズの核心は「自ら考え、試行錯誤するプロセス」です。
ただパッと見て「知っている」状態ではなく、自ら虫眼鏡を持ち、あぁでもないこうでもないと悩んだ末に「なるほど、わかった!」「解決策が見つかった!」と自力で答えを外(out)に引っ張り出すような、泥臭い思考の動きを表しています。
そのため、仕事でのトラブル解決や、人間関係の悩みなど、一筋縄ではいかない場面で非常によく使われます。
実際に使ってみよう!
I’m trying to figure out how to use this new software.
(この新しいソフトウェアの使い方を理解しようとしているところです。)
マニュアルを読んだり、実際にクリックしてみたりと、試行錯誤しながら使い方をマスターしようとするプロセスを表せます。
We need to figure out a way to cut costs.
(私たちはコストを削減する方法を見つけ出さなければなりません。)
ビジネスシーンで非常に重宝する表現です。現状を分析し、戦略を練って解決策を捻り出すという労力が伝わります。
I just can’t figure him out.
(彼の考えていることが、どうしても理解できません。)
対象は物や問題だけでなく「人」にも使えます。相手の意図や性格をいくら分析しても答えが出ない、という人間関係の複雑さを表す際にも便利ですね。
『BONES』流・覚え方のコツ
土にまみれた何百もの骨の破片を前にして、ブレナンがパズルのピースを一つずつ組み立てていくように「答えを導き出す(figure out)」姿をイメージしてみてください。
混沌とした状況から、頭の中で情報を整理して、外(out)に明確な答えを出す。
ブレナンの理路整然とした推理プロセスとリンクさせると、このフレーズの持つ「知的労働のプロセス」のニュアンスがしっかりと定着しますよ。
似た表現・関連表現
understand
(理解する、わかる)
「figure out」が自ら汗をかいて答えを出すプロセスなら、「understand」は頭の中にパッと電球が灯るような、すでに「理解している状態」を表します。
find out
(事実を知る、情報を得る)
「figure out」が自らの思考回路を使って答えを導くのに対し、「find out」はネットで検索したり人から聞いたりして、外部から「情報を偶然、または意図的に見つける」というニュアンスになります。
solve
(解決する、解く)
数学の数式や犯罪事件などを「解決する」という結果そのものに焦点を当てた、少しフォーマルな表現です。日常のちょっとした問題に対しては「figure out」の方が、会話のトーンとして自然に馴染みます。
深掘り知識:フィギュアスケートの「フィギュア」と同じ語源?
「figure out」の「figure」は、ラテン語で「形作る」を意味する「fingere」に由来します。
実は、氷の上にスケート靴の刃で美しい「図形(figure)」を描くことから名付けられた「フィギュアスケート」や、アニメのキャラクターの形を立体化した「フィギュア」と全く同じ語源を持っています。
最初は曖昧でモヤモヤしていた事柄が、思考を重ねることで次第に「はっきりとした形(figure)」になって現れる(out)様子。
そう考えると、言葉の持つイメージがとても立体的で美しく感じられますよね。
まとめ|問題解決のプロセスを楽しむフレーズ
今回は、日常会話でもビジネスでも非常によく使われる「figure out」をご紹介しました。
単なる「理解」ではなく、自ら考えて答えにたどり着くというポジティブなエネルギーと知性を感じさせる表現です。
困難な壁にぶつかった時こそ、ぜひこの言葉を思い出して、解決のプロセスを楽しんでみてくださいね。


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