「sport」と「activity」のあいだ|『BONES』S01E12で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「sport」と「activity」のあいだ|『BONES』S01E12で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン1、第12話に登場する、ボウリング場でのブースとブレナンのやり取りから見えてくる、sportとactivityの使い分けを取り上げます。

日常会話でどちらの単語を選ぶか迷ったことがある人には、ちょっとしたヒントになる場面です。

目次

「sport」と「activity」を分けるブレナンの基準

事件の関係者を追って、ブースとブレナンがボウリング場(Capital Bowl)で聞き込みをする場面に、この対比がはっきり表れるやり取りがあります。

BOOTH: Oh, you know, I figure we ask a few questions about Warren Granger, maybe bowl a few frames… You know, nothing like a little sport to, uh, take the edge off of-
(ウォーレン・グレンジャーについて少し聞き込みして、ついでにボウリングでも数フレーム投げるか。ちょっとしたsportで肩の力を抜くのも悪くないだろ。)

BRENNAN: This is not a sport.
(これはsportじゃないわ。)

BOOTH: How do you figure?
(なんでそう言い切れるんだ?)

BRENNAN: There’s no physical benefit. So it’s really like golf. It’s not a sport, it’s an activity.
(身体的な効果はないもの。ゴルフと同じで、sportじゃなくてactivityよ。)

BONES Season1 Episode12 (The Superhero in the Alley)

ブレナンの基準はシンプルで、体を動かして physical benefit(身体的な効果)が得られるかどうかです。ボウリングやゴルフのように、体を動かしてはいても運動としての負荷が薄いものは、ブレナンの中ではsportではなくactivityに分類されます。日本語では「スポーツ」という一語でまとめてしまう場面でも、英語ではこの二つの単語のあいだに線が引かれることがあるのが見どころです。

冒頭でブースが口にした take the edge off (of) という表現も押さえておきたいところです。緊張や気を張った状態を和らげる、肩の力を抜くという意味で、聞き込みの合間に一息つく場面によく合う言い回しです。edge(緊張の鋭さ)をtake off(取り除く)というイメージで捉えると、感覚として残りやすくなります。

「How do you figure?」の先に見える、噛み合わない二人の物差し

ブレナンがsportとactivityの違いを言い切った後、話題はいつの間にかボウリングの腕前へと移ります。ブースは自分の平均スコアやストライクの本数を得意げに語り、ブレナンはそれに対して、自分が生理学的選択に関する論文で受賞した学術賞の名前を返します。かみ合っているようで、まるで別の物差しで会話している二人のズレが伝わってくる場面です。

BOOTH: My God, it’s like we lead parallel lives.
(まいったな、俺たちまるで平行線の人生を歩んでるみたいだ。)

BONES Season1 Episode12 (The Superhero in the Alley)

lead a 〜 lifeは「〜な人生を送る」という言い方で、lead parallel livesとなると「平行線の人生を歩む」「似たような道をたどっている」というニュアンスになります。ボウリングの腕前と学術論文という、まったく違う分野の自慢が奇妙にかみ合ってしまう瞬間を、ブースはこの一言でまとめています。

なお、ブースが最初に口にしたHow do you figure?は、相手の理屈の根拠を尋ねるときに使える口語表現です。figureには考える、推測するという意味があり、相手の意見の理由を軽く尋ねたいときに便利な一言として使えます。

まとめ|sportとactivityの境界線、そしてすれ違う会話のリズム

sportとactivityの使い分け、take the edge off (of)、How do you figure?、lead parallel livesという、ボウリング場での軽いやり取りに紛れ込んだ表現をたどってきました。何気ない雑談のようでいて、単語の選び方一つひとつに、それぞれのキャラクターらしさが表れています。

次回も『BONES』の会話の端々から、日常で使える英語表現を探っていきましょう。

同じエピソードの他のコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、事件の周辺で交わされる会話がより立体的に見えてきます。


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