「時間があっという間に過ぎる」を英語で言うと? ― くり返される被害者の口癖|『BONES』S01E16で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「時間があっという間に過ぎる」を英語で言うと? ― くり返される被害者の口癖|『BONES』S01E16で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン1第16話では、行方不明になったドキュメンタリー作家マーニーをめぐり、婚約者への聴取と、検死室での何気ない会話に、同じフレーズが偶然のように繰り返し登場する場面が描かれています。今回はそのフレーズを軸に、時間や没頭を語る英語表現を拾ってみます。

離れた二つの場面で同じ言葉が響き合う構成から、口癖ひとつが持つ意味を英語表現とあわせて見ていきます。

目次

婚約者の証言に見る”immerse oneself”と”get invested”

行方不明届の提出が遅れた理由を尋ねられた婚約者ガーフィールドは、マーニーの仕事ぶりをこう説明します。

GARFIELD: She immersed herself in each project.
(彼女はそれぞれのプロジェクトに没頭していました)

BONES Season1 Episode16 (Woman in the Tunnel)

immerse oneself in ~は「~に没頭する、のめり込む」という意味の表現で、immerse(浸す)という語がもとになっています。水に体を沈めるイメージそのままに、意識ごと対象に浸りきる様子を表す言い回しです。ドキュメンタリー作家として現場に入り込むマーニーの働き方を、婚約者はこの一語で端的に説明しています。

この説明を聞いたブレナンが、自身の経験に重ねてこう続けます。

BRENNAN: You get invested in your work, time has a way of getting away from you.
(仕事に打ち込んでいると時間はあっという間に過ぎていくものよ)

BONES Season1 Episode16 (Woman in the Tunnel)

get invested in ~は「~に打ち込む、のめり込む」という意味で、もともと投資を表すinvestが比喩的に使われた形です。have a way of Vingは「~はよく~するものだ」と、経験則めいた傾向を語る時に使う構文で、ここでは「時間は放っておくとあっという間に過ぎるものだ」というニュアンスを添えています。ガーフィールドはこの言葉に静かに反応します。

GARFILED: That’s what Marni… always said.
(それは、マーニーがいつも言っていたことです)

BONES Season1 Episode16 (Woman in the Tunnel)

このやりとりで、ブレナンが口にした言葉がマーニーの口癖と重なることが示されます。

検死室で再び聞こえた、被害者の口癖

数日後、検死室でアンジェラに食事を勧められたブレナンは、同じフレーズを繰り返します。

BRENNAN: Time gets away from me sometimes.
(時々、時間があっという間に過ぎてしまうの)

BONES Season1 Episode16 (Woman in the Tunnel)

time gets away from you/meは「時間があっという間に過ぎる」という意味の慣用表現です。主語をyouにすると一般論として、meにすると自分の実感として語ることができます。この一言を聞いたアンジェラは、はっとした様子で指摘します。

ANGELA: The victim used to say that.
(それ、被害者もよく言っていたセリフよ)

BONES Season1 Episode16 (Woman in the Tunnel)

婚約者の証言の中だけで登場したフレーズが、検死室でブレナン自身の口から再び出てくることで、同じ言葉が二つの場面をまたいで響き合う構成になっています。捜査とは直接関係のない一言が、被害者の人となりを浮かび上がらせる手がかりとして機能している場面です。

表現 意味
immerse oneself in ~ ~に没頭する
get invested in ~ ~に打ち込む
have a way of Ving ~はよく~するものだ
time gets away from you/me 時間があっという間に過ぎる

まとめ|口癖ひとつが結ぶ、二つの場面

immerse oneself in、get invested in、have a way of Ving、そしてtime gets away from you/me。婚約者の証言と検死室での会話、二つの場面をまたいで同じフレーズが行き来する構成から、口癖ひとつが持つ重みが伝わってきます。

何気ない一言が捜査の糸口になっていく様子を、これからも『BONES』の世界とともに追いかけていきます。

このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。


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