「Here’s the deal」交渉を切り出す言い回し|『BONES』S01E17で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「Here's the deal」交渉を切り出す言い回し|『BONES』S01E17で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン1第17話は、ニューメキシコの砂漠で発見された身元不明の頭蓋骨をめぐる捜査回です。今回は、捜査方針を切り出す場面と、物語終盤の司法取引の交渉シーンから、deal(取引)を巡る英語の言い回しに注目します。

条件を切り出す側と受け止める側、それぞれがどんな言葉でやり取りしているか、緊迫した会話の流れを追いながら見ていきましょう。

目次

“Here’s the deal”― 話を切り出す前置き表現

トレーラーの前でブースとブレナンが軽口を交わした後、ブースは捜査方針をこう切り出します。

BOOTH: Here’s the deal, Bones. We find out that the skull isn’t Kirk. We go home. We let the locals handle it, okay?
(決まりだ、ボーンズ。頭蓋骨がカークのものじゃないとわかったら、俺たちは帰る。あとは地元に任せるんだ、いいな?)

BONES Season1 Episode17 (The Skull in the Desert)

Here’s the deal は「これが取り決めだ」「話はこうだ」という意味で、条件や方針をまとめて切り出すときの前置き表現です。ビジネスの契約に限らず、友人同士の相談や家族の話し合いなど、幅広い場面でそのまま使える言い回しになっています。相手に結論を先に示してから理由を説明する、という英語らしい話の運び方も見えてきます。カジュアルな響きの表現なので、フォーマルな商談よりも、気心の知れた相手との段取り確認に向いています。

司法取引を巡る攻防 ― “in return for immunity”から”take that deal”まで

物語の終盤、保安官事務所ではケロッグの弁護士ラリー・スタンスフィールドと保安官デイヴスの間で、司法取引の交渉が交わされます。

LARRY STANSFIELD: My client will confess to the counterfeiting charges in return for immunity from the murder charge.
(私の依頼人は、殺人容疑からの免責と引き換えに、偽造容疑については認めましょう。)

BONES Season1 Episode17 (The Skull in the Desert)

in return for immunity は「免責と引き換えに」という意味で、見返りと引き換えに何かを差し出す取引条件を示す表現です。犯罪ドラマではおなじみのフレーズですが、日常会話でも「〜と引き換えに」という条件提示の型として応用できます。

これに対して、デイヴス保安官は短くこう切り返します。

SHERIFF DAWES: Not good enough.
(それじゃ足りない。)

BONES Season1 Episode17 (The Skull in the Desert)

Not good enough は、提示された条件を拒否するときの決まり文句です。理由を並べずに一言で突き返す分、交渉の主導権を握ろうとする強さが伝わってきます。この後スタンスフィールドは agreeing to this deal is the only way (この取引に応じることが唯一の道だ)と粘り強く説得を続け、最終的にデイヴスは take that deal (その取引を受ける)という表現で交渉に折れることになります。取引を切り出す・拒む・説得する・受け入れるという一連の流れが、それぞれ違う言い回しで表されている場面です。

表現 交渉での役割
Here’s the deal 方針・条件を切り出す前置き
in return for immunity 見返り・免責と引き換えの条件を示す
Not good enough 提示された条件を拒否する短い決まり文句
agreeing to this deal is the only way 取引に応じることを説得する言い回し
take that deal 提示された取引を受け入れる表現

まとめ|deal を巡る英語の攻防

Here’s the deal で話を切り出し、in return for immunity で条件を示し、Not good enough で拒み、最後は take that deal で受け入れる。deal ひとつを軸にしても、交渉の場面ではこれだけの言い回しが積み重なっていくことが分かります。

同じエピソードの他のコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、場面全体の英語がより立体的に見えてきます。

次回も『BONES』と一緒に英語を学んでいきましょう。


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