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『メンタリスト』シーズン1エピソード17では、大企業カーネリアンでのスカイダイビング中の事故死を捜査するジェーンが、幹部たちを一堂に集め、挑発的な質問を重ねて反応を探る場面が描かれます。強引な手法に幹部の一人が正式な抗議の声を上げ、リズボンが釈明に追われる一連のやり取りから、会議の場で相手を諌め、かばう英語表現を読み解いていきます。
上司・部下・外部協力者という異なる立場が入り混じる会議の中で、それぞれの言葉がどう選ばれているかに触れていきます。
「career-making case」への抗議、「clownish games」という指摘
強引な尋問を続けるジェーンの様子に、カーネリアンの幹部の一人が言葉を選びながら抗議の声を上げます。
“Agent Lisbon, this is a high-profile case, a career-making case, if concluded successfully. Is this how you wish to proceed, with clownish games?”
(「リズボン捜査官、これは注目度の高い事件です。うまく解決できれば出世にもつながるような、重要な事件でもあります。道化芝居のようなやり方で進めるおつもりですか」)The Mentalist Season1 Episode17 (Carnelian Inc.)
a high-profile caseは「注目度の高い事件」、a career-making caseは「出世に関わる重要な事件」を意味する言い方です。if concluded successfully(うまく解決できれば)という条件を挟むことで、事件の結果次第で自分たちの評価が左右されるという緊張感がにじみます。clownish gamesのclownishは「道化のような」「ふざけた」という意味の形容詞で、真剣であるべき捜査を茶化しているという苛立ちを表す言葉です。Is this how you wish to proceed?は「本当にこのやり方で進めるおつもりですか」と相手の判断を問いただす型で、命令形を使わずに疑問文の形を取りながら強く諌める、会議の場らしい言い回しと言えます。この一文の中にhigh-profileとcareer-makingという二つの評価語が重なっているのも見どころで、事件の重大さを畳みかけるように示すことで、抗議そのものに重みを持たせる効果が生まれています。感情的に声を荒げるのではなく、事件の性質を淡々と積み上げてから疑問文で締める組み立て方に、正式な場での抗議らしい体裁が表れています。
「official view of the CBI」で切り離し、「group dynamic」で弁明する
抗議を受けたリズボンは、ジェーンの発言を組織の公式見解から切り離しにかかります。
Lisbon: “I apologize. Mr. Jane is a consultant. His statements in no way reflect the official view of the CBI.”
(「申し訳ございません。ジェーン氏はコンサルタントです。彼の発言は、CBIの公式見解を示すものでは一切ございません」)The Mentalist Season1 Episode17 (Carnelian Inc.)
in no way reflect 〜は「〜を一切反映しない」という強い否定の型で、official view of 〜(〜の公式見解)と組み合わせることで、ジェーンの発言を組織の立場から明確に切り離す働きをしています。ジェーンをa consultant(コンサルタント)という立場として位置づけ直す言い方には、組織としての責任を限定しながらも、彼の捜査そのものは止めずに続けさせるという、かばうような判断も透けて見えます。
これを受け、ジェーン自身も自分の手法についてこう弁明します。
Jane: “I am simply trying to get a full picture of the group dynamic here.”
(「ここにいる皆さんの力学を、一通り把握しようとしているだけですよ」)The Mentalist Season1 Episode17 (Carnelian Inc.)
get a full picture of 〜は「〜の全体像をつかむ」という意味の型で、group dynamic(集団力学)という語と組み合わさることで、雑談のようなやり取りにも実は狙いがあったのだと説明する言葉になっています。simplyを添えることで、深刻に受け止められた抗議をやや軽くいなす調子も加わっており、リズボンの公式な切り離しとは違う角度からの、もう一つの切り返し方が見えてきます。
まとめ|会議での抗議と切り返しに使われる英語
a career-making caseへの抗議、official view of the CBIでの切り離し、full picture of the group dynamicでの弁明。同じ会議でも、諌める言葉とかばう言葉とでは型が違うことが見えてきます。
次回も『メンタリスト』の登場人物たちのやり取りを通して、英語表現を見ていきます。
このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。
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