「It’s a bluff」に見る、一線を越える・越えないを語る英語表現|『BONES』S02E06で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「It's a bluff」に見る、一線を越える・越えないを語る英語表現|『BONES』S02E06で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回取り上げるのは、BONESのシーズン2第6話。捜査の終盤、チームは容疑者を追い詰める手段をめぐって、意見をぶつけ合います。

ダイナーでの会話から、事実の操作や駆け引きをめぐる英語表現を見ていきます。

目次

「manipulate the facts」と「fabricate a scenario」ー事実を操作する言い回し

ダイナーでの場面です。カムが持ち込んだ、容疑者を追い詰めるための筋書きに対し、ブレナンが真っ向から異議を唱えます。

BRENNAN: Why are you manipulating the facts to make it sound like Antonio was the killer?
(どうして事実を操作して、アントニオが犯人であるかのように聞こえるようにしているの?)

BONES Season2 Episode6 (The Girl in Suite 2103)

manipulate は「操作する」「都合よく動かす」という意味の動詞で、manipulate the facts(事実を操作する)は、情報を意図的にねじ曲げる行為を指す言い回しです。ブレナンはさらに踏み込んで、こう続けます。

BRENNAN: You are fabricating a scenario by misrepresenting the evidence and omitting key facts.
(証拠を歪め、重要な事実を省くことで、シナリオをでっち上げているんだわ。)

BONES Season2 Episode6 (The Girl in Suite 2103)

表現 ニュアンス
manipulate the facts 事実を都合よくねじ曲げる
fabricate a scenario 一から作り話をする
misrepresent the evidence 証拠を偽って伝える
omit key facts 重要な事実を意図的に省く

いずれも、相手の説明の信頼性を鋭く問いただす場面で使われる表現です。日常会話でも、根拠のあいまいな主張に対して「Are you manipulating the facts?(事実を都合よく操作していない?)」のように応用できます。

「It’s a bluff」と「there’s a line」ー許される嘘と、越えてはいけない一線

ブレナンの反対に対し、カムは自分の筋書きを、あくまで駆け引きの一つとして説明します。

CAM: It’s a bluff. Cops do it all the time.
(はったりよ。警官はいつもやっていることだわ。)

BONES Season2 Episode6 (The Girl in Suite 2103)

bluff は、もともとポーカー用語で、実際にはない強さを見せかける「はったり」を意味します。日常会話でも「call someone’s bluff(はったりを見破る)」のように使われます。ブースはさらに踏み込んで、カムの提案の狙いを言葉にします。

BOOTH: So you think if we frame Antonio, Judge Ramos will confess to save her own son.
(つまり、アントニオに罪を着せれば、ラモス判事は息子を守るために自白するってわけか。)

BONES Season2 Episode6 (The Girl in Suite 2103)

frame [someone] は「人に罪を着せる」という意味の表現です。その後、以前ホッジンスが行った行き過ぎた行動を引き合いに出されると、ブースはこう言い返します。

BOOTH: Oh, what? Now suddenly there’s a line here?
(は? 今さら一線があるって言うのか?)

BONES Season2 Episode6 (The Girl in Suite 2103)

there’s a line は「越えてはいけない一線がある」ことを表す言い回しで、「cross the line(一線を越える)」という表現とセットで覚えておくと、日常会話でも応用が利きます。ブースの一言には、それまで見過ごしてきた行き過ぎが、急に問題視されることへの皮肉も込められています。

まとめ|駆け引きと一線を語る英語表現

manipulate the facts、It’s a bluff、there’s a lineといった言い回しから、事実の操作や駆け引きをめぐる英語表現を見てきました。相手の主張を疑うときも、自分の立場を説明するときも、使い回せる表現です。

ダイナーでの緊迫したやりとりを思い返しながら、これからも『BONES』の英語表現を追いかけていきます。同じ単語でも、誰が、どんな場面で使うかによって、響き方が変わってくることが見えてきます。

このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。


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