海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回取り上げるのは、BONESのシーズン2第6話。ラボでは、爆発事件の情報がどのように共有され、誰がどこまで把握しているかが、たびたび話題になります。
チームの会話から、報告・連絡・情報共有にまつわる英語表現を見ていきます。
「まず私を通して」と伝える、報告のルール
ラボでの場面です。チームメンバーが証拠のデータを、カムを通さずに送ってしまったことに対し、カムが釘を刺します。
CAM: Listen, people, please. Don’t be sending stuff without informing me first.
(聞いてちょうだい、みんな、お願い。まず私に報告せずに、データを送らないで。)BONES Season2 Episode6 (The Girl in Suite 2103)
inform は「知らせる」「報告する」という意味の動詞で、ビジネスの場面でもよく使われます。カムはさらに続けて、自分の立場をはっきりさせます。
CAM: But not without first- just run everything by me first, ok? Every circus needs a ringmaster. In this circus, it’s me.
(でもその前に、まずは私を通してちょうだい、いい? どんなサーカスにも進行役が必要でしょう。このサーカスでは、それは私よ。)BONES Season2 Episode6 (The Girl in Suite 2103)
run [something] by [someone] は「実行する前に相手に確認を取る」という意味の言い回しです。会議で「Let me run this by my manager.(上司に確認を取らせてください)」のように使われる、報告・連絡の定番表現です。サーカスの進行役という比喩表現も、誰が場を仕切っているかを印象的に伝えています。
別の場面では、各自が現場で独立して動きすぎる傾向があると、カム自身がチームの課題として指摘する会話もあります。報告のルールは、単なる形式ではなく、チームの連携を保つための取り決めとして描かれています。日本語の「報連相(報告・連絡・相談)」に近い発想が、英語の職場でも大切にされていることが伝わってきます。
「in the loop」と「up to speed」で示す、情報を把握している感覚
場面が変わり、今度はカムが自分から状況を確認する側になります。ラボの分析エリアで、ザックに事件の進捗を尋ねたあと、カムはこう答えます。
CAM: I think I’m up to speed for now, but thanks.
(今のところは状況を把握できていると思うわ、でもありがとう。)BONES Season2 Episode6 (The Girl in Suite 2103)
be up to speed は「最新の状況に追いついている」という意味の表現です。会議の前に「I need to get up to speed on this project.(このプロジェクトの最新状況を把握しておく必要がある)」のように使われます。
さらに後の場面では、ホッジンスがカムに黙って報告を進めようとしたところ、カムがすかさず声をかけます。
CAM: There’s a loop people, and I’m in it. Not only am I in it, I’m the big curvy part.
(いい、情報の輪はちゃんとあって、私はその中にいるの。それどころか、輪の一番大きなカーブの部分よ。)BONES Season2 Episode6 (The Girl in Suite 2103)
be in the loop は「情報共有の輪の中にいる」、つまり蚊帳の外にされていない状態を表す表現です。反対に「out of the loop」と言えば、情報が届いていない状態を指します。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| be in the loop | 情報共有の輪の中にいる |
| be up to speed | 最新の状況に追いついている |
| run it by me | 実行前に確認を取る |
| keep me posted | 随時報告してほしい |
いずれも、オフィスでの報告・連絡・相談の場面でそのまま使い回せる表現です。誰が情報を持っているか、誰がまだ知らないかを、短い一言で確認し合えるのが、この一群の表現の便利なところです。
まとめ|報告・連絡・情報共有の英語表現
run it by me、in the loop、up to speedという言い回しから、報告・連絡・情報共有にまつわる英語表現を見てきました。いずれもビジネスの場面や日常会話で、そのまま使い回せる表現です。
次回も『BONES』の会話から、英語表現を見ていきましょう。
同じエピソードの他のコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、場面全体の英語がより立体的に見えてきます。
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