海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、BONES シーズン2 第12話に見られる、研究員たちが自分たちを取り上げた新聞記事にはしゃぐ場面の英語表現です。脱走した犯人の捜索が続く緊迫の回ですが、この一幕だけは事件から少し離れた、いつものチームらしいやり取りになっています。
記事の評され方をめぐる会話には、英語ならではの言い回しがいくつも詰まっています。研究員たちのちょっとした反応から、その言葉を見ていきましょう。
「You look short, don’t you think?」に見る、同意を誘う聞き方
新聞の「SCIENCE」欄に載った研究員たちの記事を前に、ザック・アンジェラ・ホッジンスが盛り上がる場面から始まります。まず口を開いたのはザックで、写真に写ったホッジンスの背の低さをからかう一言です。
ZACK: You look short, don’t you think?
(背、低く見えますよね?)ANGELA: Is that important?
(それ、重要なこと?)HODGINS: You were supposed to say no.
(そこは否定するところだろ。)BONES Season2 Episode12 (The Man in the Cell)
don’t you think? は文末に添えて相手に軽く同意を求める言い方で、質問というよりも「そうだよね」という確認に近いニュアンスを持ちます。ザックはこの一言で、写真に写ったホッジンスの背の低さをストレートに指摘します。
You were supposed to say no. は、「そこは(社交辞令として)否定してほしかった」という意味合いのツッコミです。be supposed to は「〜することになっている」という決まりごとを表す表現で、ここでは「本来ならこう返すのが自然な流れだったのに」というホッジンスの言い分として機能しています。指摘された側が、期待していた否定の返事をもらえずに肩透かしを食う、というテンポの良さがこのやり取りの持ち味です。
記事に評された一人ひとり――「describe ~ as」と「the heart of the operation」
記事の中身が話題に上ると、それぞれがどう書かれていたかを言い合う流れになります。
HODGINS: And the article describes you as robotic.
(しかも記事には、君のことを「ロボットみたいだ」って書かれてるぞ。)ZACK: Yeah, and “wildly intelligent.”
(ああ、それに「とんでもなく賢い」とも。)ANGELA: Did you really call me “the heart of the operation?
(私のこと本当に、このチームの要って呼んでくれたの?)BONES Season2 Episode12 (The Man in the Cell)
describe 人 as ~ は「(人)を〜だと評する」という言い方で、新聞記事のような第三者からの評価を紹介する時によく使われる形です。ザックが robotic(ロボットみたい)、wildly intelligent(とんでもなく賢い)と評されたことを面白がる一方、アンジェラが気にしているのは the heart of the operation という一言です。
the heart of ~ は「〜の中心」「〜の要」を指す言い回しで、組織やチームの中でかけがえのない存在を表す時に使われます。物語の中盤、証拠として見つかった新聞記事の切れ端でこの一文だけが読める形で再登場し、事件の展開にも関わる一言として重みを増していきます。ラボの空気を和ませる軽口だった一言が、後になって別の意味を帯びてくる構成です。この場面の見出しにもなっている「15 minutes of fame」も、直後にカムがこの盛り上がりを一言で締めくくる際に使う表現で、いっとき注目を浴びるだけの短い名声を指す定番の言い回しです。
まとめ|新聞記事の一言から見えてくる英語表現
describe ~ as ~、the heart of the operation、15 minutes of fame は、いずれも第三者からの評価や束の間の注目を語る場面で役立つ表現です。軽口の応酬にも、英語らしいテンポの良さが感じられます。
次回も『BONES』のやり取りとともに、英語表現を見ていきましょう。
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