研究所の「強制」ハロウィン仮装パーティー文化|『BONES』S03E05で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 研究所の「強制」ハロウィン仮装パーティー文化|『BONES』S03E05で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

BONES シーズン3 第5話「Mummy in the Maze」の検死室では、ミイラの検分を進める研究員たちが解剖の合間にハロウィンの話題で盛り上がります。今回は、カムが切り出す「参加は義務」という宣言から、研究所のハロウィン仮装パーティーという職場行事の空気を見ていきます。

英語表現の解説より、劇中で描かれる職場文化の観察が中心です。

目次

カムの「it’s compulsory」宣言

検死室でミイラの検分を進めながら、カムはホジンスとザックに向けてこう切り出します。

Cam: Now listen, boys. The Jeffersonian Halloween party, it’s compulsory. Donors, patrons, angels, benefactors.
(いいこと、よく聞いてちょうだい。ジェファソニアンのハロウィンパーティーは参加必須よ。寄付者も、後援者も、エンジェルも、恩人たちもね。)

BONES Season3 Episode5 (Mummy in the Maze)

compulsory(義務的な、強制の)は、選択の余地がないことを伝える硬い語です。カムは寄付者や後援者(donors, patrons, angels, benefactors)の名を並べ、単なる社内イベントでなく研究所を支える人々への顔見せの場だと示唆しています。

ホジンスが言い返そうとすると、カムは指先ひとつでそれを制し、続けます。

Cam (CONT’D): I don’t want any argument on this.
(この件に関しては、反論は聞かないから。)

BONES Season3 Episode5 (Mummy in the Maze)

I don’t want any argument on this.は、部下の反論を先回りして封じる上司らしい一言です。「私が望んでいない」という主観の形でありながら、有無を言わさぬ響きを持ちます。

渋々ながら受け入れていく研究員たち

ザックは牛の後ろ半分を演じると即答します。ホジンスは、義務がひとつ増えたことをこう漏らします。

Hodgins: So, now costume?
(それで、今度は仮装まで?)

BONES Season3 Episode5 (Mummy in the Maze)

So, now [追加の要求]?は、声のトーン次第で不満にも軽口にもなる型です。ホジンスは軽口をひとつ挟んだあと、最後にはこう受け入れます。

Hodgins (CONT’D): It’s fine. We’re all in. I’ll be Edward John Smith for Halloween.
(まあいいさ。みんなで乗ろう。俺はハロウィンにエドワード・ジョン・スミスになるよ。)

BONES Season3 Episode5 (Mummy in the Maze)

It’s fine. We’re all in.は、渋った要求を受け入れる言い方です。We’re all in(みんなで乗ろう)には、義務として従うのでなく仲間と楽しもうという気持ちの切り替えが感じられます。

職場でのハロウィン仮装パーティーは、劇中のジェファソニアン研究所のように米国の一部の企業や研究機関で見られる慣行とされますが、広がり方や強制力は職場や時代で異なるとされ、一様な「アメリカの職場文化」とは括れません。ここで紹介したのは『BONES』という作品内の一場面です。

まとめ|義務から仲間の楽しみへ

“it’s compulsory”から”We’re all in”まで、義務的なイベントが部下たちの言葉で少しずつ和らいでいく様子が表れています。

『BONES』の登場人物たちがのぞかせる、義務と楽しみの間の表情は、見応えのある観察対象です。

このエピソードで交わされる会話は、フレーズ記事やエピソードまとめでもあわせて紹介しています。


[dde_episode_columns id=”BONES_US_S03E05″]

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次