海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、ビッグバン★セオリー シーズン1 第14話に登場する、タイムマシンの小道具を巡る折半購入と買い取り交渉の英語です。友人4人での共同購入から、後の売却交渉まで、お金と所有権にまつわる言い回しを見ていきます。
費用を出し合う提案から、早い者勝ちが通じない場面まで、順を追って確認していきます。
“share it” と “a time share”――費用を出し合う提案
一人では手が出ないと漏らすレナードに、ハワードはこう提案します。
Howard: Why don’t we share it? We’ll each put in two hundred bucks and we’ll take turns having it in our homes.
(これを分け合わないか?それぞれ200ドルずつ出して、家に置くのを交代でやろう。)Raj: A time share time machine? I’m in. Sheldon?
(持ち回りのタイムマシンかい?乗ったよ。シェルドンは?)TBBT Season1 Episode14 (The Nerdvana Annihilation)
share it は「それを分け合う」という意味です。put in two hundred bucks の bucks は「ドル」を指すカジュアルな言い方で、take turns は「交代でする」という表現になります。ラージの a time share という言い方は、リゾート施設などの所有権を期間ごとに分け合う仕組みを指す言葉をタイムマシンにかけたものです。
“buy my share” と “half owner”――手放したくなった時の切り出し方
後日、心境の変化からタイムマシンの持ち分を手放したくなったレナードは、こう切り出します。
Leonard: Terrific, does anyone want to buy my share of the time machine?
(よし、誰か僕の持ち分を買い取りたい人はいる?)TBBT Season1 Episode14 (The Nerdvana Annihilation)
buy my share は「僕の持ち分を買い取ってほしい」という意味です。ここでの share は「分け前、持ち分」を表す名詞として使われています。
理由を明かさないまま、買い取るかどうかを迫るレナードに、ラージはすぐさま条件を出します。
Raj: I’ll give you a hundred dollars, which will make me half owner, and we’ll put it on my balcony.
(100ドル出すよ、それで僕が半分の所有者になる、それでバルコニーに置こう。)TBBT Season1 Episode14 (The Nerdvana Annihilation)
half owner は「半分の所有者」という意味の言い方で、出資額に応じて所有権の割合を表せます。100ドルを追加で払えば折半の所有者になれる、というラージの即答からは、金額と所有権を結びつけて考える発想が読み取れます。
“Dibs doesn’t apply in a bidding war.”――早い者勝ちが通用しない場面
その後、買い取り希望者同士で金額を吊り上げ合う展開になり、早い者勝ちの権利を意味する dibs を巡ってラージとハワードの言い合いが起きます。シェルドンはこう割って入ります。
Sheldon: Dibs doesn’t apply in a bidding war.
(入札合戦において、dibs は適用されない。)TBBT Season1 Episode14 (The Nerdvana Annihilation)
dibs は「早い者勝ちの権利宣言」を意味するインフォーマルな言葉で、”call dibs on ~” で「〜に早い者勝ちを宣言する」という言い方になります。金額を吊り上げ合う入札合戦の場では早い者勝ちのルールは通用しない、というシェルドンの理屈は、dibs という言葉が働く条件を裏側から示しています。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| share it | それを分け合う |
| a time share | 持ち回りで使う仕組み(もじり表現) |
| buy my share | 自分の持ち分を買い取ってもらう |
| half owner | 出資額に応じた所有権の割合を表す言い方 |
| dibs | 早い者勝ちの権利宣言 |
まとめ|お金と所有権を語る言葉
share it、buy my share、half owner、dibs。共同で何かを持ち、後にその持ち分を巡って交渉する、という流れそのものが英語の語彙で追いかけられる回です。早い者勝ちが通じる場面と通じない場面の線引きも、この一言から見えてきます。
次回も『ビッグバン★セオリー』のキャラクターたちと一緒に、日常の一場面から使える英語を追いかけていきましょう。
このエピソードで交わされる会話は、フレーズ記事やエピソードまとめでもあわせて紹介しています。
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