双子のからかい合いに効く、地味に痛い切り返し英語|『ビッグバン★セオリー』S01E15で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 双子のからかい合いに効く、地味に痛い切り返し英語|『ビッグバン★セオリー』S01E15で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン1 第15話に登場する、シェルドンの双子の妹ミッシーが初めて研究室に現れる場面です。レナードたちに紹介されたミッシーは、幼少期のエピソードを兄と披露し合いながら、双子ならではの遠慮のない言葉を交わします。

からかわれてもさらりと切り返す、そんな言葉のやりとりを見ていきます。

目次

皮肉を理系語彙に変換して打ち返す

研究室に現れたミッシーをレナードたちに紹介したあと、シェルドンは彼女についてこう説明します。

Sheldon: She’s my twin sister, she thinks she’s funny but frankly I’ve never been able to see it.
(双子の妹だ。本人はおもしろいつもりのようだが、正直なところ、僕にはそれが分かったためしがない。)

Missy: It’s because you have no measurable sense of humor, Shelly.
(それは、シェリーに計測可能なユーモアのセンスがないからよ。)

Sheldon: How exactly would one measure a sense of humor? A humormometer?
(そもそもユーモアのセンスなど、どうやって測定するというんだ?ユーモアメーターでも使うのか?)

TBBT Season1 Episode15 (The Pork Chop Indeterminacy)

measurable(測定可能な)という一語は、本来は科学の実験や統計で使う語ですが、ミッシーは「あなたにはユーモアのセンスがない」という単純なからかいに、この理系語彙を混ぜて言い返しています。相手が大真面目に取り合わずにいられない言い方に変換しているのがポイントです。シェルドンも負けじと How exactly would one measure ~?(一体どうやって~を測定するというんだ?)と、相手の比喩を字義通りの問いに変えて返しています。皮肉を茶化さずに理屈で打ち返す、双子らしい応酬です。

皮肉を字義通りに受け取って打ち返す

母に頼まれた書類の話題から、ミッシーはこう切り出します。

Missy: I guess that’s why they call you a genius.
(だからみんな、あなたのことを天才って呼ぶのね。)

Sheldon: They call me a genius because I’m a genius.
(みんなが僕を天才と呼ぶのは、僕が本当に天才だからだ。)

TBBT Season1 Episode15 (The Pork Chop Indeterminacy)

I guess that’s why…は「だからそうなのね」と、相手の言動を皮肉交じりに納得してみせる言い方です。ミッシーのこの一言には「世間知らずだから天才と呼ばれるのね」という含みがありますが、シェルドンはその皮肉を読み取らず、額面通りに自分の天才ぶりを肯定する返事をしています。

続けて、ミッシーが子供の頃に眉毛を焦がしてしまった思い出を話すと、シェルドンはこう返します。

Sheldon: Is that what that was? I just assumed that the second grade curriculum had rendered you quizzical.
(そういうことだったのか。てっきり、小学2年生のカリキュラムのせいで、君がずっと困惑顔になっているだけだと思っていたよ。)

TBBT Season1 Episode15 (The Pork Chop Indeterminacy)

I just assumed that…(てっきり~だと思っていた)は、勘違いしていたことを打ち明ける言い方です。シェルドンは相手の変化に気づいていながら理由を誤解していたふりをして、大真面目な理屈で笑いを誘っています。

表現 効果
理系語彙に変換する measurable sense of humor / humormometer 皮肉をロジックに変換して打ち返す
字義通りに受け取る genius / I just assumed that… 相手の意図をすり抜けて言葉の意味だけ拾う

まとめ|皮肉をロジックに変える、双子の言葉のリズム

measurable sense of humor、How exactly would one measure ~?、I guess that’s why they call you…、I just assumed that…。どれも、相手の皮肉をそのまま受け流さず、理屈や字義通りの解釈で打ち返す言い方です。感情的に言い返す代わりに使える、切り返しのもうひとつの型が見えてきます。

次回も『ビッグバン★セオリー』の会話から、英語表現の引き出しを増やしていきましょう。

このエピソードで交わされる会話は、フレーズ記事やエピソードまとめでもあわせて紹介しています。

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