「$500 per hour」の霊媒師―専門職としてのスピリチュアル・アドバイザー業|『メンタリスト』S01E07で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「$500 per hour」の霊媒師―専門職としてのスピリチュアル・アドバイザー業|『メンタリスト』S01E07で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回取り上げるのは、メンタリスト シーズン1第7話。霊媒師を名乗るクリスティナ・フライがCBI本部で自分の仕事について淡々と語る場面から、アメリカのドラマで描かれる「専門職としてのスピリチュアル・アドバイザー」という働き方を見ていきます。

料金の伝え方や資格の語り方には、日本の感覚とは少し違う「仕事」としての語彙が並んでいて、文化的な背景を知っておくと場面の見え方が変わってきます。

目次

「$500 per hour」―時間制で対価を得る仕事として描かれる

CBI本部で、ジェーンはクリスティナに料金を尋ねます。

Jane: How much did you charge Rosemary?
(ロズマリーにはいくら請求していたんだ?)

Kristina: $500 per hour.
(1時間500ドルです。)

Jane: How many hours a week?
(週に何時間くらい?)

Kristina: Five to six.
(5時間から6時間ほどですね。)

Jane: Oh, 3 grand a week. Nice.
(へえ、週に3000ドルか。悪くないね。)

The Mentalist Season1 Episode7 (Seeing Red)

この会話でクリスティナは、自分の仕事を弁護士やセラピストのような時間単価制(per hour)の仕事として説明しています。「いくらで占ってもらえるか」を曖昧にせず、時給に近い形で即答する様子から、劇中では彼女の仕事がオカルト的な副業というより、対価を明確にした一つの職業として位置づけられていることが読み取れます。クリスティナ自身も「支払える人の事情に応じて料金は変わるが、誰も断らない」と語っており、対価をめぐる姿勢も含めて職業的な口調で通しているのが印象的です。ジェーンがOh, 3 grand a week. Nice.と週あたりの金額をわざわざ暗算して返すのも、彼女の商売が思いのほか組織立って回っている点への反応として読み取れます。

資格と遺言への記載―専門職としての扱われ方

料金の話に続いて、リズボンはクリスティナにこう尋ねます。

Lisbon: You have a professional therapist’s license with the state?
(州公認のセラピストの資格を持っているの?)

Kristina: Yes, I do.
(ええ、持っています。)

The Mentalist Season1 Episode7 (Seeing Red)

劇中のクリスティナは、自分がセラピストの資格を持つ専門家であると答えます。アメリカでは、カウンセリングや心理療法に関わる資格・免許制度は州ごとに内容が異なるとされ、スピリチュアル・アドバイザーや霊媒師といった仕事そのものへの規制のあり方も、地域によって大きく違うといわれています。ドラマの中でクリスティナが「資格」という言葉を持ち出すのは、この仕事を単なる占いではなく専門職として位置づけたい、という彼女なりの主張として描かれている場面です。

さらに捜査が進むと、リグスビーがクリスティナに関するもう一つの情報を報告します。

Rigsby: Hey, boss, check this out. Info on Kristina Frye. In the last ten years, each of these people left her name in their wills, paydays ranging from $10,000 to $200,000.
(ボス、これ見てください。クリスティナ・フライの情報です。この10年で、これだけの人たちが遺言に彼女の名前を書き残していて、受け取った額は1万ドルから20万ドルまで幅があります。)

The Mentalist Season1 Episode7 (Seeing Red)

依頼者が遺言(will)に名前を書き残すという設定は、アメリカのドラマや報道でスピリチュアル・アドバイザーを扱う際に、たびたび登場するモチーフとして描かれることがあります。長期間にわたって信頼関係を築いた相手に財産の一部を託すという発想自体は、弁護士や聖職者、かかりつけの専門家に対しても起こり得るものですが、この回では捜査班がその慣行を疑いの目で見ている点も含めて描かれています。

まとめ|専門職として描かれるスピリチュアル・アドバイザー

$500 per hour、professional therapist’s license、遺言への記載という3つの要素からは、クリスティナが単なる「怪しい占い師」ではなく、対価と資格を明示する専門職として造形されていることが見えてきます。

料金や資格の語り口に注目すると、人物像がより立体的に浮かび上がります。別の場面は、フレーズ記事やエピソードまとめでも取り上げています。

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※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)


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