海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『ビッグバン★セオリー』シーズン9の第5話「The Perspiration Implementation」は、大学のフェンシング教室と、コミック店に集まった女性陣の会話という二つの場所を行き来しながら進みます。体を動かすことに慣れない仲間たちの試行錯誤と、恋愛の駆け引きに戸惑う気持ちが、それぞれの言葉づかいに滲み出ています。
あらすじ(ネタバレなし)
『ビッグバン★セオリー』S09E05では、運動不足を指摘された仲間たちは、新しいスポーツに挑戦します。シェルドンはエイミーの新しい交友関係に向き合おうとしますが、その方法は相変わらず極端です。フェンシング教室でのやり取りと、行きつけの店に集まった友人たちの雑談が並行して進み、恋愛や人間関係への向き合い方の違いが浮き彫りになります。『ビッグバン★セオリー』シーズン9第5話は、日常のやり取りから英語の距離感を考えられるエピソードです。
このエピソードで学べる英語フレーズ
1. make an excellent point
的を射た指摘をする
Howard: You make an excellent point.
(ここでは「的を射た指摘をする」という意味です)
make an excellent point は「的を射た指摘をする」という意味です。運動不足について話していたレナードの一言に、ハワードが素直に同意して使っています。皮肉や茶化しの多いこの回の中で、まっすぐに相手を認める珍しい一言です。
2. put a stop to
終わらせる
Sheldon: If you intend to pursue Amy, you leave me with no choice but to put a stop to it.
(ここでは「終わらせる」という意味です)
put a stop to は「終わらせる」という意味です。エイミーに近づこうとするバリーに対し、シェルドンが決闘を申し込む前置きとして使っています。冗談のような提案を大まじめな言葉で切り出すところに、シェルドンらしい極端さが表れています。
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3. be worth one’s salt
一人前の価値がある
Sheldon: If you’re worth your salt as an instructor, I should be ready by then.
(ここでは「一人前の価値がある」という意味です)
be worth one’s salt は「一人前の価値がある」という意味です。三年後に決闘をしようと持ちかけたシェルドンが、相手の実力を条件として付け加える場面で使っています。本気か冗談か分からない提案に、もっともらしい条件を添えるのがこの回らしいところです。
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4. take ~ like a pro
~をプロのように受け止める
Bernadette: Stuart took that rejection like a pro.
(ここでは「~をプロのように受け止める」という意味です)
take ~ like a pro は「~をプロのように受け止める」という意味です。エイミーに交際を断られたスチュアートの様子を見て、バーナデットが評するように使っています。深刻になりすぎず、少し茶化しながら相手を励ますような言い方です。
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5. rub up against
~と接触する
Sheldon: And your girlfriend has red hair and white skin, which really rubs up against my clown phobia.
(ここでは「~と接触する」という意味です)
rub up against は「~と接触する」という意味です。エイミー以外の女性との交際を勧められたシェルドンが、友人の恋人を候補から外す理由として使っています。真剣な相談のはずが、突拍子もない理由で終わるのがこの場面の面白さです。
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6. runner’s high
ランナーズハイ
Howard: Ooh, I think I’m getting a runner’s high!
(ここでは「ランナーズハイ」という意味です)
runner’s high は「ランナーズハイ」という意味です。運動不足を指摘されたばかりのハワードが、少し体を動かしただけで大げさに使っています。実際にはまだ大して運動していないのに気分だけ先走るところが、この場面のおかしさです。
7. everything in my power
できる限りのすべてのこと
Amy: It took everything in my power to hide my insecurity.
(ここでは「できる限りのすべてのこと」という意味です)
everything in my power は「できる限りのすべてのこと」という意味です。エイミーが、シェルドンたちと出会ったばかりの頃を振り返り、不安を隠すのがどれほど大変だったかを打ち明ける場面で使っています。今の落ち着いた様子からは想像しにくい本音が、この一言に表れています。
8. bust out
披露する
Leonard: If that’s not a time to bust out the Scrabble dance, what’s the point of having one?
(ここでは「披露する」という意味です)
bust out は「披露する」という意味です。スクラブルで高得点を取ったレナードが、自分だけの祝福ダンスを披露する理由を大まじめに説明する場面で使っています。ささいな出来事を大げさに祝うところに、レナードの子どもっぽい一面が表れています。
9. move on
次へ進む/立ち直る
Sheldon: I’ve been told it’s a good way to move on.
(ここでは「次へ進む/立ち直る」という意味です)
move on は「次へ進む/立ち直る」という意味です。別れたばかりなのに次々と女性を誘うシェルドンが、その理由を説明する場面で使っています。感情の整理よりも先に行動してしまうところに、シェルドンらしい不器用さが表れています。
10. for starters
まず第一に
Amy: Well, for starters, you might want to rethink some of this artwork.
(ここでは「まず第一に」という意味です)
for starters は「まず第一に」という意味です。お客が増えない理由を尋ねられたエイミーが、率直な指摘を切り出す場面で使っています。遠慮がちに始まりながらも、はっきりと問題点を挙げていく言い方です。
このエピソードの英語学習ポイント
この回で軸になるのは、新しい挑戦にどう向き合うかという英語です。運動不足を指摘された男性陣は、フェンシング教室に通い始め、慣れない動きや専門用語に戸惑いながらも、冗談を交えて前向きに取り組みます。一方でシェルドンは、エイミーが自分以外の男性と関わることを受け入れられず、決闘を申し込むという極端な形で挑戦への姿勢を示します。エイミー自身は、久しぶりの誘いにどう応じるべきか戸惑いながらも、友人たちの軽口に背中を押されて一歩を踏み出そうとします。コミック店では、スチュアートが自分の弱さを認めながら、女性客が増えない理由を一緒に考えてもらう場面もあり、素直に助けを求める言葉づかいが目立ちます。視聴の際は、新しい挑戦を前にしたときの照れや強がりが、それぞれの話し方にどう表れているかに注目すると、感情表現の幅が見えてきます。フェンシング教室では、専門用語や姿勢の指示が次々と飛び交い、初心者の男性陣がそれを冗談に変えながらついていこうとする様子が繰り返し描かれます。真剣な指導と、映画のパロディをまじえたふざけ合いが同じ場面に同居しているのも、この回らしい構成です。バーで女性に声をかけようとするシェルドンの場面では、統計や理屈を並べたあとに全く見当違いの相手を選んでしまうという展開があり、論理と現実のずれがそのまま笑いに変わっています。恋愛相談を受ける側のペニーやバーナデットも、深刻に慰めるのではなく、軽口を交えながら相手の背中を押すという共通した話し方をしています。エイミー自身も、久しぶりに人から誘われた戸惑いを隠さず口にしながら、友人たちに背中を押されて少しずつ気持ちを整理していく様子を見せます。深刻に悩みを語る場面でも、最後には軽い笑い話に落ち着くという構成が、この回全体に共通する会話のリズムになっています。
キャラクター別|英語の特徴
シェルドン|恋愛の変化を論理的に処理する英語
シェルドンはこの回、エイミーが自分以外の男性と関わることをどうしても受け入れられず、極端な決闘という形で対抗しようとします。「If you intend to pursue Amy, you leave me with no choice but to put a stop to it.」と言い、(ここでは「終わらせる」という意味です)冗談のような提案を大まじめな口調で告げます。フェンシングを習い始めたばかりなのに三年後の決闘を持ち出すなど、感情の高ぶりを筋の通らない計画に変換してしまうのが、この回のシェルドンらしいところです。バーで別の女性に声をかける場面でも、失恋のつらさを認めるより先に行動を起こそうとし、統計的な理由づけを並べながら見当違いの相手を選んでしまうという、いつもの空回りを見せます。
ペニー|努力を促す短く率直な英語
ペニーはこの回、友人をからかいながらも、さりげなく背中を押す言い方をします。「I told you things would change if you plucked your eyebrows.」と言い、(ここでは「眉を整えたら状況が変わると言ったでしょう」という意味です)エイミーに新しい誘いが来たことを軽い調子で祝福します。深刻に励ますのではなく、冗談めかして背中を押すところに、ペニーらしい距離の詰め方が表れています。フェンシング教室では最初にレナードの運動神経を茶化していたペニーですが、実際に仲間たちが張り切って通い始めると、素直に応援する側に回るところも見せています。
スチュアート|自分の弱さを素直に認める英語
スチュアートはこの回、女性客が増えないコミック店の悩みを相談しながら、自分の弱さを隠さずに認める場面が目立ちます。「I get so nervous around women.」と言い、(ここでは「女性の前だととても緊張してしまう」という意味です)友人たちに素直に助けを求めます。強がらずに悩みをそのまま口にする率直さが、この回のスチュアートらしいところです。緊張をごまかす方法として聴衆を裸だと想像するトリックを使っていると明かすなど、対策を語れば語るほど余計に危うさが増していくのも、スチュアートらしい可笑しさです。それでも自分を卑下しすぎず、周囲の指摘を笑いに変えて受け止めるところに、憎めない人柄がにじみ出ています。
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