海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン5 第10話に登場する、嫉妬を認めない開き直りと大げさな仕返しの言い方です。カフェテリアで、シェルドンがスチュアートをフェイスブックで友達追加していたことをからかわれ、嫉妬を否定しながら、指摘してきた友人たちを次々とフルネームで「アンフレンド」していく様子が描かれています。
意外な行動を問い詰める言い方から、開き直りの修辞疑問、そしてフルネームでの大げさな仕返しまで見ていきます。
意外な行動を問い詰められて、開き直る修辞疑問
カフェテリアで、レナードがシェルドンの意外な行動に気づく場面から始まります。
Leonard: You’ve got to be kidding me. You friended Stuart on Facebook?
(冗談だろ。フェイスブックでスチュアートと友達になったのか?)TBBT Season5 Episode10 (The Flaming Spittoon Acquisition)
You’ve got to be kidding me. は、信じがたい事実を突きつけられた時の定番の切り出しです。friended … on Facebook のように、Facebookを動詞として使う言い方は、SNS特有のくだけた表現と言えます。
続けて、ラージとシェルドンの間で開き直りのやりとりが交わされます。
Sheldon: Don’t be silly. I’m a fan of anything that tries to replace actual human contact.
(馬鹿を言うな。実際の人付き合いを代替しようとするものなら、僕はなんでも支持している。)Raj: Please. You’re looking at Facebook to find out how their date went.
(よせよ。デートがどうだったか知りたくてフェイスブックを見てるんだろう。)Sheldon: Really? You think I care if a man, what, shared a pumpkin latte with a dynamite lady?
(本当に?ある男が、何だ、素敵な女性とパンプキンラテでも分け合ったからって、僕が気にすると思うのか?)Raj: You’re so full of it.
(見え透いてるよ。)Sheldon: You are free to believe whatever you like. And unfriend Rajesh Koothrappali.
(君が何を信じようと自由だ。そしてラジェッシュ・クースラパリをアンフレンドする。)TBBT Season5 Episode10 (The Flaming Spittoon Acquisition)
フルネームでの「アンフレンド」という大げさな仕返し
You think I care if…? は、痛いところを突かれた時に使う修辞疑問です。答えを求めているのではなく、気にしていないという態度を強調するための問いかけと言えます。You’re so full of it. は、相手の言い分をばっさり切り捨てる短いフレーズです。You are free to believe whatever you like. で相手の意見を突き放したあと、話題を変えるようにAnd unfriend…と行動で応じる流れが、この開き直りの型を際立たせています。
同じやりとりが、この後もう一度繰り返されます。
Leonard: Sheldon, why don’t you just acknowledge that you have feelings for Amy and you don’t want her going out with other men?
(シェルドン、エイミーに気持ちがあって、他の男と出かけてほしくないって、素直に認めたらどうだ?)Sheldon: And unfriend Leonard Hofstadter.
(そしてレナード・ホフスタッターをアンフレンドする。)TBBT Season5 Episode10 (The Flaming Spittoon Acquisition)
Why don’t you just acknowledge that…? は、遠慮がちに核心を突く時の定番の型です。相手の本心を指摘する問いかけに対して、シェルドンは反論の代わりにAnd unfriend [フルネーム]という行動で応じています。この後もハワードに対して同じ言い回しが繰り返され、指摘してきた友人を一人ずつフルネームで名指しする形が、大げさな仕返しの型として積み重なっていきます。
まとめ|開き直りの修辞疑問と、フルネームで積み重なる仕返し
意外な行動を問い詰められた時の開き直りの修辞疑問から、フルネームでの「アンフレンド」という大げさな仕返しまで見てきました。You think I care if…?やYou’re so full of it.のような切り返しと、And unfriend [フルネーム].という行動で応じる型の組み合わせが印象的です。
次回も『ビッグバン★セオリー』の会話を通して、英語表現の型を見ていきましょう。
このエピソードで交わされる表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも別の角度から取り上げています。


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