海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン6 第23話に登場する、大げさな不満を畳みかけたうえで話を締めくくるやりとりです。ダンジョンマスター役がレナードからハワードに変わったことに戸惑うシェルドンに、レナードが過去の例を持ち出してなだめようとし、シェルドンが畳みかけるように不満をぶつけて締めくくる場面が描かれています。
変更への戸惑いを伝える言い方から、大げさな不満を畳みかけて話を打ち切る決まり文句まで、順番に見ていきます。
変更への戸惑いを伝える言い方と、杞憂だったと指摘する返し方
レナードの代わりにハワードがダンジョンマスターを務めることになり、シェルドンはセッション開始前から落ち着かない様子です。
Sheldon: I’m not sure how I feel about Howard being dungeon master instead of you.
(ハワードが君の代わりにダンジョンマスターになったこと、僕はどう感じたらいいのか分からないんだ。)Leonard: Oh, that’s nice. But relax, sometimes change is good. Uh, you were worried about Zachary Quinto being the new Spock, but you wound up liking him.
(ああ、それはどうも。でも落ち着いてくれよ、時には変化もいいものだ。ほら、君はザカリー・クイントが新しいスポック役になるって聞いて心配してたけど、結局は気に入っただろ。)TBBT Season6 Episode23 (The Love Spell Potential)
I’m not sure how I feel about ~ instead of you は、変化を素直に受け入れられない戸惑いを伝える言い方です。対するレナードの you were worried about ~, but you wound up liking him は、過去の心配が結局は杞憂だったと指摘する定型の言い方で、不安がっている相手を落ち着かせたい時に使えます。
大げさな不満の畳みかけ方と、話を締めくくる一言
それでもシェルドンの気は収まらず、これまで何度も引き合いに出されてきたザカリー・クイントの例を、今度は畳みかけるように並べ立てます。
Sheldon: Every time the topic of change comes up, you throw Zachary Quinto in my face. I’m upset the mailman has a new haircut, Zachary Quinto. I’m upset that daylight saving time started, Zachary Quinto. I’m upset daylight saving time ended, Zachary Quinto. I’m saying this for the last time, Zachary Quinto was a weird, wonderful, unrepeatable event. So stop using him against me.
(変更の話題が出るたびに、君はザカリー・クイントを僕の顔に投げつけてくる。郵便配達員が髪型を変えただけでも不満だ、ザカリー・クイント。サマータイムが始まっても不満だ、ザカリー・クイント。サマータイムが終わっても不満だ、ザカリー・クイント。もう最後に言っておくが、ザカリー・クイントは奇妙で、素晴らしくて、二度と起きない出来事だったんだ。だからもう、それを引き合いに出して僕を責めるのはやめてくれ。)TBBT Season6 Episode23 (The Love Spell Potential)
every time the topic of ~ comes up, you throw X in my face は、同じ例を繰り返し持ち出されることへの不満を伝える言い方です。同じ構文を三度畳みかけたうえで、I’m saying this for the last time という前置きから stop using it against me という締めくくりの一言につなげる流れが、この場面の見どころです。
まとめ|畳みかけと締めの一言で、不満は言い切れる
変更への戸惑いを伝える言い方から、不満を畳みかけて話を締めくくる決まり文句まで見てきました。同じ話題を繰り返し持ち出されて言い返したくなった時、大げさに畳みかけたうえで最後に釘を刺す言い方は、そのまま会話の型として活用できそうです。
次回も『ビッグバン★セオリー』の会話とともに、英語表現の型を見ていきましょう。
同じエピソードの他のコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、場面全体の英語がより立体的に見えてきます。


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