海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
BONESシーズン4 第5話では、ブースとブレナンが「パートナーとはお互いに何かをし合う関係だ」ということを、それぞれの場面で言葉にします。序盤の何気ないやり取りと、終盤の少しくだけたやり取り、2つの場面から、支え合う関係性を表す英語表現を見ていきます。
どちらも恋愛感情というより、相棒としての信頼関係を語る場面です。ビジネスや友人関係にもそのまま応用できそうな言い回しとして眺めてみましょう。
“Partners watch out for each other.”に見る、相棒としての気遣い
新しいインターンの扱いに戸惑うブレナンに、ブースは手を貸そうかと申し出ます。ブレナンがそれを断ると、ブースは静かにこう言葉を返します。
Booth: Partners watch out for each other.
(相棒っていうのは、お互いを気にかけ合うものだろ。)BONES Season4 Episode5 (The Perfect Pieces in the Purple Pond)
watch out for someoneは「誰かのことを気にかけている、注意を払っている」という意味の表現です。危険から守るというニュアンスだけでなく、日常的に相手の様子に気を配っているという意味でも使われます。似た形のlook out for someoneもほぼ同じ意味で使われ、どちらも「相手の背中を見ている」ような気遣いを表す言い方です。ブースはこの一言で、パートナーという関係を「お互いに目を配り合う間柄」として定義しています。短い一文の中に、相棒への信頼がにじむ言い方です。
“give and take”と”quid pro quo”、持ちつ持たれつを表す2つの言い方
物語の終盤、ブースはブレナンの原稿を渡しながら、自分たちの関係についてこう語ります。
Booth: You see? How this works, huh? It’s give and take. We’re partners, huh?
(だろ? こういうものなんだよ。持ちつ持たれつってやつだ。俺たちは相棒だろ?)BONES Season4 Episode5 (The Perfect Pieces in the Purple Pond)
その後、背中の張りをブレナンにほぐしてもらいながら、二人は同じ話題を続けます。
Brennan: See? We help each other. Quid pro quo.
(でしょう? わたしたちはお互いを助け合っている。持ちつ持たれつ。)Booth: I know what that means, quid pro quo.
(それくらいの意味は分かってるさ、quid pro quoって言葉は。)BONES Season4 Episode5 (The Perfect Pieces in the Purple Pond)
give and takeは「持ちつ持たれつ」「お互いに譲り合う」という意味の、日常会話で広く使われる表現です。名詞としても”There has to be some give and take.”(お互いに譲り合いが必要だ)のように使え、関係全般の柔軟さを表す時にも便利です。一方のquid pro quoはラテン語由来の定型句で、「等価のものと引き換えに」という意味から転じて、対等な見返りのある取引や関係を指す時に使われます。give and takeの方がカジュアルで柔らかい響きを持つのに対し、quid pro quoはやや硬く、契約的なニュアンスを帯びる言い方です。ブレナンが学術的な語彙を好んで使うのに対し、ブースがそれをすぐに理解して切り返す場面は、二人の会話らしいテンポのよさが伝わってきます。
まとめ|支え合う関係を言葉にする英語表現
“watch out for each other”のようなシンプルな気遣いの表現から、”give and take””quid pro quo”のような持ちつ持たれつを表す言い方まで、パートナーシップを語る語彙にはいくつかの型があります。硬さの違いを意識して使い分けると、表現の幅が広がります。
次回も『BONES』の掛け合いから、テンポのよい英語表現を追いかけていきましょう。
同じエピソードの他のコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、場面全体の英語がより立体的に見えてきます。


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